“青春ヶ丘俊光”(東海オンエアとしみつ)が初のZepp対バンツアー『青春ヶ丘俊光 〜激烈!!対バンツアー2025〜』を開催した。
各公演の対バンは、ねぐせ。(大阪/4月25日)、BLUE ENCOUNT(東京/4月30日)、Galileo Galilei(札幌/5月6日)、Fear, and Loathing in Las Vegas(福岡/5月15日)、キタニタツヤ(名古屋/5月18日)。いずれも現在のバンドシーン/音楽シーンにおいて確固たるポジションと評価を得ているアーティストばかり。対バン相手としてはめちゃくちゃ強力であり、それ故に俊光には“絶対にいいライブをやらないといけない”という重圧がかかっていたはず。自らに課したハードルをどのように乗り越え、何を得たのか? それがハッキリするのはまだ先だと思うが、一つだけ確かなのは、このツアーにおいて俊光はーー対バン相手からの刺激を受けまくりながらーーこれまで以上に熱く、ストレートなステージを繰り広げたということだろう。
初の対バンツアー『青春ヶ丘俊光 〜激烈!!対バンツアー2025〜』2日目、東京・Zepp DiverCity公演の対バン相手はBLUE ENCOUNT。2010年代以降、バンドシーンの最前線で活動を続けてきたブルエンは、エモーショナルかつダイナミックなステージによって音楽ファンの心をガッシリと掴み続けてきた本物のライブバンド。この日も彼等は、“初めまして”の観客の心と身体を直撃するパフォーマンスを見せてくれた。
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観客のコール&レスポンスによって心地よいコーラスが響き渡った「アイヤイヤ!」からライブは終盤へ。そして「もう声が出ないなんて言わせねえ! いくところまで行こうぜ!」という渾身の煽りからエモ濃度高めのロックナンバー「SPLENDOR」を放つ。冒頭からフルで飛ばしまくってるのに終盤でもまったくバテることがない俊光の声のスタミナがすごい。
「(ブルエンが田邊が)“どうせ”という言葉が出がちって言ったけど、それもわかるなって。自分が音楽から受けた感動を、自分も与えられるんじゃないかと思ってるんだよね。俺は自分自身を信じてんの、いつだって。他人にああだこうだ言われるより先に、自分を信じないとどうすんのって。この先、俺はそのことを言っていこうと思う」「ブルエンさんがあんだけ本気でやってくれて、俺も体が壊れるくらい応えないと後悔すると思った。だから全力でやりました。改めて、ありがとうございました!」
叫ぶように一気に話したあと、ラストの「スーパースター」。好きなアーティストや音楽から受けとったものを胸に刻み、彼等に少しでも近づきたくて歌っているーー音楽活動の核とも言える楽曲によって、ライブはエンディングを迎えた。
BLUE ENCOUNTから受けた感動をそのままステージに持ち込み、いつも以上に熱気あふれるステージへとつなげた俊光。アーティスト同士の想いが響き合う、意義深い対バンライブだったと思う。
編集部の感想:
青春ヶ丘俊光の対バンツアーは、重圧を感じながらもその情熱で素晴らしいパフォーマンスを実現したようですね。特にBLUE ENCOUNTとの共演は、お互いのエネルギーを引き出し合う素晴らしい機会だったと思います。アーティスト同士の感動がファンにも伝わって、意義深いライブだったのではないでしょうか。
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