問題です。次の写真の中で、乾燥大麻はどれでしょうか? ……回答をフリップにお書きください。警察官も頭を悩ます(?)乾燥大麻の見分け方/画像はYouTubeより警視庁の公式YouTubeチャンネルで5月16日、警視庁とは思えない……むしろアングラ系YouTuberの企画なのではないか? と錯覚してしまうような動画が公開された。動画のタイトルは「【vsリアル刑事】警察官なら分かって当然?薬物クイズ【メトポリ】」。読んで字の如く、警察官がコカインや大麻をはじめとした違法薬物に関する隠語などを、クイズとして出題している。【画像】警視庁による薬物クイズの問題と正解薬物密売事件担当の警察官も挑戦した薬物クイズ警視庁の薬物クイズ動画には、警視庁広報課の小西部長と吉田さん、薬物銃器対策課の長谷川部長が参加。同じく薬物銃器対策課の田中警部補が出題者となって、全5問の問題に挑戦して正解数を競った。薬物クイズに挑戦する警察官の方々/画像はYouTubeより正真正銘、本物の警察官が挑戦する薬物クイズ。この字面だけでも非常に引きのある動画だが、全体的にポップかつカジュアルで、およそ薬物クイズに興じているとは思えない内容が特徴だ。ちなみに出演者の一人であり長谷川部長は、薬物密売事件捜査を担当。もし街で後ろを振り向いて、長谷川部長がいた際には、捜査対象となっている可能性が高いという。気をつけたい。道で後ろを振り返った時、長谷川部長がいたら注意しよう/画像はYouTubeより冗談はさておき、この動画自体は当然ながら注意喚起の意味合いで公開されているはず。実際、動画の概要欄には、大麻やコカインなどの違法薬物の売買にSNSが悪用されている点を踏まえて、以下のような注意書きがある。「大麻の所持や売買は違法です。SNSを通じた大麻販売の誘いや、『荷物を受け取るだけで報酬』などのいわゆる闇バイトの募集には多くの危険も伴いますので、決して応じてはいけません。また、友人等に誘われてもはっきりと『NO』と言って断りましょう!」「コカインの隠語」全員不正解で波乱の幕開け動画で出題されている問題は、現役の警察官でも頭を悩ます本格的なものばかり。たとえば第1問「コカインを4文字で略す隠語は何?」という問題に対しては、回答者の3人とも「コカノミ」「チェリー」「クラーク」と不正解(正解は「クラック」もしくは「ホワイト」)。薬物密売事件を担当している長谷川部長までもがミスをする波乱の幕開けとなっている。続く第2問では、SNS上で違法薬物の売買において、検索を逃れるために絵文字が使用されているとして、「コカインを表す絵文字」が出題。コカインを表す絵文字はどれか?/画像はYouTubeより正解は自転車の絵文字であり、理由はコカインが隠語で「チャリ」と呼ばれているから。ちなみに候補となった絵文字はすべて隠語であり、こうした絵文字がSNS上に出てきた場合は、「違法薬物の取引を疑った方がいいかもしれない」という。コカインを表す絵文字の問題の正解/画像はYouTubeよりほかにも、写真を見て乾燥大麻や覚醒剤を当てる問題や、麻薬及び向精神薬取締法以外で規制されている薬物を当てる問題が出題。乾燥大麻はどれか? みんなで考えている/画像はYouTubeよりなお、YouTubeの概要欄には、問題の解説も記載されている。答え合わせをしながら違法薬物を表す隠語への理解が深まる内容となっている。
KAI-YOU編集部_ストリートカルチャー部門
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ポップポータルメディア「KAI-YOU」の編集部(2013年3月15日より運営開始)。重要性の高いニュース記事に加え、クリエイターへのインタビューや発表会、展覧会などのイベントレポート、独自の視点・切り口からのレビューやコラムなども多数配信。ポップカルチャーと現代社会が相互に影響し合う歴史を記録しながら、シーンの最先端にある新たな価値観や才能を発掘・発信している。ストリートカルチャー部門では、日本でも空前のブームが巻き起こるラップ、ヒップホップや、CBD、タトゥー、スケート、ダンス、グラフィティを含むストリートカルチャーやティーンに支持されるユースカルチャーに注目。さらに、そのカルチャーが息づく渋谷などの街の情報を発信している。
🧠 編集部の感想:
この薬物クイズは、警視庁が難解な問題を通じて違法薬物への注意喚起を行うユニークな試みですね。警察官でも正解できないほどの難しさには驚きですが、ポップな雰囲気が興味を引きます。SNSでの薬物販売の危険性を伝える意義は大きいと思います。
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