こんにちは、今回は2025年5月18日に発表された、AIに関する注目ニュースを分かりやすくまとめてご紹介します。
日本発の技術から医療の進歩、企業の買収、国際的な動きまで、「今、AIはどこまで進んでいるのか?」がよく分かる内容になっています。
日本から登場!「察するAI」が話題に
言わなくても“空気”を読むAI
大阪の企業「次世代AI教育株式会社」が、日本人特有の「空気を読む力」や「察する力」を再現する新しいAI「SENSE-6.EX(センス・シックス・イーエックス)」を発表しました。
このAIは、話していない感情や沈黙の雰囲気にまで反応することができます。
6つの層で“人の気持ち”を理解
SENSE-6.EXは、人の話を以下の6つの視点から読み取ります:
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言語層:使っている言葉や話し方
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文脈層:誰が、いつ、どこで話しているか
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意図層:表には出ていない考えや関心
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感覚層:話すリズムや間(ま)、沈黙
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構造層:話のズレや飛躍
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呼応層:「答える」「黙る」などの反応の選択
なんとこのAI、「あえて黙る」という選択肢も持っていて、人間らしい“間”を大切にしています。今後、日本の接客や教育、福祉の場面で活躍しそうですね。
命を守る!AIが不整脈を事前に予測
2週間前に異変を察知
AIが心臓のリズムの異常(不整脈)を最大2週間前に予測できるようになったという研究成果が発表されました。
研究はフランスのパリ・シテ大学や日本の企業インセルムなどが中心となって進められ、24万件以上の心電図データを使ってAIを学習させました。
精度は約80%!
AIは「心室性頻拍(しんしつせいひんぱく)」と呼ばれる危険な不整脈の発生を80%の確率で予測できるようになりました。これにより、心臓発作や突然死のリスクがある人を事前に見つけて対策を取ることが可能になります。
今後、病院や健康管理アプリでこの技術が使われるかもしれません。
世界の企業がAIで加速中!
Salesforceが英国AI企業を買収へ
アメリカの大手IT企業Salesforceは、イギリスのAI企業「Convergence」を買収することを発表しました。
この会社の技術を使うことで、SalesforceのAI「Agentforce」がもっと柔軟で賢くなることが期待されています。
たとえば、ユーザーの操作や質問にリアルタイムで対応する“お手伝いAI”の進化版です。
アリババが最先端のビデオ編集AIを公開
中国のアリババは、「Wan 2.1-VACE(ワン・ツー・ワン・ヴェイス)」という、映像を簡単に作ったり編集したりできるAIモデルを発表しました。
このAIは、以下のようなことができます:
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テキストや画像から動画を自動で生成
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人の動きやポーズを別の映像に転写
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色や動きの調整も自由自在
今後、YouTubeやTikTokのような動画プラットフォームで活用される可能性もあり、クリエイターにとって強力な味方になりそうです。
ヨーロッパ、AIと半導体に大規模投資
ヨーロッパの公的銀行「欧州投資銀行(EIB)」は、AIと半導体技術に約700億ユーロ(日本円で約10兆円)を投資する計画を発表しました。
この投資によって、ヨーロッパもアメリカや中国に負けないAI技術の国際競争に参戦しようとしています。
AIをめぐる国際関係にも注目
Appleとアリババの提携にアメリカが不安視
AppleがiPhone向けにAI機能を導入するにあたり、中国ではアリババと提携する動きがあることが報じられました。
一方で、AppleはOpenAIと提携していることもあり、米政府は「中国企業との連携」に対して慎重な姿勢を示しています。
これは、技術と国家の関係がより密接になっていることを表しています。
AI半導体の輸出規制も強化
アメリカ政府は、中国へのAI半導体の流出を防ぐため、中東を経由した技術移転などに警戒を強めています。
今後、AIをめぐる「技術の戦い」はさらに激しくなっていくことが予想されます。
まとめ
2025年5月18日は、AIに関する多くの注目ニュースが一度に発表された一日でした。
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日本発の「察するAI」登場
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医療分野での命を守る技術
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世界の企業がAIで競争を激化
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国際関係に影響を与えるAI提携や規制
AIは単なる“便利な道具”ではなく、社会のしくみや国と国の関係までも変えていく存在になってきています。
これからのAIの進化に、ぜひみなさんも注目してみてください!
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