日本テレビ系の金曜ロードショーで、宮﨑駿監督によるスタジオジブリ作品の『君たちはどう生きるか』(5月2日)と『紅の豚』(5月9日)が2週連続で放送される。

両作とも本編ノーカット。2023年に公開され米国アカデミー賞も受賞した『君たちはどう生きるか』はもちろんTV初放送。

海外ではNetflixをはじめとしたプラットフォームでも配信されているスタジオジブリ作品だが、国内では未配信。そうした中で、特に最新作である『君たちはどう生きるか』の放送は貴重な機会になりそうだ。

宮﨑駿にとって2度目のオスカー獲得作品『君たちはどう生きるか』

5月2日に放送される『君たちはどう生きるか』は、2023年7月に公開された宮﨑駿さんが監督・原作・脚本を担当したスタジオジブリ制作の長編アニメーション映画。主題歌は米津玄師さんが受賞した。

『風立ちぬ』以来10年ぶりとなった新作は、宮﨑駿監督の「先入観なしで映画を楽しんでほしい」という思いから、公開時にはポスタービジュアルのみの露出となったことでも話題を呼び、大ヒットを記録した。

米津玄師さんの主題歌「地球儀」とのコラボMV

日本を代表するアニメーション監督の最新作は海外でも注目を集め、同年12月に全米で公開されると週末興行ランキングで1位を獲得。

加えて、第81回ゴールデン・グローブ賞では、日本の作品として初のアニメーション映画賞を受賞。第96回米アカデミー賞では、2003年の『千と千尋の神隠し』以来、21年ぶり2回目となる長編アニメーション映画部門賞を受賞した。

宮﨑駿監督は2度目のオスカー獲得という快挙を達成。世界での興行収入で、スタジオジブリ作品の中でも一番の成績を記録している。

“飛ばねぇ豚は ただの豚だ”──『紅の豚』もノーカット放送

翌週5月9日に放送される『紅の豚』は、1992年公開のスタジオジブリ制作の長編アニメーション映画。

「飛ばねぇ豚は ただの豚だ」という印象的なセリフでお馴染みの同作は、スタジオジブリらしい大空にロマンと冒険を詰め込んだ一作だ。

1920年代後半のアドリア海を舞台に、かつて空軍のエースパイロットだった男でありながら、自分に魔法をかけ豚の姿に変えたポルコ・ロッソの賞金稼ぎとしての物語を描いている。

ポルコに勝って名を馳せようとする野心家のアメリカ人パイロット・カーチスとの一騎打ち、ヒロイン・ジーナとポルコとの大人の恋、若き飛行機設計技師・フィオとの関わりなど、情熱的かつロマンティックな雰囲気は、スタジオジブリ作品でも唯一無二。

大空を飛ぶ、夢とロマンの詰まった作品で、最高の空の旅を堪能しよう。

ポップポータルメディア「KAI-YOU」の編集部(2013年3月15日より運営開始)。
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