オーストラリアのウエストパック銀行は、コスト削減目標達成のため、10年間で最大規模となる1500人以上の人員削減を計画している。豪経済誌オーストラリアン・フィナンシャル・レビュー(AFR)が20日、匿名の情報筋を引用して報じた。
人員削減は、業務プロセスとテクノロジーの簡素化を通じて事業を改革する同銀の計画の一環だ。AFRによると、2024年12月に就任したアンソニー・ミラー最高経営責任者(CEO)は、既に役員チームを大幅に変更している。
AFRは2人の関係者の話として、ミラー氏は、数カ月以内にほとんどのチームで従業員数を5%削減する方法を検討するよう、マネジャーらに求めたと報じた。
ウエストパックの最新の公表正社員数に基づくと、5%の削減で1700人が退職することになる。AFRは、削減は前事業年度に削減された約900人の正社員に上乗せされるとしている。
原題:Westpac to Eliminate More Than 1500 Jobs, Most In a Decade(抜粋)
🧠 編集部の感想:
ウエストパック銀行の大規模な人員削減は、経済状況の厳しさを反映していると感じます。業務の効率化とコスト削減は重要ですが、多くの従業員が影響を受けるのは悲しい現実です。新CEOのリーダーシップに期待しつつ、企業の変革が社会にどのような影響を及ぼすか注視したいです。
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