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見た目だけ整えればOK?ブランディング誤解あるある勇_株式会社逆光

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概要

この記事では、ブランディングに関する一般的な誤解や問題点について解説されており、特に見た目を整えることに焦点を当てたアプローチがどのようにブランディングの本質からずれてしまうかを論じています。著者は、ブランディングの成功には内面的なコンセプトの整備が不可欠であり、見た目だけでは不十分であると主張しています。

要約(箇条書き)

  • ブランディングの誤解: 多くの人が「ブランディング = 見た目の整備」と捉えている。
  • 目的のズレ: ブランディングは「中の人」と「外の人」との認識を揃えることが目的であり、見せ方ではなくあり方が重要。
  • 内側の整備を優先: コンセプトや理念を先に整えるべきであり、外側の見た目はその後でいい。
  • 採用の課題: 見た目ばかり整えた企業は、実際には人が定着しにくいことが多い。
  • 見た目も重要だが: デザインは大切だが、内面と一致する場合に限る。ズレがあると「嘘っぽさ」が際立つ。
  • 問い直しが必要: 独自のブランディングを確立するためには、事業の目的や目指す感情を明確にすることが重要。
  • 自然に整う伝え方: 明確な問いを持つことで、見た目と言葉が自然と一致するようになる。

見た目だけ整えればOK?ブランディング誤解あるある勇_株式会社逆光

勇_株式会社逆光

2025年5月30日 17:47

よく聞かれるこの質問に、あなたならどう答えますか?ブランディングって何?と聞かれて真っ先に浮かぶのは、  「ロゴを整えること」だったり、「SNSをおしゃれに見せること」だったりする人が多いと思います。実際、名刺・サイト・映像などの“ビジュアル”が綺麗だと、それだけで“ちゃんとしてる感”は出る。  でもそれだけで本当に「伝えたいこと」って、届いているのでしょうか?

「整える」ことが目的化すると、ズレが生まれる

そもそも、ブランディングの目的ってなんでしょうか。本来は、「中の人」と「外の人」の認識を揃えることだと僕は考えています。  つまり、“どう見せたいか”ではなく、“どうありたいか”を整える作業です。でも、世の中の多くのブランディング事例は、「おしゃれに見せること」に注力したような表現が目立っている。 その結果、「見た目は綺麗。でも中身と一致していない」状態になる。ブランドって、“にじみ出るもの”なんです。  中にあるものが、言葉やデザインに“現れてしまう”ものだと思うんです。だからこそ、最初に整えるべきは「外側」ではなく「内側」。  いわゆる「コンセプト」をしっかり整えるところから始める。どうしても表面から手をつけたくなるけれど、そこには落とし穴があります。

採用・定着がうまくいかない会社に共通していること

これまで多くの企業やお店と関わってきましたが、  「見た目ばかり整えている会社」は、なぜか人が定着しません。例えば、HPやパンフレットでは「風通しの良い職場です」と言いながら、  中に入ってみると上司の顔色ばかり見て、誰も本音が言えない。これって、プロモーションが先行してしまって、ハリボテになってしまっている状態です。  “ズレた印象”を強化してしまっている。また、SNSも同じです。「今日も空いてます!来てください!」という投稿が毎日続くと、  読み手には「このお店、いつも困ってるな。売れてないんだな…。」という印象を与えてしまう。SNSって、ただ続ければいいものではありません。  その人や会社の“あり方”がにじむ場所だからこそ、適当にやっているとお客さんにはそれが伝わってしまいます。

「でも見た目も大事では?」への応答

もちろん、大事です。  デザインや映像の力はとても強いし、見た目で“興味を持ってもらう”こともある。でも、それはあくまで「中身と一致している場合」に限ります。中身がズレていれば、どれだけ洗練されていても、“嘘っぽさ”が出てしまう。  実際、おしゃれなデザインほど、かえってズレが目立つという現象もあります。逆に、めちゃくちゃ地味なデザインでも、想いやストーリーがしっかり伝わってくる会社は、  「なにか芯があるな」と感じさせられるんです。だから、「見た目は大事。でも、優先順位は中身が先」。  このバランス感覚が、ブランディングにはとても大事だと思っています。

「何を信じて、どうありたいか」から始めよう

「自社のブランディング、どうしたらいいか分からない」  そんなとき、最初にやるべきことは、“かっこよく整える”ことではありません。問い直すべきは、  「うちは何のためにこの事業をやってるのか?」  「誰に、どんな気持ちになってもらいたいのか?」それがないまま、ロゴを作っても、サイトを整えても、SNSを運用しても、  すべてが“ブレて”しまいます。逆に、その問いが明確になれば、見た目も言葉も自然に揃っていきます。 

わざと整えなくても、伝えたいことが“にじみ出る”ようになると思っています。

▼ ブランディングを“見せ方”から“あり方”へ。  株式会社逆光では、企業や個人の「らしさ」や背景を価値に変えるブランディング支援を行なっています。 

https://backlight.co.jp

この記事は、筆者自身の音声と語りをもとに、  音声配信・思考整文サービス「Udatsu(ウダツ)」を通じて構成された記事です。  話すことで考えを整理し、発信へつなげたい方は、こちらをご覧ください。 

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