中国・上海で2025年7月11日から7月13日まで開催中の「BiliBili World 2025」にて,Saroasis Studioの新作「Rewinding Cadence」がプレイアブル出展されていた。
![]() |
![]() |
「Rewinding Cadence」公式サイト
「Rewinding Cadence」は,タイムループをテーマにした,高い自由度を持つというオープンワールドゲームだ。試遊では,オープンワールド要素は見られなかったものの,街を散策したり,ボス戦を体験したりできた。
本作の主人公は,42日間の「死のループ」に入り,その運命を変えるため孤独な旅に挑む。「運命を変える」という点で,本作の特徴となっているのが,選択肢によって分岐するストーリーだ。
![]() |
NPCとの会話中,選択肢が表示されるのだが,例えばNPCがこちらに倒れてくるような場合,避けようとするなら「敏捷」「回避」のステータスを参照して20面ダイスを振るという,TRPGのような処理が行われる。達成値以上の数値を出して成功できるかどうかで,物語の展開が変わってくるだろうし,選択肢によっては「幸運」「感知」や「防御」「力量」など,さまざまなステータスが求められたので,どれを選ぶかでも分岐しそうだ。
また,タイムループをテーマにしているだけあって,一度見た展開を遡って,やり直す機能も用意されているようだった。
![]() |
![]() |
![]() |
個人的に,本作で気に入ったのが戦闘だ。基本的な操作は,「原神」を遊んだことがある人なら説明なしにほぼ分かるレベルで,さらにアニメ調グラフィックスが採用されていることもあり,パっと見,似たようなゲームという印象を受ける。ただ,触ってみると,本作は濃厚なアクションゲームとして作られていることが分かる。
![]() |
本作の戦闘は,まず敵に攻撃を続けてゲージを削り切り,ダウンさせてから攻撃をたたき込むのが基本だ。
加えて,パーティメンバーが3人いるのだが,それぞれ個人の必殺技を持つ以外に,通常攻撃でゲージを溜めると,キャラクター交代時に別の必殺技が発動するという要素がある。各キャラクターごとの必殺技ゲージと,パーティ共有の交代技用のゲージがあるという理解でいいだろう。
そのため,効率的にダメージを与えるには,3人のパーティメンバーを適切に運用しつつ,各ゲージの管理が求められる。
![]() |
試遊では,ボスの難度を3段階から選べたのだが,最高難度のボスの攻撃は苛烈で,しっかりとモーションを覚えないと太刀打ちできない。敵の攻撃に対して,プレイヤーはジャスト回避や,特定の技に対してタイミングよく[F]キーを押すカウンター(パリィよりQTEに近い)を駆使して立ち回ることになり,操作はかなり忙しい。
いわゆる死にゲーが好きな筆者は,つい夢中になって遊んでしまったが,本作の「死のループ」はそういう意味ではないと思う。
![]() |
戦闘の様子は,公式サイトのこちらの投稿にあるPVを見ると分かりやすい。アニメ調のグラフィックスで激しい戦闘を楽しみたい人は,注目しておきたいタイトルになりそうだ。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
「BiliBili World 2025」公式サイト
4Gamer「BiliBili World 2025」関連記事一覧
🧠 編集部の感想:
「Rewinding Cadence」のプレイレポを読み、アニメ調の美しいグラフィックスとガチアクションが魅力的だと感じました。特に、タイムループをテーマにした物語と選択肢によるストーリー分岐は、プレイヤーの行動に影響を与える面白い要素ですね。戦闘のシステムも濃厚で、死にゲー好きにはたまらない作品に仕上がっているのではないでしょうか。
Views: 0