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概要
この記事は、転職に役立つ自己分析の方法を示しています。著者である楓さんは、美容師としての経験をもとに、異業種への転職に成功した実体験を交えながら、自己分析の具体的なステップを提案しています。記事は段階的に進み、現在の仕事の棚卸しから自分の強みの分析、エピソードを通じた裏付け、そして価値観の深堀りを行います。最終的には、自己理解を深め、次のキャリアの選択に生かすことを目的としています。
要約
- 目的: 転職に役立つ自己分析方法の紹介。
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構成: 4つのステップに分かれている。
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現在の仕事の棚卸し:
- 自分がどのような業務を行ってきたかを具体的に整理する。
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自分の強みを紐解く:
- 実務経験から自分の強みを引き出し、強みを5つ挙げる。
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エピソードで強みを裏付ける:
- 自分の強みを実際の体験で具体化し、信ぴょう性を持たせる。
- 価値観を深堀り:
- 自分が大事にしている価値観を言語化し、転職活動の指標にする。
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- 重要性: 自己分析を通じて、自分自身を理解し、次のキャリア選択を効果的に行う。
今回はタイトルの通り転職に活かせる自己分析方法をお伝えできたらと思います。実際に異業種からの転職で私が自分で調べながら、経験を元に改善しながらの内容になります。自分の今の職業に照らし合わせてもらえれば、履歴書・職務経歴書や面接なんかに役立つのではないかなと思います。
私のことは下記を見てもらえたらなんとなーく、こんなやつかとわかってもらえると思います。
ではでは、本題を。
3つのステップに分けて考えていきましょー。
【ステップ1】現在の仕事の棚卸し
まずは、 やってきた業務(具体的に書き出す)を整理しましょう。私であればこんな感じになります。
美容師としての実務経験
【技術面】
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ヘアカット(カウンセリング含む)
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ヘアカラー(白髪染め、デザインカラー等)
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デザインパーマ(個々の髪質・希望に合わせた施術)
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シャンプー・ヘッドスパマッサージ
【接客・対応】
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お客様とのカウンセリング(「どうしたいか?」を丁寧に聞き出す)
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電話対応(予約・問い合わせ)
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サロンでの接客対応(待ち時間のフォロー、会話など)
ここではざっくりの書き出しで大丈夫です。あんまり考えすぎると深みにハマっちゃいます。書類選考で落ちまくってたときに泥沼にハマって抜け出すのが大変でした。。。。。ほんまにざっくりから考えはじめましょう。
【ステップ2】自分の強みを紐解いていく
分析ポイント
では実務経験のところから1つ1つ、少しづつ自分の強みを紐解いていきましょう。
①カウンセリング・接客強み→相手の希望を引き出し、信頼関係を築ける②似合う髪型の提案
強み→相手の要望+自分の知識を合わせた提案ができる
③カット・カラー・パーマの実績
強み→多くの施術をこなし、技術に自信がある
④幅広い客層への対応
強み→年齢・性別問わず、お客様に合わせた接客が可能
⑤接客+電話対応+技術
強み→同時進行での作業が得意
ざっくりの内容からでも、これだけ強みがでてきちゃいます。①②③は実務経験を元にした強みで、④⑤の強みは①②③のおかげで培われた強みですね。面接でも職務経歴書でも強みが5つもあれば十分に戦えます。
こんだけあれば自分に自信もつきますしね!
【ステップ3】エピソードで強みを裏付ける
さて、強みが5つ見えてきたら、次はそれを「実際にどんな場面で発揮されたか?」という具体的なエピソードで裏付けていきましょう。
これは書類や面接で「その強みってほんまにあるの?」と問われたときに、信ぴょう性を持たせるために重要なステップです。
たとえば、私の例でいうとこんな感じになります。
エピソード例
①カウンセリング・接客強み → 相手の希望を引き出し、信頼関係を築ける40代女性のお客様が、初めて来店されたときに「自分に似合う髪型がわからない」と不安そうにおっしゃっていました。私はじっくりと時間をかけて普段のライフスタイルや職場の雰囲気、理想のイメージをお伺いし、複数のスタイルを提案してその中から「それならできそう」と納得していただけた髪型を実現しました。その後、その方は3年以上にわたって私をご指名で通っいただけました。技術以上に「安心感」と「信頼関係」を重視する方だったんだと、今でも印象に残っています。
②似合う髪型の提案の強み → 相手の要望+自分の知識を合わせた提案ができる20代の男性のお客様が「清潔感があって就活にも合う髪型にしたい」とのことで来店されました。ただ、彼の髪質はかなりくせ毛で、スタイルの再現性に不安がありました。そこで、私はくせを活かしつつ整った印象を与えるスタイルを提案し、スタイリングの方法も一緒にお伝えしました。その結果、「面接官に清潔感があるって言われました!」と嬉しい報告をいただきました。
このように、「要望+知識+工夫」の組み合わせで、最善の提案をすることが私の強みだと感じています。
③カット・カラー・パーマの実績強み → 多くの施術をこなし、技術に自信がある繁忙期の年末、1日10人以上の施術を担当しながらも、すべてのお客様から高評価をいただけたことがあります。特にカラー施術では、短時間でムラなく仕上げる工夫をしながらも、ひとりひとりの希望に応じた色味を実現できました。施術後に「いつもあなたにやってもらうと気分が上がる」と言っていただけたのが何より嬉しかったです。
数をこなしても質を落とさないという点は、まさに自信にできる部分だと思います。
④幅広い客層への対応の強み → 年齢・性別問わず、お客様に合わせた接客が可能キッズカットからご年配の方のカット、学生、会社員まで幅広いお客様を担当してきました。ある日、親子3代で来店されたお客様のカットを同時に担当させていただく機会がありました。それぞれに合わせた言葉づかいやトーンで会話しながら、全員に満足していただけたことがとても印象に残っています。
柔軟な対応力は、年齢層の広い現場で働いた経験のおかげです。
⑤接客+電話対応+技術強み → 同時進行での作業が得意忙しい時間帯に、カット中の対応をしながらも電話応対、次のお客様の準備までを同時にこなしたことが多々あります。一番印象的だったのは、急なキャンセルと飛び込みのお客様が重なったとき。スムーズにスケジュール調整を行い、スタッフと連携しながら、全ての対応を無事に終えたときは「チームの中で頼りにされてるな」と実感しました。マルチタスクに強いというのも、現場での経験から得られたスキルです。
【ステップ4】価値観を深堀りしてみよう
価値観をわかりやすく言語化
ここまでくると、自分の強みやスキル、エピソードは見えてきました。次に注目したいのは「自分はどんな価値観を大事にしているのか?」です。
自己分析で意外と見落としがちなのがこの「価値観」。でも、転職の軸を決める上ではめちゃくちゃ大事です。
私の場合はこんな感じで洗い出してみました。
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「人の役に立つこと」が好き
→お客様の笑顔や「ありがとう」の言葉がモチベーションになっていた -
「信頼されること」にやりがいを感じる
→長く担当させてもらえることに誇りを持っていた -
「変化や成長」にワクワクする
→新しい技術を学んだり、できることが増えるのが楽しかった -
「自分の力を発揮できる場」がほしい
→ただ与えられた仕事をこなすより、自分の判断が活きる場面にやりがいを感じていた
このように、自分の「大事にしてきた感覚」を言語化しておくと、転職活動のときに「この会社、自分に合いそうかどうか?」を判断する指標にもなります。
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