2025年5月20日23:00RecordChina
2025年5月19日、韓国・ソウル新聞は「20~30代の女性の間で、意図的に結婚しない非婚の状態で子どもを産むことに対する肯定的な認識が広がっている」と伝えた。
韓国女性政策研究院が実施した調査の結果によると、非婚出産に同意した20代女性の割合は08年には28.4%だったが24年は42.4%で、14.0ポイント上昇した。30代女性も23.9%から40.7%に、16.8ポイント上昇した。男性の場合はそれぞれ10.7ポイントと14.6ポイントの上昇にとどまっており、違いが大きい。
非婚同居に対する認識にも変化が見られた。20代女性の同意率は08年の55.6%から23年は81.0%に、30代女性も50.1%から78.3%に、大幅に上昇している。やはり上昇幅は男性を上回った。
研究院によると、非婚出産、非婚同居への同意率そのものは女性より男性、30代より20代が高いが、その格差は年々、狭まっている。非婚であれば夫の実家との付き合い、結婚という負担を負うことがないという点で、女性の同意率が上がり続けているという。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「非婚で子どもを産んだら苦労するのは女性だけ。これがトレンドだなんて思わせる報道はどうかと思う」「これって肯定的な変化か?。問題はより大きいと思うけど」「なぜ社会がこうまで病んだのか。こうして生まれた子どもの不幸は誰が責任を負うんだ?」「自分の娘には非婚出産するくらいならずっと独身でいいと言う」「とりあえず子を産めとあおっているのか(笑)」など、否定的な声が多数寄せられている。
一方で、「夫婦が出産で受け取れる支援金より、非婚出産の支援金の方が圧倒的に多いから、最近は挙式だけして婚姻届は出さず、子どもをもうけて暮らしている人たちも多い」「フランスのように非婚でも婚姻状態にあると認めるやり方を取るのがいいと思う」「子どもを育てるのに非婚も既婚もない。子どもが立派に育つよう支援してあげよう」というコメントも見られた。(翻訳・編集/麻江)
編集部の感想:
韓国の20〜30代女性が「非婚出産」を肯定的に捉える変化は、社会の価値観の多様化を反映していると感じます。しかし、ネットユーザーからの懸念の声も多く、非婚出産が本当に幸せな選択かどうかは議論の余地があります。子どもや女性の将来を考えた支援体制の整備が急務ではないかと思います。
Views: 0