月曜日, 6月 2, 2025
ホームマーケティング部長から部長への無茶ぶり!急な資料作成が発生!まずは市場調査が必要なんですけど、AIはここ得意って聞いているんだけど、実際どうすればいいの?を解決していきますJTC‐AI 伴走屋のタク
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部長から部長への無茶ぶり!急な資料作成が発生!まずは市場調査が必要なんですけど、AIはここ得意って聞いているんだけど、実際どうすればいいの?を解決していきますJTC‐AI 伴走屋のタク

🧠 概要:

概要

この記事は、部長からの無茶な依頼に直面した課長が、AIを駆使して情報収集と資料作成を効率化する過程を描いています。課長は部長の指示に戸惑いながらも、AIを利用して具体的な事例を収集し、業務の進行をスムーズにすることに成功します。

要約

  • 朝礼の様子: 部長が課長にスポーツスタジアムの活用法をリサーチするよう依頼する。依頼内容は漠然としており、課長は不安を感じている。
  • 課長の相談: 課長が私に相談し、依頼の難しさを訴える。部長のスケジュールが厳しく、直接話し合うのも難しい状況。
  • AIの提案: 私はAIを利用することを提案。具体的な情報を集めるためのプロンプトを用意する。
  • AIのアウトプット: AIが生成した具体的な成功事例に課長が感心し、二人で考えるきっかけとなる。
  • 前向きな変化: 翌朝、課長はAIの成果を評価し、一緒にディスカッションを行うことを提案。課長の意欲が高まり、業務が進展する兆し。

次回は、AIへの依存度や活用の限界について考えることが示唆されている。

部長から部長への無茶ぶり!急な資料作成が発生!まずは市場調査が必要なんですけど、AIはここ得意って聞いているんだけど、実際どうすればいいの?を解決していきますJTC‐AI 伴走屋のタク

JTC‐AI 伴走屋のタク

2025年5月26日 17:46

【2025/05/21(水)09:00 朝礼で感じる不穏な空気】

朝礼が始まり、各自の報告が一通り終わったタイミングで、部長がニコニコしながら課長に視線を向けた。その瞬間、課長の表情が微妙に曇り始め、不穏な空気が漂い出す。

(こういう時って、部長は大体ふわっとした依頼を出すんだよなぁ……)

私の心のつぶやきは、案の定的中した。

「課長さ、ちょっとスポーツスタジアムの活用方法をリサーチしといてよ。新規事業の絡みで。あと今週中にお願いね」

「部長、それってどういう意図で活用されるんですか?」すかさず課長が切り返すと部長はあっけらかんとこう言った。

「スポーツスタジアムに関して、一応の活用は決まっており、儲ける方法もほぼ確定しつつあるものの、やっぱり決め手にかかるというか、、リスクテイクも含めて、課長に改めて新しい可能性を考えておいてほしいと思ってるんだよね」

いやいや、何言ってんだこの人。依頼が抽象的すぎるし、今更何か新しいことを詰め込むつもりなのだろうか。一度決まったことは金額の大小問わず、また調整しないといけない。
ただ、私が前にシミュレーションに参加させていただいた段階では、達成はかなり難しいと感じていて、部長にも再三そう申し上げたのだが。。とはいえ、無難な数値を作ってほしいと部長から頼まれ、そのとおり対応はした。その後、部長がその数値をどうしたかはわからなかったけど、結局そのまま無難な数値を出したんだろうけど、やっぱり不安なんだろう。

そんなことを考えている傍目に、課長は暗い顔をしている。
課長の表情はみるみるうちに凹んでいくのがわかる。

朝礼後、課長が小声で私に言った。 「私さん、あとでちょっと相談させて……」

2025/05/21(水)13:30 課長からの「ちょっといい?」】

午後になると案の定、課長がため息混じりに近寄ってきた。
「私さん、ちょっといいかな。朝礼であった、部長からの依頼なんだけどさ。まずフワッとした依頼から何したらいいかわかんないし、そもそもスポーツスタジアムの活用ってさ、正直、何から手を付ければいいかわかんないんだよね。おれ、何かを調べてまとめるとか不得意でさ・・」

確かに部長の依頼は抽象的。
アウトプットのゴールも共有できていない中でこの依頼は難易度が高い。部長とディスカッションしてから・・・と思っても、部長のスケジュールはテトリスみたいで全然空いていないし、どこにいるかもわからない。加えて、部長は終わったらすぐに帰ってしまうので、そもそも捕まらない。

課長はこのまとめを私にやってもらいたいみたいだけど、私も他のタスクが詰まっており、あまり動けない。

よし、じゃあ、AIにお願いしましょうかね。

「課長! まずはAIで情報を集めてもらい、そこから取捨選択していきましょう。最初からAIに完璧を期待するんじゃなくて、まずは触って考えるきっかけにする感じで進めると良いと思います」

少しだけ戸惑いながらも興味を示した課長に、私は『DeepResearch』(モデルはGPT-4.5を採用)を提案してみた。

プロンプトは以下である。

『スポーツスタジアムを活用した事業の成功事例を具体的に6つ挙げてください。3つは海外の事例、もう3つは日本国内の事例とします。それぞれについて、コミュニティ運営やエンタメ事業を主力とする企業が取り入れた場合のシナジーを詳細に示してください。事例の名称、場所、具体的な施策内容、導入後の成果も含めて回答してください。』

事例を国内と海外とした理由は以下である。・国内だけだと既に知っている可能性もある・海外の事例も入れることで、日本でまだやっていないことが見つかれば、事例としては価値がある

数分後、画面にはかなり具体的なアウトプットが表示された。(一部抜粋)

【事例①】「Allianz Arenaファン体験エリア」(ドイツ・ミュンヘン)【具体的な施策内容】 ミュンヘンにあるAllianz Arenaでは、試合日以外にもファンが楽しめる「ファン体験エリア」を設置。施設内にはサッカーの歴史やチームの記念品を展示するミュージアム、バーチャルリアリティを活用したインタラクティブな体験ゾーン、ファングッズを購入できる大型ショップ、地域の飲食店と連携したフードコートを整備。また、定期的にスタジアム内での音楽ライブや地域密着型イベントも開催し、地域コミュニティとの連携を強化している。【導入後の成果】・非試合日でも年間約30万人の来場者を記録。・スタジアム関連売上が前年比25%増加。・地域企業との協業イベント開催数が年間20件を超え、地域活性化に寄与。【期待できるシナジー】 オンライン上のコミュニティサービスと連携し、リアルイベントのオンライン配信やオンライン限定イベントとスタジアム体験の融合でユーザー同士の結びつきを強化可能。地域商店とコラボしたイベントをオンラインで告知・予約し、地域経済の活性化とエンゲージメント向上を図る。【事例②】「ZOZOマリンスタジアムのエンタメ複合活用」(日本・千葉市)【具体的な施策内容】 ZOZOマリンスタジアムでは、野球試合以外に音楽コンサートや地域イベント、グルメフェスを頻繁に開催。スタジアム周辺を地域の商業施設や観光施設と連動させ、家族連れや観光客も集める複合エンタメ拠点として活用している。また、スタジアムを利用したキャンプ体験やナイトマルシェなど、特色あるイベントを展開。【導入後の成果】・年間イベント開催数が50件を超え、試合日以外の来場者数が前年比35%増加。・スタジアム周辺の地域店舗売上が20%以上向上。・地域コミュニティの活性化により、新たな地域内連携が生まれた。

【期待できるシナジー】 コミュニティ運営企業は、リアルイベントを通じてオンラインとオフラインの両面でユーザーとの接点を増やせる。特に地域密着型イベントをオンラインコミュニティで共有・告知することで、ユーザー参加型の新しいコミュニティ文化が醸成される。また、エンタメ系企業にとってはイベント主催を通じてブランド認知度を高め、新規ユーザーの獲得やリピート率向上に繋げることが可能。

課長はその具体性に感心し「ほぉー、これすごいね」「なんでこんなにまとめてくれるの?」「この事例面白いんじゃない?ちょっとここ掘り下げてみる?」「私さん、これどう思う?ちょっとファクトチェックしとこうよ」 など、出てきたアウトプットをもとに考えが広がり、課長はとっても楽しそうだ。

【2025/05/22(木)09:45 課長が前向きになってきた】

翌朝、整理した資料を渡すと、課長が明らかに昨日より明るい顔で言った。「いや、これは正直助かるよ。こんなに早く整理できるんだな。AIって案外すごいな……」そして、少し照れ臭そうに言い足した。

「実は俺も少し調べてみたんだ。地域活性化とか、スタジアム活用とかさ。今日、おれ時間あるからさ、午後にもう一回ディスカッションさせてよ。それから、ちょっと数値も作っておきたいね」

ポジティブになった課長を傍目に、さてどうやってまとめようかなと私は思いつつ、午後のディスカッションまでに「まとめ方の型」をまとめておこうかな、と思った私でした。

――次回、シミュレーションはどこまでやればいいの?
GPTにどこまで頼るべきかを解決していきます。

JTC‐AI 伴走屋のタク

JTC-AI伴走屋のタク。生成AI×ノーコードで昭和仕様の現場を令和DX化し、売上と残業を同時に削減する45歳フリーランス。



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