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概要
この記事は、現代の40代が抱える「モヤモヤ」の原因や背景について探求しており、特にキャリアにおける選択の難しさに焦点を当てています。著者のローレンス佐藤は、昇進しても幸福感が得られない現状や、選択肢は増えているのに動けない理由について述べています。最終的には、自分自身の生き方を再考し、「問い」を持つことの重要性を強調し、次回の連載ではキャリアの新たな視点を提供することを予告しています。
要約の箇条書き
- 40代のモヤモヤ: 昇進しても幸福感が得られず、責任が増える現状。
- キャリアの選択肢: 転職市場や副業は活況でも、選択肢に戸惑い、動けない理由。
- 納得する選択軸: モヤモヤの原因は、納得した選択をするための基準が欠けていること。
- 問いの不在: 自分の生きたい方向性を考えずに選択肢を選んでいる場合が多い。
- 選べないことの理解: モヤモヤや選べない状況が自身の能力不足ではないことを強調。
- 次回予告: 「キャリア・クアドラント」についての紹介を通じて、現在地と今後の方向性を見つける内容を提示。
■ 昇進しても、何も変わらないという現実
かつては「課長になれば安泰」「部長になれば一目置かれる」
そんな“キャリアの階段”がありました。でも今、課長になっても、部長になっても、自由にはなれないし、幸せにもなれない。
むしろ責任と業務だけが増え、心はさらに遠ざかる。
それが、現代の40代管理職が置かれているリアルではないでしょうか。
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■ 転職市場は活況、副業は解禁──それでも動けない理由
転職支援サービス、起業セミナー、スキルアップ講座…。選択肢は無限にあるように見えます。でも、選べない。動けない。踏み出せない。なぜでしょうか?
それは、自分にとって何が正解か分からないからです。
•やりたいことは…なんだっけ?•そもそも、自分にできることって…?•今の会社にいる意味は…あったっけ?
現代の40代が抱える“キャリアのモヤモヤ”の正体は、
選択肢がないことではなく、「納得して選ぶ軸」がないことにあります。
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■ モヤモヤの正体は、「問いの不在」かもしれない
実は、多くの40代は、「答え」を探そうとしすぎています。•どの資格が有利か•どんな副業が儲かるか•どこの会社なら転職できるかでも、それ以前に必要なのは、
「自分は、どう生きたいのか?」という問いです。
この問いなしに選んだ選択肢は、いつかまた、別のモヤモヤを生み出すだけかもしれません。
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■ 「選べない自分」は、あなたのせいじゃない
ここで一つ、大事なことをお伝えします。モヤモヤしていることは、悪いことではありません。そして、「選べない」ことも、あなたの能力不足ではありません。むしろ、選べない状態こそが、
これから“自分の軸”を取り戻すスタートラインです。
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■ 次回予告:キャリア・クアドラントとは何か?
次回は、いよいよ「昇る・残る・始める・出る」のキャリア・クアドラント4象限について紹介していきます。それぞれの象限にいる人たちのリアル、その選択がもたらす可能性とリスクをひもときながら、あなたの現在地とこれからの方向性を見つめていきましょう。⸻
あなたのモヤモヤに、“名前”と“形”を与える。
それが、この連載の最初の目的です。
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