ＳＥＣ、デジタル資産規制で十分な権限を持つ－アトキンス新委員長 – Bloomberg

米証券取引委員会（ＳＥＣ）のアトキンス委員長は25日、議会による新たな立法措置がなくても、ＳＥＣにはデジタル資産を規制する「十分な裁量権がある」と述べた。

　　ＳＥＣ委員長に先週就任したばかりのアトキンス氏が、首都ワシントンで開かれた暗号資産（仮想通貨）関連イベントで発言した。米議会ではデジタル資産の市場構造に関する法案の大枠が現在審議されており、ＳＥＣと商品先物取引委員会（ＣＦＴＣ）のどちらを主な規制・監督機関にすべきか明確になる可能性がある。

　　アトキンス氏は、ＳＥＣ本部で開かれた暗号資産規制に関する公開円卓会議で記者団に対し、「議会の支援を得ることは常に良いことだ。われわれの取り組みを裏付ける法令があれば、なお良い」と語った。

　　議会や業界団体、特にデジタル資産関連企業の主要投資家であるアンドリーセン・ホロウィッツは、市場構造法案とステーブルコイン規制法案を組み合わせて可決・成立を目指すべきか検討している。上下両院の関係委員会を既に通過したステーブルコイン規制法案は、両院本会議での承認が必要だ。

原題：SEC Already Has Ample Authority to Oversee Crypto, Atkins Says（抜粋）