🧠 あらすじと概要：
映画「ヴィタール」のあらすじ
「ヴィタール」は、塚本晋也監督が手掛けた2004年の作品で、主演には浅野忠信が選ばれています。物語は、中年の大学教授が突然の記憶喪失を経験し、その結果として自らの肉体や死についての考え方に葛藤しながら向き合う様子が描かれます。解剖というテーマを通じて、生命の尊厳や死に対する感覚が探求される作品です。
記事の要約
この感想文では、映画「ヴィタール」のテーマや印象について語られています。記憶喪失や解剖に関連する難解なテーマが、視覚的および感情的なインパクトを持って提示されていると述べています。著者は、映画を通じて脳の意識と現実の境界が曖昧であることを示唆し、精神的なショックによる変化について考察しています。また、出演者の存在感や映像美も高く評価されています。全体を通じて、観客に深い思索を促す不思議な体験が描写されています。
あちこちでいろいろな文章を書いたり、本を出したり、セミナーで話したり、Web関連を中心としたPRのディレクションをしたり、音楽作品を出したり、アーティスト紹介サイトの運営をしたり、うさぎの動画を作ったり…なんてことをしているけれど、そのどこでも書けていない、これまでに観た映画等の感想でも書いておこうかと書き始めた第34弾。
今回は、あの塚本晋也さん監督、浅野忠信さん主演のちょっとヤベェ映画「ヴィタール」のお話。
先に書いておくと、原則としてネタバレとかまったく気にせず書いているので、まだ観てない方やネタバレが気になる方はお読みにならない方がいいかもと思います。
ちなみに先に言い訳しておくと、この感想もだいぶ前に書いているものをちょっとなおして載せているので、まさに今の情報とは違っていることもあるかもしれませんので、そういった点もお許しください（毎回冒頭から言い訳が多い）。
公開：2004年12月11日監督：塚本晋也脚本：塚本晋也出演者：浅野忠信、柄本奈美、KIKI、等
配給：ゼアリズエンタープライズ
この映画に描かれている記憶喪失や解剖、そこから派生する肉体への感覚や死への考察といったテーマは、これまでにも多くの作品で扱われてきたものと思うが、この映画はなんといってもあの塚本晋也さん監督作品なのだ。「鉄男」から始まる衝撃的な作品の数々は、場合によっては二度と観たくないかもと思わせるくらいの衝撃を与えてくれる（実際「野火」とかは辛くて観てられないもの…）。
正直言えばこの作品も、どうも捉えどころが難しく感じて、しかしよく分からないけどいろいろななにかが自分の中に浮かび上がってくるような気がして、だからずっとそれがなんなんだろうと考えてつづけてしまったり、しかし実のところそれがなんなのかは結局分からなかったり、整理もつかなかったり、もやもやしたりふわふわしたり、脳のなにかを刺激して、不思議な、少なくとも具象的ではないなにかを大量に感じさせる。
一つ具体的に思ったのは、脳…というか意識というものはきっと、今現実として自分が捉えているものと、脳内で描いている言わば妄想のようなものとの境目が極めて曖昧で、実はその両者は簡単に入れ替わったりするということなのではないかということ…くらいかなぁ。
自分にそういった経験は無いけれども、なんらかの大きな精神的なショックや、外的な衝撃や損傷を受けたりした場合、そういうことが普通に起こるのが脳というものだということを教えられているような、そんな気分になった。
また出演している役者さんたちがすごい。浅野忠信さん、柄本奈美さん、KIKIさん、串田和美さん、りりぃさん、國村隼さん、岸部一徳さん…みなさんことごとく、その存在だけでなにかの意味を発散させているような方々ばかりで本当にすごい。
出てくるだけでなにか意味ありげな雰囲気に囚われてしまう。
画も素敵だ。そして、解剖というものが、こんなにも不思議なほどにエロいものなのかと。
正直かなりおぞましいと思えるにも関わらず、しかし観たくて仕方がないと思わせられてしまったことも新しい発見だった。
映画「ヴィタール」をご覧になりたい方はこちら。
https://amzn.to/3SDHXAi
記事「うさぎのうみちゃんねる」では、うさぎと暮らすあれこれについても書いてます。
https://.com/umiusagi_ch
YouTubeでは動画「うさぎのうみちゃんねる」もやってます。こちらは是非是非ご覧ください！
https://www.youtube.com/@umiusagi_ch
★おばぁのライブ配信も楽しいですよ！
★メンバーシップもスタートしました！
あらゆるジャンルの表現者・アーティストと出逢えるサイト「Spinart（スピナート）」の運営もやってます！
https://www.spinart.jp/★アーティスト紹介掲載は無料！
ご希望の方募集中！
Views: 0
