


イギリス海軍が「eスポーツスイート」を導入
ニュース記事公開日:2025年07月08日 07時00分
イギリス海軍が、空母「プリンス・オブ・ウェールズ」に12台のゲーミングPCを搭載した「eスポーツスイート」を導入したことが発表されました。この取り組みは、イギリスeスポーツ連盟とのパートナーシップの一環として進められたものです。
eスポーツ設備の概要
プリンス・オブ・ウェールズに設置されたeスポーツ設備には、NVIDIAの「GeForce RTX 4080」グラフィックボードとIntelのCore i7プロセッサを搭載したハイエンドゲーミングPC「Alienware Aurora R15」が12台含まれています。この設備は、船内のジムやボウリング場、卓球場などと共に、乗組員のスポーツ施設として利用されます。
イギリス軍におけるeスポーツの役割
イギリス国防省は2024年3月にeスポーツを公式な軍事スポーツとして認定し、乗組員や民間人がこの活動を楽しむことを奨励しています。これにより、軍艦内には家庭用ゲーム機用のスペースも設けられていますが、プリンス・オブ・ウェールズのように本格的なゲーミングPCが導入されたのは初めての試みです。
ビクトリア・マーリー氏は、eスポーツスイートの利用が乗組員の士気向上に寄与することを強調し、趣味を楽しむことでチームメンバー間の交流が促進されると述べています。
未来への展望
イギリスeスポーツ連盟のチェスター・キング社長は、ゲームがコミュニケーション能力やリーダーシップを育成する役割を果たすと強調しました。さらに、eスポーツが次世代の人材を引き寄せるための戦略的なツールとして機能することを期待しています。
この動きは、イギリスの防衛業界でも急速に成長しているeスポーツ市場に対応するものであり、今後のさらなるパートナーシップの発表にも期待が寄せられています。
🧠 編集部より:
補足説明:イギリス海軍のeスポーツスイート導入
イギリス海軍が空母「プリンス・オブ・ウェールズ」に12台のゲーミングPCを搭載した「eスポーツスイート」を導入したことで、兵士たちの士気向上やコミュニケーションの強化を図っています。この動きは、イギリスの国防省とeスポーツ連盟の緊密な協力のもとで実現しました。
背景
2024年3月、イギリスはeスポーツを公式な軍事スポーツとして認定しました。これにより、乗組員や民間人がeスポーツに参加することが奨励されており、さまざまなゲーム機が軍艦にも設置されています。プリンス・オブ・ウェールズにおける本格的なゲーミングPCの導入は、軍艦でのeスポーツの新たなスタンダード設定への一歩となります。
豆知識
eスポーツは単なる娯楽にとどまらず、コミュニケーション能力の向上や戦略的思考の育成にも寄与します。軍隊におけるチームビルディングや士気の向上にも大きな効果をもたらすとされています。また、eスポーツ関連の技術や戦略がリアルな戦闘訓練にも応用される可能性があるため、今後の展開が注目されます。
参考リンク
この取り組みは、イギリス軍が最新のテクノロジーとエンターテインメントを活用して、現代の戦闘スタイルに適応しようとしていることを示しています。興味深いのは、eスポーツを通じて軍務の厳しさからのリフレッシュを提供し、兵士たちの精神的健康を守るというアプローチです。
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キーワード: eスポーツ
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