🧠 あらすじと概要:
この記事の要約
この記事は、石田衣良の自己啓発本シリーズ「夢をかなえるゾウ0」に関する感想文です。主なテーマは「本物の夢」を見つける方法で、主人公がパワハラ上司に悩む中、ゾウの姿をした神様ガネーシャから課題を受け取ることで心の変化を遂げていく様子です。具体的な課題を通じて、「本当の自分」を発見する重要性が示され、特に「好きな匂い、物、人、場所を見つける」という課題が印象的に紹介されています。著者は、自己表現の重要性を強調し、読者に実践を促す内容となっています。
あらすじ
「夢をかなえるゾウ0」は、パワハラ上司に悩む主人公がゾウの姿をした神様ガネーシャと出会い、彼から提示される日常的な課題を通じて自己成長を図る物語です。ガネーシャは、夢を見つけるためには日々の生活に「初めて」を取り入れることや、日の出を見ることなど、シンプルながらも深い教えを通じて主人公を導いていきます。彼の課題は誰にでも実行できるもので、現代人が忘れがちな「本当の自分」を再確認させるものとなっています。
皆さんは自己啓発本を読まれたことはありますか?就職活動や転職活動をしている方なら読まなければと思いつつ、難しそうでなかなか手が出ないという方も少なくないのかなと思われます。そこで今回紹介する本は大人気自己啓発本シリーズの最新作「夢をかなえるゾウ0」です!自己啓発本で迷われている方にぜひ一冊目として手に取ってもらいたい本です。
あらすじ
どうすれば、”本物の夢”を見つけることができるのか?そもそも、”本物の夢”とは一体、どのようなものなのか?ガネーシャから出される課題は、過去の偉人たちがこなしてきた習慣であり、その気になれば誰にでも実行できる内容になっています。《課題例》・日の出を見る・生活に「初めて」を取り入れる…など
熱の通ったあなただけの「夢」を見つけるために、ぜひ課題を実行してみてください。
Amazon公式サイトより抜粋
パワハラ上司の横暴に悩まされながらも、会社を辞められない主人公の前に現れたのはゾウの姿をした自称神様ガネーシャ。主人公は本当の夢を見つけるためにガネーシャから日々の課題を出されることに。その課題の背後にある教えとは?現代社会に生きる私たちに強烈なインパクトを与えてくれるでしょう。
ガネーシャの課題
「夢をかなえるゾウ」というタイトルを一度は耳にしたことがあるかもしれませんが、なぜ私がそんなにおすすめするのかというと、大きく二点です。一点目は、日々の日常に取り入れやすいという点です。二点目がガネーシャの関西弁とギャグセンスがなじみやすく、飽きずに読み進められる点です。なかなか関西弁の自己啓発本ってないですよね。
そこで以下では私が特に感激を受け、実践してみようと思えた「課題」についてご紹介します。皆さんも日々の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
好きな匂い、物、人、場所をみつける
ガネーシャはこの課題が本当の夢を見つける第一歩であると言います。夢とは本当に好きなことであり、その、自分の本当に好きなことというものを現代の人々はよくわかっていないと言います。その理由は、周囲の人からどう思われるかばかりを気にし、「本当の自分」を見失ってしまっているからです。すべての価値が人から認められるか、人が欲しがるかという、人からの評価を気にしているうちは自分の気持ちには気づけません。やりたいことではなくやらなければならないことを優先しているようでは自分を変えることはできません。他人の好みが張り付いた本音から少しずつそれらを剥がしていけばおのずと自分が本当にしたいことが見えてくるでしょう。その第一歩がこの課題だったというわけです。
特に日本人にとってはある種のジレンマなのではないかと思います。日本人らしさというものは過度の自己主張を嫌います。そいういった教育や文化、雰囲気は一方で日本人という美意識を形成しますが、もう一方では本当の意味で自分の人生を歩む障害になりかね得ないのです。大人の階段を上り、自分に自信が持てるようになるころ、適切な自己表現というものはその後の人生をより豊かにするための一助を担うでしょう。
このようにガネーシャの教えは深く考えさせられるにもかかわらず、実践しやすいものばかりでした。もっと紹介したかったですが、ネタバレにもなりますので皆さんが読んで確かめてみてください。
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