本作は、2024年9月よりMBSのドラマフィル枠で放送された「スメルズ ライク グリーン スピリット」を映画化したもの。ドラマ版を再編集し、オリジナルエピソードを追加している。劇中では平成の閉鎖的な田舎を舞台に、自分のアイデンティティに気付いた主人公・三島フトシと、彼を取り巻く少年たちが過ごすひと夏が描かれる。隠れて口紅を塗ったり女性ものの服を着たりすることが日課の三島を荒木、三島をいじめる同級生グループのリーダー・桐野マコトを曽野舜太(m! lk)が演じた。
映像には、三島が口紅を塗ろうとする桐野を目撃し、心を通わせていく屋上のシーンなどを収録。藤本洸大演じるクラスのムードメーカー・夢野太郎、阿部顕嵐(7ORDER)扮する社会科教師・柳田の姿も捉えられた。
原作マンガの作者・永井三郎は「映像になった事で、第三者目線で改めて、実際にその土地で産まれ、生活し、その後も続いていく彼等の物語を感じました。誰の目線で見るかでも大分感じ方が違うと思います。また、時が経って違う誰かの目線で考える事があるかもしれません。普遍的な青春譚だと思っています。彼等の熱い&暑いひと夏、その後を感じて頂けたらと思います」とコメントしている。
©︎「劇場版 スメルズ ライク グリーン スピリット」製作委員会
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編集部の感想:
この映画は、 LGBTQ+のテーマを扱いながら、普遍的な青春の葛藤を描く点が印象的です。屋上のシーンで心を通わせるキャラクターたちの関係性に期待が高まります。原作者のコメントも、視点の重要性を示唆していて興味深いです。
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