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概要
製造業に勤務する著者が、紙ベースの業務をエクセルに移行する際の経験と課題について述べています。簡単な置き換えではなく、現場での利便性やユーザーフレンドリーなシート作りが重要であると強調しています。
要約の箇条書き
- 製造業での業務を紙からエクセルに移行する必要性。
- 単なるデータの置き換えでは現場では使いにくい。
- 現場の人々のパソコンスキル不足や文化的抵抗が課題。
- 解決策として、著者が自身でエクセルシートを開発。
- シンプルな操作やミス防止の仕組みが重要。
- 自動化や視覚的なフィードバックを活用。
- テンプレートの保護設定でエクセルの安定性を確保。
- 現場経験とシステム知識の両方を有することが有効。
- 同様の問題を抱える人々に助けを提供する意欲。
紙からエクセルに移行するときに直面した現場のリアル
エクセル化を進めるうえで、現場で直面した課題は数えきれません。•作業者がパソコンに不慣れ•忙しくて「書いた方が早い」「楽だ」という意識が根強い•現場には“お決まりの書き方”という文化がある•「いつも大丈夫だったから」規格外に気づかないことがあるつまり、単に見た目を紙からエクセルに置き換えただけでは、現場では使ってもらえません。むしろ使いにくくなってしまうことすらあります。
解決のカギは「現場経験」と「システムの知識」
私は、現場での作業経験もあり、**VBA(エクセルのマクロ機能)**を使った開発もできたため、「だったら、自分で現場向けのエクセルを作ってみよう」と考えました。すると、想像以上に喜んでもらえました。「こんなことできるの?」「ボタンひとつで全部できちゃうんだ!」「こういうの、現場の人じゃ思いつかないよね」そんな声が現場から聞こえてきました。
実際に気をつけたポイント
エクセル化で意識したのは、とにかく現場で無理なく使えること。そのために、以下の点に特に注意しました。
1. とにかくシンプルな動作
できる限り自動化。複雑な操作は極力省きます。•ボタンひとつで一連の作業を完了•入力する場所を最低限に•何をすればいいかが“見た目で分かる”ように設計
2. ミスや忘れを防ぐ仕組み
人はどうしてもミスをします。それを責めるのではなく、ミスが起きにくい仕組みを作るのがエクセルの役目だと思っています。•規格外があれば、色で強調表示•入力すべき項目が空欄ならアラートを表示•計算ミスや書き間違いを排除するために、数式やVBAでロジックを自動化
3. 変えてほしくないところは保護
テンプレートやルールが壊れてしまわないように、「触ってほしくないところ」は保護設定でしっかりガード。数年使い続けられるエクセルを目指してその時に作ったエクセルは、数年経った今でも軽い修正をするだけで現役で使われています。作業ミスや漏れも激減し、「あのエクセル便利だよね」と言ってもらえるのが何よりうれしいです。
同じような悩みを持つ方へ
現場のリアルと、パソコン側の知識。その両方を理解している人間が作るエクセルは、“使いやすさ”がまるで違うと実感しました。もし、あなたの職場でも•紙の管理が非効率だと感じている•エクセルに移行したいけど現場がついてこられない•作業ミスを減らしたいそんな悩みがあれば、お手伝いできることがあるかもしれません。ぜひお気軽にご相談ください。
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