金曜日, 8月 1, 2025
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ホームニューステックニュース🚀 Claude Code × Serena MCP:もうバージョンダウンしなくても良いのか...?

🚀 Claude Code × Serena MCP:もうバージョンダウンしなくても良いのか…?


📖 はじめに – Claude Codeのパフォーマンス低下問題

最近、X(Twitter)でClaude Codeのパフォーマンスに関する以下のような投稿を多く見かけます。

  • Claude Codeの応答精度が低下している
  • Claude Codeの出力品質に不満がある
  • 最近のClaude Codeの動作が期待に沿わない

GitHubでも以下のようなissueが立てられて、Claude Codeのバージョンダウンしようみたいな風潮があります。

https://github.com/anthropics/claude-code/issues/4487

実際に使用していると、CLAUDE.mdに記載された指示の見落としや、プロジェクト構造の把握精度の低下を感じることがあります。
しかし、バージョンダウンすると最新機能の/agentsplan modeが使用できなくなるため、最新版を使いながらパフォーマンスを向上させる方法を模索していました。

そこで見つけたのが「Serena MCP」です。

🎯 Serena MCPとは?

Semantic Retrieval & Editing noetic agentの略で「Serena」です。
日本語訳すると「セマンティック検索・編集型の知的エージェント」みたいな感じです。
ライブラリの名前ってオシャレなの多いですよね〜

Serenaは、プロジェクトのコンテキストを効率的に管理し、Claude Codeの理解力を向上させるMCP(Model Context Protocol)サーバーです。
プロジェクト構造をセマンティックに分析し、必要な情報を適切にClaude Codeに提供することで、より正確な出力を実現するそうです。

Serena自体の詳しい説明についてはGitHubリポジトリのREADMEを参照してください

https://github.com/oraios/serena/blob/main/README.md

🛠 Mac環境での環境構築

Serenaには複数のインストール方法があります。あなたの環境に合わせて選択してください。

📋 前提条件

  • macOS(Intel/Apple Silicon対応)
  • Claude Code がインストール済み
  • Homebrew がインストール済み

方法1: uvxを使った直接実行(推奨)

最も簡単な方法です。事前のインストールが不要で、常に最新版を使用できます。
自分もこの方法を使っています。手頃で良い感じです。

https://github.com/oraios/serena/blob/main/README.md#using-uvx

Step 1: uvのインストール

Step 2: Claude Codeへの登録

プロジェクトディレクトリで以下を実行:

claude mcp add serena -- uvx --from git+https://github.com/oraios/serena serena-mcp-server --context ide-assistant --project $(pwd)

方法2: ローカルインストール

より細かい制御が必要な場合や、オフライン環境で使用する場合に適しています。

https://github.com/oraios/serena/blob/main/README.md#local-installation

Step 1: Serenaのクローンとインストール


mkdir -p ~/Developer/mcp && cd ~/Developer/mcp


git clone https://github.com/oraios/serena
cd serena


uv run serena-mcp-server

Step 2: Claude Codeへの登録


claude mcp add serena -- uv run --directory ~/Developer/mcp/serena serena-mcp-server --project $(pwd)

方法3: Docker(⚠️)

隔離された環境で実行したい場合はDockerを使いましょう
注意: Docker版はまだ本番Readyではなく、いくつかの制限があるそうです。

https://github.com/oraios/serena/blob/main/README.md#using-docker-experimental


docker run --rm -i --network host \
  -v ~/Projects:/workspaces/projects \
  ghcr.io/oraios/serena:latest \
  serena-mcp-server --transport stdio

方法4: SSEモード(トラブルシューティング用)

https://github.com/oraios/serena/blob/main/README.md#sse-mode

標準のstdio通信で問題が発生する場合:


uv run --directory ~/Developer/mcp/serena serena-mcp-server --transport sse --port 9121



```動
uv run --directory ~/Developer/mcp/serena serena-mcp-server --transport sse --port 9121

✅ 動作確認

Serena MCPが起動すると、ブラウザで http://localhost:24282/dashboard/index.html が自動で開くはずです。

🎮 実際の使い方

1️⃣ プロジェクトの初期化

新しいプロジェクトでSerenaを使い始める際:


cd /path/to/your/project


claude

Claude Code上で、/mcpを入力して、Serena MCPの起動状況を確認

以下のような表示なればOK


Claude Codeのチャットで以下のコマンドを実行:

/mcp__serena__initial_instructions

または自然言語で:

read Serena's initial instructions

これにより、Serenaがプロジェクトをスキャンし、コードの構造を理解します。
このスキャンは1回走ると、.serenaディレクトリを新規作成します
そのディレクトリの中に、project構造などのmemoryをmd形式で複数作成してくれます。(CLAUDE.mdみたいな感じかなと思ってます)

🔧 設定のカスタマイズ

グローバル設定

~/.serena/serena_config.yml でグローバルな設定が可能:

https://github.com/oraios/serena/blob/main/src/serena/resources/serena_config.template.yml

プロジェクト固有の設定

プロジェクトディレクトリに .serena/project.yml を作成:

https://github.com/oraios/serena/blob/main/.serena/project.yml

🚀 さらなる活用

他のツールとの連携

SerenaはClaude Code以外にも様々なMCPクライアントと連携できるので、Claude Code以外に恩恵を得られるはずです。

  • IDE統合: VSCode, Cursor, IntelliJ
  • CLI ツール: Cline, Roo Code, Goose
  • その他: Windsurf, Agno

コミュニティとサポート

🎯 まとめ

Serenaを使ってまだ3日くらいですが、かなりClaude Codeの出力精度が上がっている気がして、実装中の不満が格段に減りました。(個人の感想です。)
AI系のツールって最初の数回使って期待値を下回ったらすぐ使わなくなって、次のツールに移るみたいなことが多いんですが、Serenaは期待値を上回る結果でこれからも使い続ける予定です!

現状のClaude Codeに満足していない方、Serenaを導入してみませんか?
他にも良いツールあれば教えてください!



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