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¥5,990 (2025年5月1日 13:14 GMT +09:00 時点 - 詳細はこちら価格および発送可能時期は表示された日付/時刻の時点のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点で当該の Amazon サイトに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます。)
はじめに
新卒1年目でAWS認定資格全12種を取得し、いわゆるAWS全冠を達成しました。本記事では全冠を目指した経緯、勉強のモチベ維持方法や資格取得による変化について話します。ぜひ資格取得のモチベーションアップに繋げていただければ幸いです。
自己紹介
- 24卒のSIer勤務
- 学生時代は電気電子系を専攻
- 業務でAWS環境の運用保守をしている
情報系については基本情報技術者試験を入社前に取得した程度で、AWSに出会ったのは新入社員研修でした。(それまでどういうサービスかもよく分かってなかったです)
AWS認定とは
AWS認定 とは、クラウドサービスのAmazon Web Services(AWS)が提供する認定資格です。
2025年4月現在、AWS認定資格は以下の4レベル・12種類に分かれており、役割やスキルレベルに応じて取得できます。
出典:AWS公式サイト
AWS全冠を目指した経緯
AWSの研修の中で、EC2インスタンスを作成するハンズオンがあり、超簡単にサーバーを立てられることに感動しました。
この研修をきっかけにCLF、SAAを取得したところ、「あれ、これ頑張れば全冠いけんじゃね?」と思い、ほかのアソシエイトレベルの資格にも挑戦するようになりました。
SAAを取得した2024年9月時点では、2026年3月までに全冠して2026 Japan All AWS Certifications Engineersの締め切りに間に合えばいいかなと考えていましたが、同じペースでAWS資格を取得していた同期が「1年目で全冠しよう!」と背中を押してくれたため、頑張ることにしました。
受験スケジュールと点数
資格名 | 略称 | 取得日 | 点数 |
---|---|---|---|
AWS Certified Cloud Practitioner | CLF | 2024/7/27 | 764 |
AWS Certified Solutions Architect – Associate | SAA | 2024/9/14 | 776 |
AWS Certified Developer – Associate | DVA | 2024/10/18 | 889 |
AWS Certified SysOps Administrator – Associate | SOA | 2024/11/17 | 981 |
AWS Certified Data Engineer – Associate | DEA | 2024/12/1 | 886 |
AWS Certified DevOps Engineer – Professional | DOP | 2024/12/13 | 866 |
AWS Certified Solutions Architect – Professional | SAP | 2025/1/10 | 837 |
AWS Certified Advanced Networking – Specialty | ANS | 2025/1/24 | 872 |
AWS Certified AI Practitioner | AIF | 2025/1/31 | 1000 |
AWS Certified Machine Learning – Specialty | MLS | 2025/2/7 | 841 |
AWS Certified Security – Specialty | SCS | 2025/2/28 | 913 |
AWS Certified Machine Learning Engineer – Associate | MLA | 2025/3/14 | 945 |
合格点は、Foundationalレベルは700点、Associateレベルは720点、Professional/Specialityレベルは750点です。
これを見て、意外と簡単に合格できるんだな、と感じたかもしれません。
実際、非情報系出身・新卒1年目の自分でも、9か月程度で全冠することができました。
勉強法
勉強法は大きく分けて2つありました。
共通していたのは、とりあえず問題を解いてみて、知らないことがあったら調べるという流れです。異なるのは、ハンズオンにどのくらい時間を割くか、です。
実力をつけるための勉強(CLF、SAA)
CLFではUdemy、SAAではPing-tを利用しました。特にPing-tは解説が豊富でオススメです。
問題を通して知らないサービスに出会ったら、とりあえずマネジメントコンソールでそのサービスの画面を眺めに行ってました。マネコンで意識して見ていたのは以下の2つです。
- サイドバー
- そのサービスにどういうリソースがあるのか知るため
例えば、下の画像のEC2のサイドバーを見て「起動テンプレートってなんだろう??」というように芋づる式に学習していました。
- そのサービスにどういうリソースがあるのか知るため
- リソース作成画面
- 作成時にどういう設定があるのか知るため
例えば、S3の汎用バケットの作成画面を見て「AZを指定するところがないってことはリージョンごとのサービスなのか??」と考えながら眺めていました。
- 作成時にどういう設定があるのか知るため
また、公式のハンズオンや参考書を利用して手を動かす時間を取っていました。
特に、AWSではじめるインフラ構築入門という書籍は、非常に分かりやすくハンズオン初心者におすすめの一冊です。
合格のための勉強(DVA~)
DVAからはCloudLicenseを利用しました。
CloudLicenseの良いところであり悪いところは、「本番と同じ問題が収録されている」点です。最悪、丸暗記すれば合格できるかもしれません。ただ、それでは意味がないため、次のことを意識しながら勉強していました。
- なぜ正解の選択肢が正しいのか
- なぜ不正解の選択肢が間違っているのか
上記2つを理解できるまで、BlackbeltやChatGPTを利用して学習を進めました。ただ、1年目で全冠するには時間がないため、ハンズオン等の時間はSAAの時と比べて大分少なかったと思います。
モチベーション維持方法
座学ばっかりでどうやってモチベ維持してるの?と思ったかもしれません。自分は以下の3つの方法でモチベを維持していました。
-
とりあえず申し込む
試験を受けるからには当然不合格は避けたいため、当然勉強する必要があります。試験に合格したその日に次の試験に申し込み、自分を追い込みます。 -
受験することを誰かに言う(おすすめ:上司)
誰かに言うことで「落ちたら恥ずかしいから勉強しなきゃ、、、」という気持ちになります。特に、上司に言うことで絶対に合格しなきゃいけなくなります。 -
友人と一緒に頑張る
自分は一人でやるより友人とやる方が頑張れるタイプです。ちょうど会社の同期に自分と同じペースで資格取得していた友人がいたことが非常に大きかったです。
ちなみに、その友人も自分と同じタイミングで全冠を達成しました。
おすすめ資格
Solutions Architect – Associate(SAA)
AWS認定の登竜門のような資格です。AWSの主要サービスを網羅的に、しかも実践的な視点で学ぶことができ、初学者にとってはクラウドの全体像をつかむのに最適な資格だと思います。
AI Practitioner(AIF)
2024年に新しく追加されたAIFも取得して良かった資格の一つです。AI・MLの基礎知識を問う問題が多く出題されます。この資格の勉強により、生成AIの効果的な使い方を知ることができました。
全冠による効果
知識が増えた
様々なケースのベストプラクティスを知ることができました。業務ではベストプラクティス通りにいかないこともしばしばありますが、「理想的な構成や考え方」を知っていることで、現実的な落としどころを判断できる力が少しずつついてきたと感じています。
依頼対応力の向上
普段は顧客のAWS環境の運用保守を行っています。「アラートが発生したから原因を調べて」などの抽象的な依頼でも、自分で考えて原因を究明できるようになりました。
仕事を任せてもらえた
資格取得が上司へのアピールになり、新しいプロジェクトに参画させていただけました。
また、「AWSに詳しい人」として他チームの方から相談を受けることも増え、少しずつですが信頼される存在になれているのかもしれません。
資格取得が全てじゃない
当たり前ですが、資格を取得したからといってすぐに実務で通用するわけではありません。
知識力 + 実装力 = 技術力
だと思っています。ベストプラクティスを知っていてもその通りに実装できない、または実装できても正しい構成じゃなかったら意味がありません。
今回、資格取得を通して知識力を向上できました。今後は実務やハンズオンを通して実装力を鍛え、技術力がある人になりたいです。
おわりに
社内にこれまで新卒1年目でAWS全冠した人はいないため、自分が最初になれてよかったです。(いたらごめんなさい!)
1年目はインプットの年だったので、2年目はアウトプットの年として、記事を書いたり登壇したりという経験を多く積みたいです。一応、Qiitaは少なくとも毎月更新するつもりです。(4月は滑り込みセーフ!)
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