資産家ケン・グリフィン氏は、米国が国内の大学を卒業した外国人学生にビザ（査証）を発給すべきだと訴えた。同氏は共和党の大口献金者でもある。
グリフィン氏は７日、これらの学生が米国にとどまることが重要だとし、「米国の優れた大学や優れた大学院を卒業すれば、その学位と共にビザを得られるべきだ」と主張。「米国にようこそ。ここにとどまり、キャリアを築いてください」と歓迎すべきだと語った。ミルケン研究所グローバルコンファレンスで発言した。
米大学を卒業した外国人学生にビザを発給すべきだと語るケン・グリフィン氏
Source: Bloomberg
集まった投資家や金融関係者、企業幹部らに対し、自身や親が米国外の出身である場合は手を挙げるようにと、同氏が呼び掛けると、多くの人が手を上げた。米国でのより良い人生を求めて他国を離れた事実は「強い決意の表れだ」と同氏は語った。
米国が直面する課題の一つは、国民に約束した社会保障の実行を目指す中で、経済成長が鈍化していることだと指摘。約束を果たすには、国内総生産（ＧＤＰ）や一人当たりの生産性を大幅に拡大する必要があるとした。
グリフィン氏はまた、より多くの留学生を卒業後に米国にとどめるべきだとの考えについて、多くの議員が個人的には支持しているものの、政策として実現していないと言及した。
原題：Ken Griffin Says Foreign Students Should Get US Visa With Degree（抜粋）
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