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概要
ケイアイスター不動産は、積極的な販売戦略により、売上高が過去最高の3,425億円に達し、純利益も大幅に増加しました。同社は分譲住宅を中心に事業を展開し、新規エリアに進出し、すべての住宅をZEH仕様に移行するなど省エネ対応を進めています。今後も成長基調が続く見込みです。
要約(箇条書き)
- 2023年の売上高は過去最高の3,425億円(前期比21.0%増)。
- 営業利益172億円(同51.9%増)、経常利益151億円(同49.3%増)、当期純利益89億円(同31.4%増)。
- 分譲住宅事業は8,767棟を販売、売上高3,228億円(同19.5%増)。
- 注文住宅事業は358棟を販売、売上高69億円(同26.9%増)、しかし利益は減少。
- 企業結合による影響で、注文住宅事業の利益は大幅に減少。
- 2026年3月期の業績見通しは、雇用・所得環境の改善が成長を支えると予測。
- 主に分譲住宅事業の拡大を通じて、成長を続ける見込み。
- ネットキャッシュは59,396百万円、キャッシュ比率は0.78。
住宅業界は、資材・人件費高騰など逆風下でも地域差を伴いながらも堅調に推移。こうした中、当社は「すべての人に持ち家を」のビジョンのもと、分譲住宅事業を中心に新規エリア展開やM&Aを通じたシェア拡大を進めたほか、全棟をZEH仕様へ移行するなど省エネ対応も推進。その結果、売上高は過去最高の3,425億円(前期比21.0%増)となり、営業利益は172億円(同51.9%増)、経常利益151億円(同49.3%増)、当期純利益は89億円(同31.4%増)と大幅な増益を達成した。
● セグメント別概要
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分譲住宅事業:販売棟数8,767棟、売上高3,228億円(同19.5%増)、セグメント利益192億円(同35.9%増)。新規エリア開拓と既存地域深耕が奏功。
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注文住宅事業:販売棟数358棟、売上高69億円(同26.9%増)。M&Aで2社(新山形ホームテック、TAKASUGI)を連結子会社化。ただし、企業結合に伴う棚卸資産の売上原価増でセグメント利益は0.4億円(同95.2%減)にとどまった。
■ 2026年3月期 業績見通し
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資材・人件費・住宅ローン金利の上昇など先行き不透明な要素は残るものの、雇用・所得環境の改善と持家需要の底堅さを背景に、成長基調は継続する見込み。
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主力の分譲住宅事業でのシェア拡大に加え、注文住宅・収益不動産・マンション・豪州での用地開発などへの戦略的投資も継続。
● 業績予想(前年比)
全体として、持家需要を確実に取り込んだ分譲住宅事業の拡大が収益成長を牽引。2026年3月期も2桁増益を見込み、好調な成長軌道を維持する見通し。
ネットキャッシュ(59396百万円)、ネットキャッシュ比率(0.78)。
引用
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