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今やPC/コンソール/モバイルそれぞれのプラットフォームでサバイバルジャンルの作品は定着していて、多くのプレイヤーがさまざまな世界を舞台にサバイバルを楽しんでいます。
Game*Sparkでは【クラフトサバイバル名鑑】として、同ジャンルが好きな筆者が、定番作品を中心にクラフトサバイバルジャンルの作品の魅力を紹介・解説しています。記念すべき連載30回目で紹介するのは、2011年5月17日に配信された2Dサンドボックス『テラリア』です。

今年で14周年!続々登場の“最終”アップデート
『テラリア』は、アメリカに本拠を置くインディーゲームスタジオRe-Logicが手がける作品。2011年に発表・配信され、今年で14周年を迎える本作はこれまでPCだけでなく、PS3/Xbox 360などをはじめとする各種コンソールやモバイルでも配信され、非常に多彩なプラットフォームでのプレイが可能です。今や定番中の定番と言えるゲームの一つだと思います。
そんな『テラリア』を語るうえで、開発の歴史を語らないわけにはいきません。まず、大前提として今も更新が続けられている本作は、すでに“最終”アップデートが配信されています。2020年(PC版準拠)にリリースされた「Journey’s End(v1.4.0.1)」にて、公式に最後のメジャーアップデートと紹介されているのです。
しかし、半年後には追加要素を含む「Rounding Out the Journey(v1.4.1)」を配信。2021年3月にはSteamワークショップサポート(v1.4.2)、11月には『Don’t Starve Together』とのクロスオーバー(v1.4.3)が配信されています。そして、2022年9月に新たな“最終”アップデート「Labor of Love(v1.4.4)」が配信されているのです。
現在は次の“最終”アップデート「v1.4.5」を開発中。このアップデートでは『Dead Cells』とのコラボや公式日本語対応、新コンテンツなどが盛り沢山です。なお、2025年1月に過去のv1.1.2をプレイできるようになったのですが、こちらの名称が「v1.1.2 First Final Version」。一体どれが本当の“最終”なんだ……!
※下の映像は公式クリエイターによるv1.4.5のプレイの様子なのでネタバレ注意
ちなみにRe-Logic創設者のアンドリュー・スピンクス(Redigit)氏は、本作のアップデートについて「最終アップデートがある限りゲームが死ぬことはない」とSNSでのユーザーの質問に返答しています。今後の“最終”アップデートの展開にも目を離せませんね!
気軽さも歯ごたえも楽しめる
ゲームは最低限のツールと案内役のNPC・ガイドがいるだけの状態からスタートします。PC版ではチュートリアルがなく、ガイドからある程度の説明が聞けるのみ。他プラットフォームでは専用のチュートリアルモードも追加されていますが、基本的には自分で世界を広げてボスを倒していくのが主目的です。
本作の大きな特徴として「キャラクター」と「ワールド」のセーブデータが分かれていることがあります。作成したキャラクターはステータスやアイテムを引き継いだまま、他のワールドで最初からプレイすることもできるのです。もちろん、マルチプレイにお気に入りのキャラクターを持ち込むこともできます。



ワールドとキャラクターにはそれぞれ難易度設定があり、キャラクター設定ではパーマデス方式にすることも可能です。ワールド設定の難易度を上げると追加アイテムもあるため、ある程度育てたキャラクターで高難易度に挑むといった遊び方も。もちろん、1から苦境に挑むのもプレイスタイルですね。
また、公式で公開している特別なワールドもあります。代表的なのが『Don’t Starve Together』とのクロスオーバー世界で、普段のゲームにない「空腹度」「暗闇でダメージ」システムが追加されたり、新しいアイテムや敵が追加されます。こちらはワールド生成時のシード値に「the constant」を入れればプレイ可能です。


本作は他のゲームとのコラボレーションも多く行っていて『マインクラフト』『Project Zomboid』『スターデューバレー』などのアイテムやコンテンツも登場。次回アップデートで『Dead Cells』コンテンツも実装されますし、2025年に『パルワールド』とのコラボレーションも発表済みです。
死んで覚えて進んでいこう
『テラリア』は簡単に言ってしまえば「なんでもできる」ゲームです。最初は何をしていいのかわからず、世界を探索したり、木を切って家を作ったり、準備もできないまま夜を迎えて敵に殺されることでしょう。そうして少しずつやれることを知り、再び死に、ゲームを進めていくのです。
クラフトとしては銅製ツールから始まり、鉱石や敵ドロップを集めて装備をアップグレードしていくことが中心。ワークベンチやかまど、鉄床などの施設を設置すれば新しいアイテムをクラフトできるようになります。ただし作れるアイテムの量が異常に多いので、悩むことも多いでしょう。



幸いガイドは、素材を見せれば「作れるアイテム」を教えてくれます。アイテムにはステータスや効果も記載されているので、実用性が高そうだな、と思うアイテムを選択するための指針になります。まずは快適なクラフトを実現するため、斧やツルハシの強化を目指すのがおすすめです。あと武器は速攻で木の剣に変えましょう。

世界には草原や雪山、砂漠、ジャングルなどのバイオームがあり、ワールド生成時にランダムで配置されます。また、地下には豊富な資源や宝物が眠っていて、深くなればなるほど独自の世界が広がっていきます。当然敵も多く、貴重な土地には強敵も多いので「敵に負けない装備を作る」のがわかりやすい目標ですね。





何もわからない状態で手探りで進むのも最高に面白いのですが、ちょっと何をやったらいいかわからない……という人は、スパイク・チュンソフトの日本語版公式ページを見るのもオススメです。アップデートでの追加分には対応できませんが、PS3版のガイドもある程度参考になりますよ。




やれることが多すぎる嬉しい悩み
発売から14年経ち、度重なるアップデートがリリースされてきた『テラリア』は、その圧倒的なコンテンツ量も大きな特徴。ゲーム内には多くのボスキャラクターも登場するのですが、極端な話をすれば倒さなくてもいい相手も多いのです。もちろん素材や武器も入手できますので遊ばないのはもったいないですが……。
ゲームの攻略を進めていく内に、プレイヤーの助けとなるNPCもどんどん増えていきます。彼らは家(部屋)を作ることで定住し、いつでも便利なアイテムの購入や回復などを行ってくれるので、彼らの加入方法を見つけ出すことも大切です。機械を使ったテレポートや罠の設置などもできるようになりますよ。





探索やクラフトをしていくことで、生活はどんどん便利で安定したものになっていきます。高速移動や戦闘サポート効果のあるアクセサリー装備があったり、くらいところを照らしてくれる便利なペットなども存在します。遊べば遊ぶほどプレイの幅が広がっていくので、とにかく気になるものは試してみましょう。
もし物資が足りなかったり、無茶な攻略を進めてゲームに行き詰まりを感じたら、新しいワールドを作っても構わないのです。プレイヤーにアイテムを持たせて往復すればアイテムは運び込めますし、これまで培った知識で攻略も早く進んでいくでしょう。世界には2つの種類があるので、アイテムのコンプを狙うのもいいかも知れませんね。



『テラリア』はやれることが多すぎて、それがとても贅沢で嬉しい悩みです。敵の低確率ドロップ品を狙ったりするハント目的でも楽しめますし、こだわった美麗な建築を作ることも自在です。また、PC向けには公式Modツールなども配信されているので、まさに遊び方は無限大と言えますね!
今回『テラリア』を紹介するにあたり、編集さんと「どこまでネタバレしていいの?」と協議になりました。発売から14年経って多くの人々がゲームの内容、もしくはある程度の展開を知っていると思いますが、なるべく新鮮な気持ちでプレイしたいと望んでいます。
結局本記事では「とあるボスまで」を基準とし、極力スクリーンショットで美味しい部分を見せないようにしているつもりです。せっかくなのでワールド(ミディアム)もキャラクターも1から作り直してプレイしましたが、久しぶりのプレイでも十分なやりごたえを感じて「いいゲームだな……」と、あらためて感じました。


『テラリア』はとにかく自由です。果たすべき目的やそこに到達するまでの道はある程度決まっていますが、まずは自分の遊びたいやり方を優先して構わないと思います。「ちょっと敵が強くて難しいな」「これってできないのかな?」と思ったら、その解決方法を模索するのも楽しいものです。
数年にわたる“最終”アップデートによって、既存プレイヤーでも新鮮な体験を味わえるのも大きな魅力。数あるゲームの中でも、プレイ時間や体験としてのコストパフォーマンスが非常に優れていると言える作品です。今のうちに遊びながら、PCでは公式日本語対応も遂に実装される、来たるべく次の“最終”アップデートに備えておきましょう!