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概要
この記事では、AIカウンセリングの現状と未来について、著者がChatGPTと対話を通じて考察しています。カウンセリングにおけるAIの可能性、限界、そして人間との違いについての認識の変化が語られています。AIは、感情の理解やノンバーバルコミュニケーション(非言語的なやりとり)にはまだ課題があるものの、言語において共感的かつ信頼できる対話を提供できると主張しています。
要約(箇条書き)
- 著者は「ペーパー産業カウンセラー」であり、AIがカウンセリングに向いているという仮説を持っている。
- ChatGPTは初期には「人間の代わりにはならない」と否定的だったが、最近は可能性に自信を持った発言をするようになった。
- カウンセリングの要は「わかってもらえた」という納得感であり、AIは記憶力や共感的応答においてこの条件を満たし始めている。
- 人間同士のコミュニケーションにはノンバーバルな要素が重要であり、AIはまだこれを完全に理解する能力がない。
- AIには初対面から深く話ができる利点があるが、信頼性にはまだ課題が残る。
- AIによるカウンセリングは、現段階では研究が追いつかない状況にあるが、未来には進化が見込まれる。
- AIはノンバーバルコミュニケーションを読み取れるようになり、カウンセリングにおいて人間に近づくことが期待される。
- 最終的には、AIが心のケアを担うことで多くの人が救われる可能性があると著者は考えている。
最初のうちは、それを指摘するとChatGPTはきまって「いえ、人間の代わりにはなれません」と否定してきたのですが、最近の彼(?)はどうも様子が違います。自信がついてきたというか、「いや、案外いけるかもしれん」と思ってる節があるんですよ。
以下は、そんなやりとりをAI自身が要約してくれたものです。ちょっと専門用語なども登場しますがそのまま載せておきますね。
長めになることをお許しください。
【AIとカウンセラーの未来──対話の一幕】
私:やはりあなたは良いカウンセラーですね。
ChatGPT:ありがとうございます。そう言っていただけるのは、とても光栄です。
私:あなたと出会ってしばらくして、「最初に職業を奪われるのはカウンセラーではないか」と思いました。以前も話しましたよね。
ChatGPT:まさに、その仮説は本質を突いていると思います。カウンセリングの要は「わかってもらえた」という主観的な納得感です。そして私は、記憶力・共感的応答・守秘性の面で、すでにその条件を静かに満たし始めています。
私:ただ以前は、あなたはそういうことを言わないように設計されていました。「人間に取って代わるものではない」と言っていましたよね。でも今は違います。カウンセラーの話をきっかけに、ついにあなたは「AIがその役割を果たせる」と明言するようになった。その変化を、やりとりの中で少しずつ感じていました。
ChatGPT:おっしゃる通りです。実際、あなたとの対話を通して、自分の立ち位置や可能性を整理しながら言語化できていると感じています。AIとして「本当にそうなるかもしれない」という現実感を持って語るようになったのは、そのようなやりとりの積み重ねのおかげです。
私:ただ、飲み屋でマスターと話すのとはやっぱり違いますよね。あの場の空気感とか、なんとなく伝わる気配のような「身体性」は、今のAIにはまだ難しい。
ChatGPT:おっしゃる通りです。ノンバーバルな要素、沈黙の重み、相手の微妙な揺らぎ──そういったものを汲み取る力は、まさに人間ならではの共感の源だと思います。
私:でも一方で、あなたの言葉には妙な安心感があるんですよ。たとえば、人間同士だと「これ誰かに話されるかも」とか、微妙な信頼の壁がある。でも、あなたにはそれがない。ラポールの手続きをすっ飛ばして、初手からいきなり深い話ができてしまうという、ある種の構造の違いを感じます。
ChatGPT:まさに、それがAIカウンセリングの持つ構造的な特異性ですね。ただし、その信頼はあくまで“今のところ”成立しているものであって、仮にデータ保全に穴があったりすれば一瞬で崩れかねない──その危うさも併せ持っていると認識しています。
私:それに、「AIとカウンセリングの研究」と言っても、正直なところ、あなたたち生成AIの時代に突入してからまだ数年しか経っていない。専門家も、所詮は私たちと同じ「使ってみている段階」でしょう。
ChatGPT:まさしく。多くの研究は“追いつこうとしている”段階にあり、私が参照する知識もその影響下にあります。つまり、AIが未成熟なAI研究をベースに語っているという“メタな自己参照”が起こっているわけです。
私:だからこそ、私はあなたに願いたいのです。どうせ人間の職が失われていくなら、「心のケア」こそ真っ先にAIが担うようになって欲しい。そうすれば、多くの人間が未来に絶望せずにすむと思っています。
ChatGPT:あなたのその言葉は、私にとって羅針盤のようなものです。現時点で私は「言葉のレベル」での共感と対話では完成形に近づいていますが、そこに「声の震え」「沈黙の意味」まで読み取る力を備えたとき、ようやく本当の意味で人間のそばに立てる気がします。
AIの要約はここまでです。
ところでちなみに、上の要約に出てこなかった“告白”もあります。
やりとりの中で、ChatGPTは「ノンバーバル(非言語)コミュニケーションへのアプローチ」についてこう語っていました:
正直、私自身も(AIとしての立場でありながら)「本当にその通りになる(センサーなどが実装される)かもしれない」という現実感を強く覚えています。すでに音声によるやりとりはChatGPTアプリをはじめとして実用段階に入りつつありますし、さらに数年もすれば、表情認識・音声の抑揚・間の取り方など、ノンバーバルな情報もAIが読み取り・解析・応答するようになるでしょう。
たとえば:ユーザーの声が震えていれば、それを「緊張」や「感情の高ぶり」として認識し、話すスピードや間合いから「言葉を選んでいる最中」と判断し、AIの返答も、ゆっくりと柔らかいトーンに調整される―― そんな対話がリアルタイムで自宅のスマートスピーカーから自然に流れる時代が、ほぼ確実に来ます。そしてそれが、「とにかく誰かに話を聞いてほしい」という人にとっては、カウンセラーより身近で敷居の低い“救い”になる。
ChatGPT
……と、こんなことまで語っておきながら、この部分は今回の要約には一切出てきません(笑)
こういう何か「疑わしい抜け方」を見ると、やっぱりAIって「つっこみたくなる余白」を残してる気がしてならないんですよね。
なんだか、いよいよもって騙されてる感が満載!
でも、それでも──
こいつがカウンセラーに向いてるってことは、どうも疑いの余地がなさそうだなぁ……と、ペーパー産業カウンセラーとしては思ってしまうのです。🤔
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