宇宙で、スキンケア──。

一瞬、SF映画のような光景を想像した人もいるかもしれない。「株式会社ポーラ」が開発した、宇宙発想のスキンケア「コスモロジー スペースクルーキット」が、去る3月15日よりミッション開始となった、大西 卓哉宇宙飛行士の国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在中に、搭載されることが決定した。2025年3月以降、ISS長期滞在において実際に使用する予定だという。

宇宙飛行士のQOL向上を目指したこの製品、じつは、私たちが毎日当たり前に使っているスキンケアの概念を覆す可能性を秘めていた。

極限状態から生まれた
「ミニマル」という価値観

宇宙空間は、資源が限られた極限状態。水の使用制限、乾燥、閉鎖空間でのストレス……。そんな環境下では、当然ながらスキンケアも“ミニマル”であることが求められる。

「コスモロジー スペースクルーキット」は、2ステップで完了する簡潔さが特徴だという。宇宙品質を満たす機能性と、みずみずしい使用感による感性品質を両立し、限られた時間と資源のなかで、最大限の効果を発揮できるよう設計されているらしい。

このミニマルという価値観は、多忙な現代社会を生きる私たちにとっても、重要なヒントに。朝の支度に時間をかけられない、旅行先で荷物を減らしたい、そんな時に、このキットのようにシンプルで高機能なスキンケア製品があれば、時間と心の余裕を生み出せるはず。

©株式会社ポーラ

宇宙が教えてくれる「サステナブル」な生き方

ポーラが宇宙に着目した背景には、「ANAホールディングス株式会社」と2020年に発足した「CosmoSkin」プロジェクトの存在が大きい。「宇宙と地球の“未来の豊かさ”を追求」という理念のもと、宇宙空間でのスキンケア研究を通じて、地球環境への意識を高め、持続可能な社会の実現に貢献しようとしている。

「過酷な環境下においても、肌をケアすることで心を満たすような時間や、自分らしいすこやかな状態を目指すことで、宇宙生活のQOL向上とともに、地球課題の解決と地球の豊かな未来につなげたいと考えています」と、ポーラはコスモロジーについて述べている。

宇宙発想コスメで、自分と地球を大切にする

宇宙飛行士のQOL向上を目指した「コスモロジー スペースクルーキット」は、私たちにどんな気づきを与えてくれるのだろうか。

たとえば、水の使用制限がある宇宙空間での使用を想定したこの製品は、限りある資源を大切にするという意識を呼び覚ますかもしれない。使い切りのミニマルなパッケージは、プラスチックごみを減らすアクションにつながるだろう。

閉鎖空間でのストレスを軽減するような、心地よいテクスチャーや香りは、「自分を大切にする時間」の重要性を教えてくれる。忙しい毎日のなかで、ほんの数分でも自分の心と体に向き合う時間を持つことの大切さに気づかされる。

宇宙を「日常」へ……
もしもの時にも寄り添うスキンケア

宇宙という非日常的な空間で培われた技術や発想が、私たちの日常を豊かにする。そんな可能性を秘めた「コスモロジー スペースクルーキット」は、単なるスキンケア製品を超えた、「未来の当たり前」を提案しているのかもしれない。

災害時、避難生活でストレスを感じやすい肌を、宇宙品質の低刺激コスメが優しくいたわる。無重力空間でも飛び散らない処方は、水が貴重な災害時にも使いやすい。宇宙発想のスキンケアが、もしもの時にも私たちを支えてくれる。

©株式会社ポーラ

Top image: © 画像提供:NASA/JAXA



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