土曜日, 6月 28, 2025
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ホームニューステックニュース10歳娘「凡ミスの多い人ってプログラマーに向いてるよね」 #発達特性 - Qiita

10歳娘「凡ミスの多い人ってプログラマーに向いてるよね」 #発達特性 – Qiita



10歳娘「凡ミスの多い人ってプログラマーに向いてるよね」 #発達特性 - Qiita

娘(10歳)「ねぇ、パパ」

ワイ「なんや、娘ちゃん」

娘「わたし思うんだけど」
娘「凡ミスの多い人って、プログラマーに向いてるんじゃない?」

ワイ「え、何を言うてんの」
ワイ「ミスが多い人はアカンやろ」
ワイ「そんな同僚いたら困るで」

娘「いや、そんなことないと思う」
娘「どっちの意見が正しいか、パパの𝕏でアンケートしてみてよ」

ワイ「まぁいいけど、結果は見えてるで」
ワイ「向いてる訳ないんやもん」
ワイ「カタカタカタ・・・ッターーーン!」
ワイ「アンケート投稿したで!」

ワイ「お、𝕏に通知が来とる」
ワイ「アンケートの結果が出たみたいや」

ワイ「・・・まじか」
ワイ「わずかやけど『向いている』の方が多いやん・・・!」

娘「やっぱりね」

ワイ「てっきり『向いていない』が圧勝かと思ってたわ・・・」
ワイ「でも、なんでなんやろ」
ワイ「そもそも、娘ちゃんは何で向いてるって思ったの?」

娘「えっとね」

娘「ママってADHD(注意欠如・多動症)じゃん?」

ワイ「せやな。よめ太郎さんはADHDの診断を受けとるな」

娘「で、忘れ物とか、うっかりミスが多いじゃん」

ワイ「せやな」

娘「で、それによって──」

よめ太郎「気をつけても、やっぱミスした」

娘「──っていう学習データを、人生の中で何度も積んできてるじゃん」

ワイ「まぁ、せやな」

娘「だからこそ、逆に──」

  • 自分を信じるべからず
  • 仕組みで解決すべし

娘「──っていう思考モデルができてると思うの」

ワイ「・・・と言いますと?」

娘「ママってさ」
娘「ゴミ出しの日の前日には必ずアラームが鳴るように設定したりとか」
娘「財布を忘れた時のために、5,000円だけ入れたSuicaを全てのカバンに入れてあったりとか」

ワイ「おお、確かにそういう工夫が上手よな」

娘「そう」
娘「忘れないようにするんじゃなくて、忘れても何とかなるようにする」
娘「そういう『仕組み化』が得意になってるじゃん」

ワイ「なるほどな」

娘「そこがプログラミングとか開発にも活きるかな?って思ったの」

  • コーディング規約を破らないように皆で気をつける
  • デプロイをミスしないように皆で気をつける
  • バグが出ないように皆で気をつける

娘「↑こう、みんなで気をつけるのもいいけど」
娘「それを仕組み化するのも凄く大事じゃん?」
娘「例えば──」

  • リンターやフォーマッターを導入して、コーディング規約を強制する
  • CI/CDを使用して、自動テストや自動デプロイを強制する
  • 単純なミスによるバグは、型システムやコンパイラで静的解析して事前に修正する

娘「──とかさ」

ワイ「おぉ〜、確かに」

娘「チームの中にそういう人がいると、結果的にチーム全体のミスが減るじゃん?」

ワイ「おお〜、そうやなぁ」
ワイ「そう考えると、めっちゃメリットあるかもな」

娘「そもそもさ」
娘「その特性が致命的に有害だったならさ」
娘「その遺伝子は現代まで生き延びていないはずなんだよ」

ワイ「まあ、進化論的には」
ワイ「ほんまに有害な特性だったら淘汰されてるはずやもんな」

娘「それなのに、発達障害の人は世界中に何億人も存在する・・・」
娘「どうしてだと思う?」

ワイ「えーと、それはな」
ワイ「・・・分かりませんやで」

娘「何らかのメリットがあったからだよ」
娘「例えば、不注意な傾向が強い個体がいたことで」
娘「逆に、ミスを防ぐ仕組みが強化されて、群れ全体にもメリットが生じた、とか」

ワイ「なるほどな」
ワイ「人間は社会的な動物やから」
ワイ「群れレベルで考えるのが大事なんやな」

娘「そうそう」
娘「ほかにも、ひねくれた思考をする個体がいたおかげで」
娘「そういう考え方もあるのか?という議論が生じて」
娘「群れ全体の中庸な思考を促進させた、とか」

ワイ「なるほどなぁ」
ワイ「発達特性のある個体も、何らかの形で群れに寄与していたからこそ」
ワイ「群れ全体の生存や繁栄に貢献していたからこそ」
ワイ「群れとともに現代まで生き延びたんかもな」

娘「そうだよ」
娘「現代・・・っていうかここ200年くらいは」
娘「画一的な学校教育の中で、みんなを均質に扱おうとするから」
娘「そういった特性が『障害』なんて呼ばれてるけど」
娘「本当は、色んな人が必要なんだよ」
娘「実際、今回のアンケートでも似たようなご意見をいただいてたよ」

ワイ「おぉ〜、賢い人がおるもんやな」
ワイ「っていうか、人類の歴史の中で、ミスを防ぐ便利な道具たちを生み出してくれたのは」
ワイ「実はそういう人たちなのかもしれんよな」

  • 凡ミスの多さはマイナス要素もあるが、それを補う工夫が強みに転じることもある
  • 「自分を信じず、仕組みで解決する」思考は、ソフトウェア開発において重要な資質

ワイ「↑ってことやな!」

娘「まあ実際、凡ミスが多いかどうかだけじゃ」
娘「プログラマーとしての資質があるかどうかは測れないと思うし」
娘「凡ミスが多い人だけを集めても困りそうだし」
娘「だからこそ、アンケート結果も割れてたのかもね」
娘「でも、そういった特性がメリットになることも十分ありそうだよね!」

〜おしまい〜





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