連続殺人犯に魅了される女性描く『RED ROOMS』9月公開！

ざっくり内容：
映画『RED ROOMS レッドルームズ』は、2025年9月26日に日本で公開される社会派スリラーです。カンヌ国際映画祭に選出されたパスカル・プラント監督の作品で、連続殺人犯への魅力を抱く女性の物語を描いています。

本作の主人公、ケリー=アンヌは、少女たちを誘拐し、拷問する男ルドヴィク・シュヴァリエの裁判を傍聴することに夢中になります。彼女の執着の背景には、犯罪の美化が横行する現代社会への警鐘があります。監督は、観客に作品が心に影響を与え続けることを願っています。

注目のポイントは、犯罪を「嫌悪」するのではなく「魅了」される現実が描かれ、殺人犯がロックスターのように崇拝される社会に対する問いかけです。主演は、映画監督でもあるモデルのジュリエット・ガリエピが務めます。

この映画は、観客に深い思索を促すテーマを提供しており、社会的なメッセージを持っています。公開日の詳細やキャストも発表されており、多くの期待を集めています。

編集部の見解：
『RED ROOMS レッドルームズ』は、連続殺人犯に魅了された女性を描いた社会派スリラーで、現代社会の複雑な側面を映し出していますよね。筆者が特に感じたのは、現実の犯罪者がメディアによって美化されがちな風潮への警鐘です。

私たちが日常で接するニュースやエンターテインメントでは、悪事を働く人々が「ロックスター」として扱われることがあります。例えば、アメリカでは「テレビシリーズ」や「映画」で描かれる実際の犯罪者が、カルト的人気を得ることがありますよね。こういった現象は、なぜか「悪に対する興味」を刺激しますが、同時にその影響を考える必要があります。

本作は、そんな「魅了」の裏側に潜む闇を探求することで、観客に「自分はどこまで興味を持ち、どこから価値観が歪むのか？」という問いを投げかけています。監督の言葉—「忌まわしい犯罪を『嫌悪』するのではなく『魅了』されること」—は、現代のメディア消費に対する鋭い視点を与えてくれます。

さらに、映画の主人公が経験する感情の変化や葛藤は、視聴者にとっても共鳴する部分が多いはず。つまり、社会問題をエンターテインメントに落とし込むことで、私たちに新たな視点を提供する作品なんですね。

こんな時代だからこそ、私たちは情報を受け取るときに、その真意や背景をしっかりと考えて行動する力を養う必要があるのかもしれません。新しい視点をもって、映画の公開を楽しみにしたいと思います！

• キーワード: 連続殺人犯

  この映画『RED ROOMS レッドルームズ』は、連続殺人犯に心を奪われた女性の物語を描いています。