事業部MVPを取った優秀な後輩が油断している間に記事を書いたのですが、
一人の時間を大切にした記事を書いていたので、真似して一人の時間を大切にしながら記事を書こうと思います。
信頼される人って、結局なにが違うんでしょう?
正直、同じスキル・同じ立場・同じ社歴でも、「この人にはお願いしたい」「この人にだけは相談したい」って人がいますよね。
「不公平だ!」って思うかもしれませんが、現実問題としてありますよね。
その差って、技術力でも肩書きでもなく日々の小さなふるまいの“累積ポイント”かもしれません。
いわゆる 信頼貯金 の残高で差がついているんじゃないかな?と。
しかもこの貯金、ちょっとした運用失敗で一気に暴落するリスクはあるものの、
基本的には複利で利率が高い。
この記事では、「今すぐできる」「でも意外と見落とされがち」な信頼貯金の貯め方を7つ紹介します。
1. 一歩目が速い人は、それだけでチャリンチャリン
「じゃあ、まずやってみます!」
たとえ完璧じゃなくても、 最初の“一歩目”が速い人 に、人は安心します。
特に新しいタスクや曖昧な仕事では、最初の一歩が遅れると、
「ちゃんと伝わってるかな?」「進んでるかな?」と、周囲が不安になりがちです。
会話が終わってすぐに、「〇〇やってみます!」と一言があったり、
ほんの1時間以内に「〇〇について、まずはここまでやってみました!」と連絡があるだけで、
「あの人、話を聞いてくれてたんだ」「この件、進めてくれてるんだ」と、自然と信頼貯金が貯まっていきます。
最初の一歩は、とにかくスピード。
動き出しが速いと、それだけで“頼れる感”が滲み出ます。
2. 素早いレスポンスでチャリンチャリン
「いま見てます!」
「この後確認します!」
たったそれだけでも、相手の安心感は段違いです。
Slackのメッセージが無反応で放置されていると、送った側は
「伝わってないのかも」「気づいてないのかな」と、モヤモヤしてしまいます。
そんなモヤモヤも、すぐに「確認します!」のレスポンス一つがあるだけで、
「反応が早い」「ちゃんと見てくれてる」「信頼できそう」という印象に早変わりします。
レスポンスはとにかくスピード。
「後から確認して返信します!」でもいいので、まず“レスポンスを素早くする人”であることが大切だったりします。
チャットツールに残る、誰かの独り言とか、雑談とか業務外の内容への反応とかも利子くらいはつくかもしれません。
3. まずやってみるの精神でチャリンチャリン
「仕様が変わるかもしれないから決まるまで待とう」
「アドバイスもらったけど腹落ちしてないから後回しにしよう」
そんな気持ちもよくわかります。
でも実は、「とりあえずやってみること」ってすごい大切ですし、
その行動自体が、何よりも信頼に変わります。
食わず嫌いをするよりも、まずは食べて体感してみる。そんな感じです。
- プロトタイプを作ったことで、そこから議論が加速する
- 経験してみないと見えない景色がある
やらない理由を並べるのは非常に簡単です。
やってみて失敗することも全然あります。
でも、その失敗すらも大切な経験につながりますし、挑戦した事実は周囲からの信頼に繋がります。
4. 具体的に感謝を伝えてチャリンチャリン
「ありがとうございます!」
本心で思って伝えているけど、ちゃんと伝わっているかな?
そんな時もあると思います。
そんな時、「何が」「どうありがたかったか」を添えるだけで、印象は全然違います。
- 「会議のとき、堂々と反対意見を伝えて議論を進められたので助かったよ!」
- 「あの資料、図が入っててとても理解しやすかったです!」
具体的な感謝は、「あなたのその行動、ちゃんと届いてましたよ」と伝える行為でもあります。
それは相手にとっての“やってよかった”というリターンになり、次も協力を得やすい関係につながります。
伝える想いを、ちょっと具体的にするだけでも信頼感は上がります。
5. 100点でなくても100%の行動でチャリンチャリン
「できるか分からないけど、全力で取り組んでみよう!」
はじめてのこと、経験済みのこと、新しい環境、長くいる環境。
仕事をする上で、いろんな状況があります。
一部の限られた天才・スーパーマンではない限り、常に100点を出せる人ってほとんどいないと思います。
ただ、 100%でやりきるか? は、自分次第だったりします。
- 「ちょっとうまく進んでなくて・・・」
- 「失敗してしまって・・・」
そんな状況でも、 100%で取り組んでいた という事実があれば、(よほどのミスが無い限りは)信頼を失うどころか、
「そこまでやってダメなら別の方法を考えよう!」に繋がり、 やり切る人だ という信頼が生まれます。
“100点は出せなくても愚直に100%で取り組む人”の方が、かえって信頼を高める ことも実は多かったりします。
6. 先回りした行動でチャリンチャリン
「これやっておきました!」
この一言があるだけで、場の空気がガラッと変わることってあります。
無理して自分の時間を削る必要はありません。
でも、少し余裕があるのであれば、“一手先”を読んで動く ことは、とにかく心強いです。
- 会議で使いそうな資料を先に共有しておく
- 「たぶんここ質問されそうだな…」と想定して事前に再確認
- 次にやりそうな工程を見越して準備しておく
ちょっとしたことであっても、先回りしておくことで、
議論の時間や調査の時間を圧倒的に短縮できます。
関わる人が多い内容であればあるほど、その効果は大きく、
指示や依頼、相談がなくても 自分で考えて動ける人だ という信頼が生まれます。
7. 小さなことでも覚えていることでチャリンチャリン
「前に教えてもらった〇〇を試したらうまくいきました!」
仕事の話でも、仕事外の話でも。
ちょっとしたアドバイスだったり、ちょっとした紹介だったり。
周囲から情報を得ることってありますよね。
- 仕事のアドバイスを貰った時、「前に教えてもらった〇〇を試したらうまくいきました!」
- おすすめの映画を聞いた時、「前におすすめされた□□って映画、見てみました!」
何気ない会話の一部であっても、会話に出すことで 「覚えていてくれたんだ!」 となって、
一気に距離が近くなったりします。
そして、「自分との会話をしっかり大切にしてくれる人」という信頼が生まれます。
信頼って、コツコツ貯めるのは時間がかかるのに、崩れるのは秒です。
小手先のテクニックで信頼なんて作れるものか!
ぜひ、そんな風に斜に構えないで欲しいな。と思っています。
もちろん、これだけをやっていれば、信頼貯金が貯まる訳でもありません。
“小手先のテクニック”だけでは、相手によっては余裕で見透かされてしまったりします。
どちらかといえば、誠実に取り組んでいることを前提とした、プラスαのスパイス(考え方やスタンス)に
近い7つの方法をまとめてみました。
心がけ次第で、日々の何気ないふるまいの中に、信頼を貯金できる小さなチャンスがたくさんあります。
ただ、“信頼されてる人”は意識せずにこれをやっているな〜と感じています。
コツコツと、気づけば面白いくらいに。
この記事を通じて誰かの信頼貯金が、どんどん増えていくことを願っています。
Views: 0