木曜日, 5月 29, 2025
ホームレビュー映画私的映画録…「ヴィレッジ」 2004年u-taro"DANNA"shimizu

私的映画録…「ヴィレッジ」 2004年u-taro"DANNA"shimizu

🧠 あらすじと概要:

映画「ヴィレッジ」のあらすじ

映画「ヴィレッジ」は、19世紀のアメリカの田舎の村が舞台です。この村は外界と隔絶され、住民たちは怪物の存在を恐れ、森に近づかないようにしています。村人たちは代々この禁忌を守りながら生活しており、外の世界との接触を避けることで平和を保とうとしています。しかし、物語が進むにつれて、村の秘密や怪物の正体が明らかになっていきます。この映画は、コミュニティ内のルールとタブーがどのように形成され、維持されるのかを描いています。

記事の要約

著者は、映画「ヴィレッジ」を観た際の印象を述べています。序盤は伝統的な物語の要素が強いものの、終盤の展開に驚かされ、その価値が大きいと感じたと記しています。特に、映画が提示するコミュニティの防衛や外界との関係について考えさせられる内容であり、視聴者に村の年長者側と若者側のどちらを支持するかを考える機会を提供すると述べています。全体として、映画の構成やメッセージについて深く考察されており、特に終盤の驚きが印象深かったと語っています。

私的映画録…「ヴィレッジ」 2004年u-taro"DANNA"shimizu

記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。

見出し画像

u-taro"DANNA"shimizu

2025年5月28日 06:04

あちこちでいろいろな文章を書いたり、本を出したり、セミナーで話したり、Web関連を中心としたPRのディレクションをしたり、音楽作品を出したり、アーティスト紹介サイトの運営をしたり、うさぎの動画を作ったり…なんてことをしているけれど、そのどこでも書けていない、これまでに観た映画等の感想でも書いておこうかと書き始めた第35弾。

今回は、エンディング近くの展開だけで忘れられない映画になった「ヴィレッジ」のお話。

先に書いておくと、原則としてネタバレとかまったく気にせず書いているので、まだ観てない方やネタバレが気になる方はお読みにならない方がいいかもと思います。

ちなみに先に言い訳しておくと、この感想もだいぶ前に書いているものをちょっとなおして載せているので、まさに今の情報とは違っていることもあるかもしれませんので、そういった点もお許しください(毎回冒頭から言い訳が多い)。

公開:2004年9月11日監督:M・ナイト・シャマラン脚本:M・ナイト・シャマラン製作:サム・マーサー、スコット・ルーディン、M・ナイト・シャマラン出演者:ブライス・ダラス・ハワード、ホアキン・フェニックス、エイドリアン・ブロディ、ウィリアム・ハートシガニー・ウィーバー、等製作:タッチストーン・ピクチャーズ、スパイグラス・エンターテインメント、ブラインディング・エッジ・ピクチャーズ、スコット・ルーディン・プロダクション

配給:ブエナビスタ

正直まったく期待もせず、おそらくなんとなく観たんだったと思う。
実際この映画の大部分は、中世の怪奇的伝説をそのまま映像化したような内容であり、その作り込みの細かい世界観もバッチリの映像とともに、「その暗い森には怪物がいるぞ」「だから森には近づくな」「近づいたものには罰が降るぞ」といった、教訓めいた閉鎖された極めて小さな社会におけるタブーを描き出していて、それは確かに、一体それはなんなのかとか、村人はそれに打ち勝つことができるのかなんてことも思うけれど、まぁだいぶ陳腐で使い古された物語と感じる。

それが終盤、とんでもないことになる。この映画の価値のすべてはそこにあると言い切れる。とにかく驚く。「えええ!? そういうことなの!? マジ!?」

という感じ。

つまりそこまでの長い時間すべてが丁寧な丁寧な前フリだというこの造り。
正直ここまで引っ張れる度胸はすごいと思うし、また他で観たこともないと思えた。

そうした展開を受けて改めて思うのはコミュニティの防衛についてどのように考えるのかということ。近年日本国内のさまざまな地域で、移住者の受け入れを促進してはみたものの、しかしもともと住んでいた人たちやその人たちが持っているルールとの折り合いがつかずトラブルに発展している例は数多い。都市部の集合住宅でも、例えば有名な「秀和幡ヶ谷レジデンス」の強烈な管理組合による縛り込み位のように、自分たちのコミュニティ…というか既得権かも?…を固く守ろうとした事例も数多いだろうと思う。ある意味、国民に外部の情報に触れさせないようにして自分たちの統治を堅守している北朝鮮的な国も同じなんだろうなぁ。この映画は、そうしたことを完璧に実現しようとした場合の手法の問題を提起しているのだと感じる。

この映画を観て、自分が村の年長者側を支持するのか、それともアイヴィーやルシアス側を支持するのか、考えてみるといいかもしれない。

映画「ヴィレッジ」をご覧になりたい方はこちら。
https://amzn.to/4doXHkj

記事「うさぎのうみちゃんねる」では、うさぎと暮らすあれこれについても書いてます。
https://.com/umiusagi_ch

YouTubeでは動画「うさぎのうみちゃんねる」もやってます。こちらは是非是非ご覧ください!

https://www.youtube.com/@umiusagi_ch

★おばぁのライブ配信も楽しいですよ!

★メンバーシップもスタートしました!

あらゆるジャンルの表現者・アーティストと出逢えるサイト「Spinart(スピナート)」の運営もやってます!
https://www.spinart.jp/★アーティスト紹介掲載は無料!

 ご希望の方募集中!



続きをみる


Views: 0

RELATED ARTICLES

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

- Advertisment -

インモビ転職