食卓でおなじみの「ぽん酢」が、驚きの形になって登場した。
Mizkanと三菱食品がタッグを組み、新商品『ぽん酢サワー』が誕生。5月20日より全国の一部コンビニエンスストアなどで先行発売される。
このユニークなコラボレーションは、ぽん酢の新たな可能性を切り拓き、多くの人々に新しい味わいの体験を提供するだろう。
意外なルーツとこだわりの味わい
「ぽん酢」の歴史とサワーの魅力
『ぽん酢サワー』は、ぽん酢の爽やかな香りとさっぱりとした味わいを最大限に活かすことを目指して開発が進められた。
居酒屋で楽しまれている「あの味」をベンチマークとし、柑橘果汁と醸造酢由来のキレのある酸味が特徴だという。「思い通りにいかない人生を前向きに生きているあなたの背中をぽんっと押してくれる」そんなコンセプトも込められている。
パッケージデザインもまた、懐かしさを感じさせる工夫が凝らされた。「ぽん酢」を基調とした色合いと「ぽん酢サワー」の「ぽ」のロゴが可愛らしい、昭和レトロな、ちょっと懐かしい雰囲気のデザインに仕上がっている。手に取る人の心を和ませるだろう。
© 株式会社Mizkan Holdings
まさかの間違いが生んだ奇跡の一杯。
発見から製品化への道のり
このユニークなサワーの誕生は、ある飲食店のちょっとした「うっかり」から始まったという。東京にある串かつ店の店長が、ミツカンの定番商品「味ぽん」を発注したつもりが、間違えて「ぽん酢」を注文してしまった。
さて困った、このぽん酢をどうしようか。そんな思案の末、試しにアルコールドリンクの割り材として使ってみたところ、予想外のおいしさが生まれたのだ。
これが「ぽん酢サワー」誕生の瞬間とされている。
この話に目を付けたのが、ミツカンの若手社員だった。「年間1,000万円を自由に使って良い予算として渡すから、何か会社にとって面白いこと、新しいことを見つけてきなさい」。
社長の吉永智征氏から直々にこのような特命を受けていたところから、巷で話題になり始めていたぽん酢サワーの存在を知る。
「提灯が光る下町の居酒屋で、みんながぽん酢サワーを楽しんでいる」という具体的な飲用シーンをイメージしたビジュアル資料を作成し、経営層へ熱心にプレゼンテーションを行った。
その情熱が実を結び、この偶然の産物は全社的なプロジェクトへと昇華したのであった。
© 株式会社Mizkan Holdings
間違いから生まれ、若者の情熱によって形になった『ぽん酢サワー』。
食卓の定番調味料が、新たな飲用シーンを切り拓く一杯として、多くの人々の日常にささやかな驚きと楽しみをもたらすかもしれない。
商品詳細
商品名
アルコール度数
容量
参考小売価格(税抜)
ぽん酢サワー
5%
350ml
OPEN
販売期間:2025 年 5 月 20 日(火)~
※全国発売は2025年7月1日(火)を予定しております。
Top image: © 株式会社Mizkan Holdings
🧠 編集部の感想:
新たな『ぽん酢サワー』の登場は、食卓の定番が進化する瞬間を感じさせます。偶然の産物が若者の情熱を通じて形になった背景も興味深いですね。このユニークな味わいは、多くの人々に新しい飲用シーンを提供してくれそうです。
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