月曜日, 5月 19, 2025
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EVバッテリーの中国CATL、20日に香港上場-投資家が強い関心 – Bloomberg


米国防総省による名指しの批判米議会の監視、そして世界的な貿易戦争にもかかわらず、電気自動車(EV)用バッテリーで世界をリードする中国の寧徳時代新能源科技(CATL)が世界で今年最大級の株式発行を完了した。

  CATLは20日に香港への重複上場を果たす予定で、今回の上場プロセスで46億米ドル(約6700億円)を調達。仮条件の上限となる1株当たり263香港ドル(約4900円)で新株が発行された。需要の強さを受け、投資家への配分が15%積み増しされた。

CATLの第1世代CIIC(CATL Intelligence Integrated Chassis)(4月、上海の研究開発施設での試乗会で披露)

Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

  CATLは米国に関係するリスクを回避するため、今回の取引から一部の米機関投資家を除外した。それでも、投資家らは同社が世界EV用バッテリー市場で約38%のシェアを持ち、2位の中国EV最大手、比亜迪(BYD)の倍以上であることを評価し、強い関心を寄せた。

  また、CATLの顧客にはテスラやフォルクスワーゲン(VW)、フォード・モーター、メルセデス・ベンツグループなど大手企業が名を連ねる。 

  CATLは技術革新の最前線にも立っており、先月にはバッテリー「神行」の改良版を発表。わずか5分間の充電で520キロの航続距離を実現可能とし、BYDが先に発表した「5分で400キロ充電可能」とする新システムを上回る性能だとアピールした。

  CATLはすでに中国本土で株式を上場しているが、香港上場により世界の投資家にとってCATL株へのアクセスが容易になる。

  エドモン・ドゥ・ロスチャイルド・アセット・マネジメントのファンドマネジャー、ビン・ユアン氏(パリ在勤)は「CATL株をさらに買い増しても問題ないと考えている」と述べ、他の欧州拠点の投資家からの強い需要も、CATLが中国と欧州の産業・金融の橋渡し役となっていることを裏付けていると説明した。同氏はすでにCATLの深圳上場株を保有している。

原題:CATL Shrugs Off US Blacklisting for Blockbuster Hong Kong Debut (抜粋)



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🧠 編集部の感想:
CATLの香港上場は、電気自動車市場における中国の影響力を再確認させる出来事です。米国からの制裁や圧力にも関わらず、高い投資家関心を引きつけたことは、同社の競争力を示しています。今後も技術革新を軸に、持続可能な成長が期待されます。

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