木曜日, 5月 15, 2025
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米関税発表で金融市場は「崩壊寸前」だった-ECBナーゲル氏 – Bloomberg

欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのナーゲル・ドイツ連邦銀行総裁は、先月米国が発表した関税措置によって金融市場は崩壊寸前に陥ったと指摘、不安定な経済政策に対する市場のもろさを強調した。

  ナーゲル氏は14日、マドリードでの行事で「4月2日以降については『混乱」という言葉がふさわしいだろう」と述べ、市場は「崩壊寸前だった」と語った。トランプ米大統領は同日に一連の関税措置を発表し、その後世界的な株安など市場に大きな動揺が広がった。

  ナーゲル氏は自由貿易の障壁を高めることが米国にどのような良い結果をもたらすのか見当がつかないとも述べた。

  同氏は「今後数週間、数カ月間に米国側にも学びがあることを願う」と指摘した上で、「そうでなければ、この不確実性が続くだろう。不確実性が良くないことは、われわれは経済から学んでいる」と続けた。

  世界の通商が一段と不透明になっているのに伴い、ECBの金利判断も難しくなっている。ナーゲル氏は「不確実性はまだある」として、「6月会合まで待つのが最善だろう。新たなデータを見極め、判断していく」との考えを示した。

原題:ECB’s Nagel Says US Tariff News Almost Caused Financial Meltdown

(抜粋)



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🧠 編集部の感想:
米国の関税発表が金融市場に大きな不安をもたらし、崩壊寸前に追い込まれたという指摘は驚きを禁じ得ません。ナーゲル氏の言葉からは、自由貿易の障壁がもたらす影響への懸念が強く伝わります。経済の安定には予測可能性が不可欠であり、早急な対話が求められるのではないでしょうか。

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