土曜日, 5月 17, 2025
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<第40回>コンサルの働き方、どこからがブラック?って話外資系うさぎのちょこさん

🧠 概要:

概要

この記事では、「やさしい、コンサル。」というPwCの採用広告のメッセージを取り上げ、コンサル業界における働き方の現状や求められる人物像について考察しています。著者は、コンサルタントに必要な「やさしさ」とは何か、そして実際の労働環境が「ハードワーク」とどう関連しているかを論じています。

要約

  • コンセプトの紹介: PwCの採用広告「やさしい、コンサル。」について再考察。
  • 期待される人材の要素:
    • チームで最大限の成果を出せる人。
    • 心理的安全性を重視できるリーダー。
    • 他者の成長に投資できる姿勢を持つ人。
    • クライアントやチームとの信頼関係を築ける人。
  • 誤解の発生: 「やさしい、コンサル。」が「労務環境がやさしい」という誤解を生んでいる。
  • 働き方の現状: 超長時間労働は減少したが、依然として「ハードワーク」は存在。
  • 適切な労働環境: 36協定内での働き方が「ホワイト」とされるべき。
  • 改善の必要性: 厳しい労働条件に対する期待が高まる中で、健全な労働環境の構築が求められている。

<第40回>コンサルの働き方、どこからがブラック?って話外資系うさぎのちょこさん

外資系うさぎのちょこさん

2025年5月17日 01:41

どうも、外資系うさぎのちょこさんです。

「やさしい、コンサル。」
2022年にPwCが出した採用広告のキャッチコピー、すっかり定着した感ありますよね。

せっかくなので、改めてこのメッセージがどんなものだったか、読んでみましょう。

ちょこさん自身もすっかり「やさしい、コンサル。」という破壊力のあるフレーズだけ記憶してしまっていたのですが、よくよく読むと結構高い期待値で「やさしさの中でも強さを生みだせる、勇気あるコンサル志望者たち。どうぞ、一歩前へ」ってことを言っていることに改めて気づきました。

このメッセージから読みとれる「これからのコンサルに必要なのはこういう要素」ってだいたいこんな感じですね。

共創・協調をベースにした成果志向がある
ゴリゴリの個人プレーではなく、「チームで成果を最大化」できる人

心理的安全性を重んじるリーダー・メンバーになれる
部下やメンバーがミスを恐れず、素直に助けを求められるように場を整えられる人

人の“らしさ”や成長意欲に向き合える
意思や熱意のあるアサインが成長と成果を生むと信じ、他人のポテンシャルに投資できる人

相手と関係を築く“やさしさ”を、業務の中で発揮できる
クライアントとも、社内チームとも、関係性を通じて信頼を得られる人

そう、別に「ハードワークも厳しいレビューも、これからの時代はそういうの、ダメだよ!」なんてこと、1ミリも言ってないということにお気づきでしょうか。

恐怖政治のような「スタッフ詰め放題!」なんてのとは決別しつつも、そのうえで、「高いバリューを自発的に出していきましょう」ってやるのは、周囲からのプレッシャーがなくとも、自分で自分を律してアウトプットを出し、成長し続けられる、というとんでもなくスーパーサイヤ人なタイプを求めてることに他ならないのですが、どうもそうは伝わってないっぽいんですよね…。

いや、本当にこれができる人材ばかり集まるんだったら、コンサル業界共通の悩みの「大量採用による品質低下」とは無縁の組織を作り上げられるはずですからね…。

で、実際のところどんな受け止められ方になっているかというと…

と、「労務環境がやさしい」、「スタッフにやさしい」という、どうみても「そんなことあの広告には書いてない」、という誤解がすっかり定着してしまっているようです。

残念ながら、「やさしい、コンサル。」のコピーが綺麗で破壊力が強すぎた結果、広告の意図と違う伝わり方しちゃったんだろうなー、ってパターンでしょうかね…。

というわけで、ここまでは前置きなのですが、今回のでは「じゃあ実際のコンサルの働き方、そこに”やさしさ”はあるんか?」って話をしていこうと思います。

一時期と比べて、明らかに持続可能でない超長時間残業をみんながみんなやっている、みたいな世界は確かに終わりましたが、それでもまだ「ハードワーク」と呼ばれるような働き方は当たり前に残ってるのが現状ですね。

他の業界に比べて明らかにお高いコンサルフィーを請求し、コンサルタントのお給料も「やさしい、コンサル。」で学卒初任給665万(30時間/月のみなし残業込)と非常に高いので、「ハードワークとは無縁」なんて世界は一生来ないだろうものの、業界が拡大したなりに、「大勢がある程度安心して働けるライン」は作っておかないといけないよね、とも思ってます。

結論からいうと、「36協定の範囲内なんだったらホワイト」くらいでちょうど良いんじゃないか、ってのがちょこさんの持論です。

各種ハラスメントとか、サービス残業はさすがに論外ですが、この範囲くらいならしっかり頑張る前提でいた方が、変な「ホワイトさ」を期待して後で勝手に幻滅して…なんて誰も幸せにならない事態を回避できますからねね…。

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外資系うさぎのちょこさん

プロの転職家、渡り兎。今は小さなコンサルファームの社長。有益な情報を呟いたり有益なを書いたりします。フォローすると有益になれます。・Amazonアソシエイト・WorkCircleアンバサダー・Mondアンバサダー



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