🧠 あらすじと概要:
映画「暗数殺人」のあらすじ
「暗数殺人」は、恋人を殺害した罪で逮捕されたカン・テオが、自身の刑務所内での告白を通じて展開する物語です。彼は「自分は7人の人間を殺した」と語り、信じた刑事キム・ヒョンミンは上層部の反対を押し切ってテオとの面会を重ねていきます。テオの証言により白骨死体が発見されますが、彼は証言を翻し、自身はただ死体を運んだだけだと主張します。ヒョンミンは残る死体の捜索を続ける中で、次第にテオの巧妙な策略に翻弄されていく様子が描かれます。
記事の要約
記事では、映画「暗数殺人」の魅力が語られています。主演のチュ・ジフンが演じるカン・テオのサイコパスな魅力が強調され、彼の表情や行動が観客を惹きつけていることに触れています。また、物語は劇的な展開ではなく淡々と進行するものの、ラストシーンには持って行き場のない感情が残り、後味が悪くないことも印象的です。映画の系統はポン・ジュノ監督の「殺人の追憶」と似ており、深い余韻を感じさせる作品となっています。
Netflixで配信が終了しましたが、アマプラで配信してるのでもう一回観とくかな……
暗数とは、実際には存在するが把握されていない殺人被害者のこと。
恋人を殺害した罪で逮捕されたカン・テオは、刑務所の中でキム・ヒョンミン刑事に驚くべき告白をする。「自分は7人の人間を殺した」警察内部でもまともに取り合う者はいないその証言に信憑性を感じたヒョンミンは、上層部の反対を押し切ってテオと面会を重ね、情報を得るために彼に要求されるまま金品を渡すようになる。
ついにテオの証言どおり白骨死体が発見されるが、自分は死体を運んだだけだと証言を覆すテオ。
全てを明らかにするため、ヒョンミンは残る死体の捜索を続けるが……
カン・テオ役はチュ・ジフン。いやもうすごい役者さんだな。あの整った顔でサイコパスなシリアル・キラーなんてやられたらもう怖い怖い。
表情が完全にいっちゃってて、ヘラヘラ笑いながら刑事を翻弄するこんな犯罪者にハマっちゃったら、そりゃ人生破壊されますって。
系統としてはポン・ジュノ監督の「殺人の追憶」です。主役も同じキム・ユンソクだしね。
劇的などんでん返しがあるわけでもない、新事実が発覚して事件がまるっと解決するわけでもない、ただ淡々と物語は進む。
持って行き場のない感情に「うわあぁ」と天を仰ぐようなラストシーン。
なんの救いもない結末でも、不思議と後味は悪くない。
Views: 0