Dimensity 9400+

 MediaTekは10日、スマートフォン向けフラグシップSoC「Dimensity 9400+」を発表した。搭載製品は4月中には発売予定としている。

 2024年10月に発表したフラッグシップSoC「Dimensity 9400」に新機能を加えた改良版。9400と同様に第2世代TSMC 3nmプロセスを採用しており、基本的な性能はほぼ踏襲しているが、動作クロック3.73GHz(Dimensity 9400は3.62GHz)のCortex-X925を搭載。通信関連機能をはじめ、AIやゲーミング関連の処理を強化している。

 通信関連では、Bluetoothによるスマートフォン端末同士の直接接続距離が最長10km(Dimensity 9400は1.5km)に達したほか、測位衛星BeiDouへの対応、最大30mのWi-Fi到達範囲の拡大などを施している。

 AI処理は引き続きNPU 890が担うが、「Speculative Decoding+」と呼ばれる技術を採用することで、コンテンツ理解/推論/マルチモーダル効率が最大20%向上したという。また、デバイス上でDeepSeek-R1-Distillの1.5B/7B/8Bモデルをサポートしている。

 ゲーミング関連でも新機能「MediaTek Frame Rate Converter 2.0+」を搭載。GPUも同様にImmortalis-G925 MC12から変わっていないが、電力効率が最大40%向上し、一部の既存タイトルについてはフレームレートの向上が見込める。

 そのほかの仕様は、メモリが最大LPDDR5X-10667、ストレージはUFS 4+MCQ、ディスプレイはWQHD+/180Hz、カメラセンサー解像度は最大3億2,000万画素、動画撮影は8K/60fpsまで対応する。



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