先週の米新規失業保険申請件数は減少し、労働市場の安定を示す水準に戻った。前週は4月下旬の春休みなどに伴い、一時的に増加していた。
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新規失業保険申請は総じて低水準にとどまっており、関税や連邦政府縮小の影響で経済の不確実性が高まる中でも、人員削減が少ない状況が続いていることを示している。
パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は7日の会見で、関税によりインフレ加速と失業増加につながる恐れがあるものの、労働市場は堅調との認識を示した。
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週ごとの変動をならした新規申請の4週移動平均もほとんど変化はなかった。
季節調整前のベースでも、先週の新規申請件数は減少。ニューヨーク州の申請件数が減ったことが主因だった。同州ではバス運転手や用務員といった一部の学校職員が春休み期間に失業保険を申請することが認められており、前週に急増していた。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:US Jobless Claims Drop After Brief Spike During Spring Recess(抜粋)
(詳細を追加して更新します)
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