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概要
この記事では、山本恵亮氏が、時間の経過とともに変化する夢やビジョン、目標について考察しています。過去の理想に縛られることが自己の成長を阻害し、現在の興味や価値観に合わない目標を持ち続けることのリスクを指摘し、古くなった夢を手放す方法や新たな出会いを増やす重要性について説明しています。
要約
- 夢やビジョンの変化: 時間と共に人の興味や理想も変わる。
- 古い目標への拘り: 過去の夢やビジョンに縛られることで、現実とのギャップを苦しむ可能性がある。
- 内面の変化の認識: 過去と現在の興味を比較することで、古くなった目標を見極める。
- リセットの重要性: 賞味期限が切れた目標を手放すことが重要。
- 新しい出会いを増やす: 新たな興味を育むためには、積極的に人と出会うことが必要。
- 偶然の影響: 偶然の出会いや出来事がキャリアの選択に大きく影響することがある。
このように、自己の成長や満足感を得るためには、柔軟に目標やビジョンを見直すことが不可欠であると述べられています。
学生時代や社会人になったばかりの時に持っていた夢や、自分は将来こうなりたい!と描いたビジョンは、解像度の大小の違いはあるにしても、多くの人々が持っている(持っていた)ことでしょう。
その時のビジョンを実現した人も、実現できていない人も、どちらもいると思いますが、その両者ともにチェックすべきことがあります。
夢やビジョンは時と共に変化する
夢、ビジョン、目標などは、時が経過する中で次第に変化していきます。新しい経験をして、新たな人々に出会って、自分の世界が広がっていくにつれて、自分の興味も変化していきます。自分の興味が変われば、実現したい夢も在りたい自分の理想像も変わっていきます。
例えば、社会人になったばかりの23-24歳頃に仲良くしていた人々と、10年後の33-34歳の時期に仲良くしている人々を思い返してみると、顔ぶれが変わっていると思います。(もちろん全く変わらないという人も中にはいるかも知れませんが。)または、自分の興味についても、当時はまっていたことと、現在はまっていることは、違っているのではないでしょうか?
時が経過すれば、自分の興味は変わるし、その先にある夢やビジョンも当然変化するものです。
昔の夢やビジョンに縛られていないか?
しかし、自分にとって古くなった夢や、昔に描いたビジョンをずっと何年も堅持していて、次第にそれに縛られてしまうとつらくなってしまいます。夢やビジョン、つまりは自分の理想と現実のギャップに苦しむことはもあるでしょう。単にギャップがあるだけなら、それを埋める為にどうすればよいのか、考えて必要なことを1つ1つやっていけば最終ゴールに近づけるのでよいのです。
しかし、そもそも自分の興味が変化しているのにも関わらず、自分自身がそれに気づいておらず、自分にとって古くなってしまった夢やビジョンが今の自分の興味とずれたものになっているとしたら、自らを縛る足枷でしかありません。
自分の興味が変われば、進みたい道も変わってきます。
しかし、自分が目指すべきゴールはここだ!と固執していたら、いつまでたっても(現在の)自分が行きたい方向へ進めません。
自分の拘りを手放す
ではどうすればよいのか。
「自分の夢やビジョン、目標というものは時の経過とともに変化するものだ」ということを理解して頂いたら、まずは古くなってしまった自分の夢やビジョン、目標などを手放すことです。
それらが古くなってしまったのかどうかを見極める為には、過去に描いて持ち続けている夢やビジョンを点検することです。5年前、10年前に描いた夢、立てた目標なら、それらを改めて言語化するとともに、その時期に興味を持っていたこと、充実を感じていた仕事内容、親しくしていた人々なども書き出していきます。
そして、現在についても同様に、今の自分が興味を持っていること、どの仕事(作業)をしている時に充実感を持てるか、親しくしている人々は誰か、と文字にしていきます。
こうして、棚卸しして過去と現在を比較すると自分の内面が変化していることが見えてきて、以前から持っている夢やビジョン、目標が、今の自分にとって賞味期限が切れているのか、どうか、分かると思います。
そして、賞味期限が切れていることが分かれば、思い切ってリセットしましょう。
計画的に新しい人との出会いを増やす
その次にやるべきことは、新しい人との出会いを増やすことです。
興味あることをどんどん実行していけば、おのずと新たな出会いも増えると思います。人は人から影響を受ける生き物です。
人が転職をするときも、多くの場合、はじめから壮大な目標があった訳ではありません。
偶然に、その仕事をしている人に憧れたり、知り合いがやっている仕事の話を聞いたり、メディアでイケてる仕事として取り上げられているのをたまたま見たり、人からあの仕事は儲かるらしいぞと聞いたり、多くの場合はそんな出来事がきっかけです。
そのような”きっかけ”から、ちょっと自分で調べてみたら興味が湧いてきたということが多いものです。肌感覚では異なる仕事に転職する人々の8割くらいは、こんな偶然のきっかけがもとになっていると思います。
偶然のきっかけというと、なんか軽いイメージ、軽薄なイメージがあるかも知れませんが、案外ばかになりません。”偶然”の人生・キャリアの選択への影響力は絶大です。偶然の出会いや出来事が生じるように、自分から主体的にしかけていきましょう。
その為にやるべきことは、またの機会にご紹介したいと思います。
(2025年5月19日)山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士
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