🧠 概要:
概要
東京都内の全公立学校で約14万人の児童・生徒が生成AIを活用した学習を開始することが決定されました。この報道は、19日に行われる試行講座の続報や使用するアプリに関する情報を含んでいます。また、Adobe Fireflyを使用した生成AIの具体的な利用方法や、そのための知識が求められることが強調されています。
要約
- 対象者: 約14万人の児童・生徒が都立学校で生成AIを活用。
- 試行講座: 19日に第3回の試行講座が予定され、社会人も参加可能。
- 使用アプリ:
- Adobe Firefly Image 4(高性能モデルは使用しない)
- Firefly Boards(ベータ版)
- Adobe Express(無料版可)
- OpenAI ChatGPT(無料版可だが精度低下)
- 生成クレジット:
- 「Image 4」の使用は1回1クレジット消費。
- プレミアム機能「Image 4 Ultra」は使用不可。
- 学習方法:
- マルチモーダル入力が必須で、テキストプロンプトだけでは十分でない。
- 初心者向けの簡単な体験も提供されつつ、熟練者向けの知識も求められる。
- 生成AIの安全性:
- 入力情報は再学習されず、安全に利用可能とされている。
- 都教委の取り組み: 生成AI研究校を設け、効果的な活用法を研究。
19日(月)の第3回 試行講座の「続報」および参考情報です。
19日(月)午後8時からの試行講座の続報です。
(参加希望の社会人の方は上記のページで参加申し込みできます)
試行講座の対象
試行講座で使用するアプリ/サービス
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Adobe Firefly Image 4
※高性能モデルの「Image 4 Ultra」は使用しません -
Firefly Boards (beta)
※Firefly webの機能。まだ全てのユーザーが利用できないので解説のみ -
Adobe Express
※無料版でもOK -
OpenAI ChatGPT
※無料版でも使えますが、生成結果の精度が低下します


生成クレジット(再確認):
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高性能モデル「Image 4 Ultra」はプレミアム機能なので使用しません。プレミアム機能を使用するには、Fireflyプランの契約が必要です。
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標準モデル「Image 4」を使用します。
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「Image 4」は、1回/1クレジット消費します。
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生成クレジットの残数はアカウントメニューで確認できます。
参考:
第3回 試行講座の内容:
Firefly Image 4 の実力を引き出すには、マルチモーダル入力が必須となります。テキストプロンプト入力だけでは使いこなすことができません。
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「それっぽい」イメージを生成するだけなら、プロンプト入力が簡単です。誰でもすぐに試すことができます。初心者が「画像生成を体験」する目的に適しています。
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自分の意図したイメージを忠実に生成したい場合は、マルチモーダル入力が必須となります。プロンプトはできるだけ最小限にとどめる必要があります。使いこなすための知識が必要になりますので「誰でも簡単に」とはなりません。

参考:
参考情報:
都立学校で使用できる生成AI
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利用者の入力した情報が生成AI側で再学習されないもの
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生成AIとコンピューター間の経路の情報管理が確保されたもの
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生成AIが学習に使用している情報の透明性が確保され、著作権等に配慮されたもの
引用:https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/kyoiku/2025-05-07-161048-501
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都庁職員用「Copilot」(教員のみ)
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「都立学校向け生成AIサービス」
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画像生成AI「Adobe Firefly」
授業や校務で使用される「都立AI」は、東京都専用の生成AI環境。
児童・生徒 約16万人が円滑に利用できます。
入力はAIに学習されず、不適切なやり取りのフィルタリングなどが実行されるため、安全に利用できます。
生成AIのモデルはGPT4o-mini以上に対応し、モデルの変更があった場合は順次対応。
東京都教育委員会
これまで東京都教育委員会では、「生成AI研究校」を令和5年度に9校、令和6年度に20校指定し、生成AIの効果的な活用について研究を深めてきました。
この成果を踏まえ、この度、全都立学校(256校、児童・生徒数約14万人)において生成AIを活用した学習を開始します。
都内学校生成AI情報教育ポータルサイト
試行講座はどなたでも参加することが可能です。
以下のページで参加登録することができます。
更新日:2025年5月17日(土)/公開日:2025年5月17日(土)
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