韓国のコミュニティサイトより「最近、韓国の映画業界では『カンヌの扉は日本には開かれ、韓国には閉ざされている』という声がたびたび聞かれている」というスレの反応を翻訳して紹介します。
最近、韓国の映画業界では「カンヌの扉は日本には開かれ、韓国には閉ざされている」という声がたびたび聞かれている
最近、韓国映画界では「カンヌの扉は日本には開かれ、韓国には閉ざされている」という声がしばしば聞かれる。韓国映画界は2019年にポン・ジュノ監督の『パラサイト』がパルムドールを受賞して頂点を迎えたが、それ以降は目立った成果がない。一方で日本映画は、世代交代を背景にして継続的に存在感を示している。
韓国映画は3年連続でカンヌのコンペティション部門への出品に失敗している。今年も本選の競争作品はなく、チョン・ユミ監督のアニメーション『メガネ』が批評家週間の短編部門に、ホ・カヨン監督の短編『初夏』がシネフォンダシオンに招待されただけである。長編作品は非コンペティション部門、ミッドナイト・スクリーニング部門、「ある視点」部門などの公式部門にはひとつも入っていない。
一方、日本映画は今年、長編6作品がカンヌに招待された。コンペティション部門『ルノワール』だけでなく、石川慶監督の『遠い山なみの光』が「ある視点」部門に選ばれ、川村元気の『八番出口』はミッドナイト・スクリーニングで上映される。カンヌ・プレミア部門には深田晃司監督の『愛の予審』が招待された。監督週間には在日コリアン3世であるイ・サンイル監督の『国宝』、檀冴香(だん・ゆいか)監督の『展望世代』も含まれている。
近年の日本映画界は、多様性と世代交代という観点から戦略的に動いている。早川監督のような女性監督の比重が増えており、1998年生まれの檀監督のような若い新人も注目されている。是枝裕和監督は先月29日に来韓し、「日本では監督たちの世代交代が始まっている。濱口竜介(2021年カンヌ脚本賞受賞)、深田晃司、早川千絵など次世代の監督が発掘されているのは、日本映画界にとって励みになることだ」と語った。
では、韓国映画界が遅れを取っている理由は何か。映画界内部からは、OTT(オンライン動画サービス)中心の産業構造にとらわれた結果だという指摘がある。ある映画制作会社関係者は「最近の韓国商業映画はNetflixとの提携によって安定した収益を求める傾向が強い」とし、「これはカンヌが一貫して重視してきた“監督の独自の視点”や“映画的な実験性”とはかけ離れている」と語る。芸術性を重んじる世界的な映画祭は今もなお、「作家の言語」が息づく作品を重視しているという説明だ。
今年のカンヌ映画祭では、コンペティション部門に招待された監督21人のうち7人が女性監督で、史上最も高い比率となった。カンヌはこの4年間でジュリア・デュクルノーやジュスティーヌ・トリエといった女性監督に2回パルムドールを授与し、保守的なイメージからの脱却を図ってきた。今年の審査委員長もフランスの女優ジュリエット・ビノシュが務めている。
映画評論家のチョン・ジウクは「『パラサイト』以降、韓国映画界は明確な世代交代がなく、既存の監督のネームバリューに依存している」と指摘し、「新しい監督を発掘し、新しい視点を盛り込んだ映画が出てこなければ、国際舞台でさらに遠ざかるしかない」と語った。
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韓国の反応
インディーズ映画の助成金も映画祭も予算削減されてるのに、どうやって育てろというのか・・・。
商業映画の監督やスタッフもみんなインディーズから始めてるけど、予算削減が多くて支援もされず、注目を集めた新人監督も次回作が出せない。
その努力で新人監督に投資すればいいのに。
ますます簡単で面白い映画ばかり求めている。
OTTも観ないけど、昔ほどの魅力を感じない。
映画業界が時代の流れをつかめてないんじゃないか?
自業自得。
最近はSFとか科学とかばっかり。
調べても情報が出てこないし、投資云々で意見するには、少しでもそこら辺を知ってないといけないと思うんだけど・・・。
景気が悪いと、確実性のないものには投資しない傾向が強いだけ。
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