月曜日, 6月 16, 2025
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ECBラガルド総裁、高い不確実性で「特定の金利パス約束できない」 – Bloomberg



欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は25日、国際通貨基金(IMF)春季総会での声明で「ディスインフレは順調に進行している」としつつ、高い不確実性により、金利について明確な方向感を示すのは不可能とし、慎重な姿勢を促した。

  ラガルド氏は「基調的なインフレ率を示すほとんどの指標は、インフレ率が持続的に中期目標近辺に落ち着くことを示唆している。今後、インフレ率は2%の目標付近で推移すると予想される」と述べた。

  一方で「特にショックの大きさや広がりが非常に不確実な場合、特定の金利パスを約束し、確実性を提供することはできない」と述べた。

  ECBは先週、現在の利下げ局面では7回目の利下げをした後も、ほとんどの政策立案者は次の政策について慎重な姿勢を維持している。トランプ米大統領の通商政策がユーロ圏経済に重くのしかかる中、さらなる緩和が必要な可能性を示唆する向きもある。同時に、インフレ率が今年中に2%に戻るとの見方も強まっている。

  来週発表される4月の消費者物価指数(CPI)は、ブルームバーグのまとめでは市場の中央値が2.1%と、再び鈍化が予想されている。コア・インフレ率はわずかに上昇する可能性がある。

  市場は現在、6月の次回ECB政策委員会会合での追加利下げをほぼ確実視しており、年内さらに1、2回の利下げがあるとも予想している。

  ラガルド氏は「世界の通商関係の大幅な緊張悪化」に触れ、「経済成長の下方リスクが増している」と指摘した。

原題:ECB’s Lagarde Sees Euro-Area Inflation Hovering Around 2% Target(抜粋)



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