🧠 概要:
概要
記事では、起業における顧客の声の重要性と、それが経営者の個人的なビジョンとどう交わるかについて考察しています。ヤギさんは、顧客からのフィードバックを聞くことの利点を認めつつも、多様な意見が自身の目標を混乱させることがあると述べています。特に、ニーズがその人だけである場合が多いことや、自身の信念を大事にすることの重要性について語っています。
要約の箇条書き
- 起業する際には顧客から多くの意見がもらえるが、すべてを聞くと迷ってしまう。
- 顧客の声は全て市場のニーズではない。
- 一部の人の意見のみを基に商品を作っても、全体の需要には繋がらないことが多い。
- 自分の作りたいものと顧客の求めるもののバランスを探ることが重要。
- 経営者としての決断力が大切であると感じている。
- 顧客の意見に惑わされることは、自分の軸が見えなくなっているサインかもしれない。
- 原点に戻り、「何のためにこれをやっているか?」を問い直す重要性。
こんにちは
ヤギです
今日は、起業して商品をつくったりサービスを考えたりしているときのわたしの悩みについて書いていこうかなと思います。こんな経営者で大丈夫か?と思われますが、そんなもんです。。
いろんなアドバイス
「これ、やってみたら?」「こういうの欲しいと思ってたんだよね」「それはニーズないんじゃない?」
お客さんや周囲の人たちから、たくさんの声をいただくようになりました。正直、とてもありがたいことです。さらにインスタDMで希望を言われたり、モニターアンケートでいろんなことを書いてもらったり、Xでも意見を頂戴したり…
でも、ある日ふと、こんな疑問が湧いてきました。
「…で、結局、自分は何をしたいんだろう?」
聞けば聞くほど、迷ってしまう。右を向けば「左がいいよ」と言われ、左に動けば「いやいや、やっぱ右だよ」と言われる。どのアドバイスも一理ある。でも、それを全部聞いていたら、身動きが取れなくなってしまいます。
市場のニーズと「その人の希望」
これは起業してから気づいたことの一つですが、「お客さんの声」とひと口に言っても、全部が“市場のニーズ”ではないんですよね。
例えば、「これを販売してほしい」と言われて作ってみたもの。でも、それを求めていたのは“その人だけ”というケースもあります。むしろそっちの可能性のほうが高いような気がしています。つまり、マーケット全体で見たときに需要があるとは限らないということです。
もちろん、その一人の声を軽視するつもりはありません。むしろ、そうした声から大きなヒントを得ることもあります。でも、それを全部聞いて実行していたら、体がいくつあっても足りません。
自分の商品、自分の意思
一方で、自分の中に「こういう商品をつくりたい」「こういう世界観を届けたい」という思いがあるとします。でも、市場的にはそんなにニーズがないかもしれない。
じゃあ、自分の気持ちを押し殺して、“売れそうなもの”だけ作ればいいのでしょうか?
それは正解何だけど …たぶん、違いますよね。
少なくとも私は、それでは長く続けられないと思いました。
自分の作りたいものと、お客さんの求めるもの。その“ちょうどいい点”を探すのが、ものづくりやサービスづくりの醍醐味なのかもしれません。でも、そこにたどり着くには、やっぱり「決断力」が必要だなと痛感しています。
他人の声を“鵜呑み”にするのではなく、ちゃんと“咀嚼”して、自分なりに飲み込むかどうかを決める。それが「経営する」ということなんだと、最近になってようやく腑に落ちてきました。
自分の決断力のなさに悲しくなってきますが…
「自分の軸」を問い直すタイミング
でもよくよく考えてみると、いろんな声を聞いて迷っているとき、それは実は「自分の軸が見えなくなっているサイン」なのかもしれません。
私自身も、最近あらためてそれに気づきました。
「何のためにこれをやってるんだっけ?」「誰に届けたくて、どんなふうに喜んでもらいたいんだっけ?」
そんなふうに、原点に戻るタイミングが今だったのかもしれません。
Views: 0