香港人と日本人の異文化交流を映し出す映画「香港來的Diana~香港から来たダイアナ」が英語字幕付きにて、東京の池袋シネマ・ロサで5月24日から1週間限定公開される。
本作は、36歳で日本大学の芸術学研究科博士後期課程に入学し、映画製作を学んだNaoki Fujimotoが1人で立ち上げた映像製作プロダクションSTUDIO F+による、14年ぶりの自主製作映画。2019年から2020年に香港で起きた香港民主化デモにもとづき、香港の一国二制度が崩壊していく様子を描きながら、現在の日本が抱える就職氷河期世代(ロスジェネ世代)の問題も映し出していく。
香港出身の佐藤ダイアナは8歳の息子エイジと東京で生活していた。息子の将来のため彼女が副業として中国語会話教室を始めたところ、ロスジェネ世代で自分の将来を見出せずにいる長安拓が参加してくる。ダイアナの影響を受け、日本から世界へ目を向けるようになっていく長安。一方、ダイアナの故郷・香港では世界を揺るがす大きな問題が起きていた。
キャストとして佐藤ダイアナ、Taku Nakamuraらが出演。Fujimotoが約50万円の製作費で監督、脚本、撮影、編集、製作を1人で担当した。現在YouTubeでは予告編が公開中だ。
映画「香港來的Diana~香港から来たダイアナ」予告
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編集部の感想:
映画「香港から来たダイアナ」は、異文化交流を通じた深いメッセージが感じられます。日本と香港の現状を描くことで、観客に社会問題を考えさせる作品となっているのが印象的です。英語字幕付きの公開は、多くの人々にこのストーリーを届ける素晴らしい機会ですね。
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