170センチの高身長が自慢で、コスプレイヤー・モデルとして活躍する雪野るなが、『エヴァンゲリオンレーシング サーキットメイト』の真希波・マリ・イラストリアス役として新加入を果たした。今年は、レーシングチーム結成15周年の節目の年。メモリアルイヤーに、大抜擢だ。自他共に認める「オタク」で、実は“OL兼業レースクイーン”だといい、さらに、双子の姉と一緒に芸能活動をしているというから驚きだ。念願のマリ役を射止め、並々ならぬ決意に燃えている。もともとはアニメや漫画が好きな「普通のオタクでした」 雪野るなに直撃
170センチの高身長が自慢で、コスプレイヤー・モデルとして活躍する雪野るなが、『エヴァンゲリオンレーシング サーキットメイト』の真希波・マリ・イラストリアス役として新加入を果たした。今年は、レーシングチーム結成15周年の節目の年。メモリアルイヤーに、大抜擢だ。自他共に認める「オタク」で、実は“OL兼業レースクイーン”だといい、さらに、双子の姉と一緒に芸能活動をしているというから驚きだ。念願のマリ役を射止め、並々ならぬ決意に燃えている。(取材・文=吉原知也)
世界的大ヒットアニメ作品『エヴァンゲリオン』とモータースポーツのコラボチームとして知られるエヴァンゲリオンレーシング。2025年で15周年を迎えた。また、『エヴァンゲリオン』シリーズは、アニメ作品としても1995年『新世紀エヴァンゲリオン』の初回テレビ放送開始から30周年となり、2つのアニバーサリーイヤーが重なったことで、チームはモータースポーツ業界全体を盛り上げていく熱意にあふれている。
注目の今季は、「ENEOS スーパー耐久シリーズ 2025 Empowered by BRIDGESTONE(スーパー耐久シリーズ)」と、「FORMULA DRIFT JAPAN(FDJ)2025」の2カテゴリーに参戦し、熱戦を繰り広げている。チームは5月24日~25日に、三重・鈴鹿ツインサーキットでFDJの第2戦に臨む。
「エヴァオタクとして、エヴァンゲリオンレーシングファンを増やせるお手伝いがしたいです!」。レースのお仕事に初挑戦で、スーパー耐久とFDJ、両方の晴れ舞台でデビュー。初々しい笑顔を弾かせる。
もともとはアニメや漫画が好きな「普通のオタクでした」。高校生の頃は、自分で推しキャラの衣装を作ったり、コスプレ写真をSNSにアップしたりして楽しんでいた。2019年、大学生の時にコミックマーケットで『君の名は。』のコスプレをしたところ、SNSで評判を呼び、コスプレイヤー事務所からスカウトされた。タレント、モデル、インフルエンサーなど多岐にわたる活躍を見せており、「自分を生かして大好きなことに関われるこの仕事は天職だなと思っています!」
エヴァとの出会い。初めてコスプレしたのは、綾波レイだった。高校1年の時、同じクラスの親友が一緒に鑑賞しようと誘ってくれたのがきっかけだ。
「当時公開されていた『エヴァンゲリヲン新劇場版』の『Q』までの3作品を一気に見て、衝撃でした。2人でどハマりしてしまい、勉強そっちのけでエヴァ語りをしていた思い出があります。そのままの熱でアスカ(親友)とレイ(私)のコスプレを準備し、池袋のコスプレイベントに行きました。初めてのコスプレは化粧もウイッグセットも下手で、レイのように全然きれいになれなくて、恥ずかしくて写真は消してしまったのですが、楽しかった大事な思い出になっています」。当時集めたレイとアスカのプラグスーツフィギュアは今でも自分の部屋に飾ってある。まさに筋金入りだ。
今回、ドキドキのオーディションで見事に合格した。「マリ役と伝えられた時、最高にうれしかったと同時に、『やっぱりマリ役だ!』と思いました。自分がエヴァンゲリオンレーシングのコスチュームを着るなら、『マリは3人のキャラの中で一番背が高くて私の身長にも合うし、衣装も似合うだろうな』とぼんやり思っていたので、やっぱりとなりました。正直なところ、プレッシャーもあります。歴代のマリ役の方は本当にすてきな方ばかりで、私で大丈夫かな!? という気持ちですが、不安そうにしていてはマリらしくないので、いつも自信満々なフリをしています(笑)」。熱い思いがほとばしる。
双子の姉・なな「2人ともけんかしたことは寝たら忘れます」
サーキット場を離れれば、別の顔が。「実は今でもOLとして平日会社勤めをしています。4年制の大学を卒業してから就職しました。コロナ禍で芸能のお仕事があまりない時期でもあったので、スーツで出社して、会社でパソコンに向かう日々を送っていました。やってみると楽しくてやりがいもあり、意外と今でも続いています。特に、事務職としてお金をきちんと管理して、数字を合わせて書類を作って提出するという決まりきった仕事を、問題なくこなしていくところが楽しいです」。安定した生活ができており、「今はありがたいことに、OLの仕事をしなくても大丈夫なほど芸能のお仕事をいただいているのですが、辞めたくない気持ちがあり、二足のわらじです」。現在は時短勤務で働いているという。
びっくり仰天の“正体”はまだある。一卵性の双子で、姉・雪野ななと芸能活動をしており、YouTubeとTikTokは2人で1つのアカウント「ななるな双子」を運用。コスプレ界で有名な双子キャラなのだ。「髪型や服装の好みがかなり違って、『一卵性のわりにあまり似てないね』と言われるのですが、すっぴんはそっくりです!(笑)」。
2人ともアニメや漫画が好きで、コスプレが趣味。“シンクロ率100%”だ。
「芸能活動を始めたのも、双子でコスプレをしていたことが契機になりました。実家に住んでいるので、家も一緒、お仕事も双子で活動して一緒。『双子でよかった~!」といつも思っています」。たまに姉妹げんかをすることもあるそうだが、「大抵私がミスをして、ななに叱られ、不満そうにして……というのが原因です。いつもななは姉らしく私のミスをカバーしてくれていて、頭が上がりません。いつもごめんね。でも、2人ともけんかしたことは寝たら忘れるので、仲はいいと思います(笑)」。
ニューカマーとして全力疾走の今シーズン。「レイ役の(赤城)ありさちゃん、アスカ役の(松田)彩花ちゃんに何もかも教えてもらいながら、なんとか走っています。初めてのサーキット、初めて見るレースは、間近でスピードや音を感じられて、その迫力にドキドキしました。サーキット場では、エヴァンゲリオンレーシングはたくさんのチームの中でも特に目立っています! パドックのテントも、マシンも、私たちサーキットメイトも、エヴァの世界観が統一されていて、めちゃくちゃかっこいいんです! 皆さんもぜひこれを、生で体験してみてほしいです!」。いい意味の“初心者目線”で、魅力をたくさん伝えていくつもりだ。
「私のようにレースや車に詳しくなかった人に、エヴァンゲリオンレーシングファン、レースファンになってもらいたいです。私も今年、初めてのレースに勉強の1年になります。ファンの皆様と一緒に、詳しくなっていけたらうれしいです!」と、前を見据えた。
【写真】170センチの高身長で魅力爆発、実はOL勤務も…注目レースクイーン、実際のショット
【写真:(C)カラー】
編集部の感想:
雪野るなの多才さには驚かされます。OLとしてのキャリアを持ちつつ、新人レースクイーンとしてエヴァンゲリオンのキャラクターを演じるなんて、 memang すごい挑戦ですね! オタクからの夢を形にする姿勢に感動しますし、彼女の成長を応援したいです。
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