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第4回ハイウェイシネマ 活動報告私たちのカルチェラタン

🧠 あらすじと概要:

あらすじ

映画「リリーのすべて(原題:The Danish Girl)」は、風景画家アイナーが肖像画家の妻ゲルダと充実した日々を送る中、女性モデルの代役を務めたことをきっかけに、自身の内面に潜む女性リリーの存在に気付くところから始まります。アイナーはリリーとして生活を始めるものの、心と体の不一致に悩むことになります。ゲルダもまた、夫がアイナーでなくなることに戸惑い、二人の間に複雑な感情が生まれます。

記事の要約

第4回ハイウェイシネマの活動報告では、映画「リリーのすべて」の上映が行われました。参加者はリリーとゲルダの視点から映画を鑑賞し、それぞれの苦悩や願望の違いについて考察しました。また、映画の細かな演出や美しい風景、衣装が印象的であったことも述べられています。特に、リリーの自己認識の心理描写や「映る」描写が強調され、映画が描く時代背景の問題点についても触れられました。次回の上映作品「雨に唄えば」の予告もあり、多くの参加を呼びかけています。

第4回ハイウェイシネマ 活動報告私たちのカルチェラタン

私たちのカルチェラタン

2025年5月26日 23:45

2025年5月27日🚩第4回ハイウェイシネマ上映作品:「リリーのすべて(原題:The Danish Girl)」(2015)

監督:トム・フーパー

▶あらすじ
風景画家のアイナーは肖像画家の妻ゲルダと充実した毎日を過ごしていた。ところがある日、ゲルダに頼まれて女性モデルの代役を務めたアイナーは自分の内側に潜んでいた女性の存在に気付く。以来、リリーという名の女性として過ごすようになり、心と体が一致しない事に困惑し、ゲルダも夫が夫でなくなっていく事態に戸惑うようになる。

▶感想・日本語版の題名と原題でずいぶん印象が異なる。→Danishは、「デンマークの、デンマーク人の」という意味なので直訳するとデンマークの女の子となる。・aoiと参加者はリリーの、risaはゲルダの目線で鑑賞した。→偽りの自分から脱却し、本当の自分になりたいと願うリリー→愛する人の幸せを願いつつそこに自分が必要ではないことを感じるゲルダそれぞれに異なる苦しみ(受け入れてもらえない苦しみ、受け入れることができない苦しみ)があり、しかし両者の幸せは同時に成り立たないジレンマがあった。・アイナーの時とリリーの時で字幕の文体が異なっていて芸が細かいと感じた。(英語ももしかしたら女性らしい言葉遣いだったのかも?)・自らの中の女性性に気づく時の心理描写が美しかった。(恍惚とした表情、早まる呼吸、笑みを隠せない口元)・鏡や窓、水面など「映る」描写が多用されていた。→アイナー/リリーの二面性を表している?→水面に映る風景はアイナーが描いていた故郷の風景画を感じさせた・1900年代前半の性科学が影響を及ぼす誤った医療が痛ましかった。→どの病院でも精神疾患や精神分離などと言われ、局部に放射線を当てたり頭蓋骨に穴を開けられそうになる。WHOが「性同一性障害」を精神障害から除外したのは2019年5月であり、トランスジェンダーに治療が必要だとされた時代は長かった。

・風景も衣装も画面全てがずっと美しかった。

▶参考資料

▶次回予告二周飛んで6月16日(月)16:50〜第5回ハイウェイシネマ開場🎞️上映作品は「雨に唄えば」です。

お気軽にお越しください!

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Based in Ochanomizu Univ.お茶大生3名が創設この春スタート🌸映画・読書会…を開催予定!



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