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概要
この記事は、社内ベンチャーに参加した著者が、キャリアの役職を捨てて新たなビジネスを立ち上げる過程を描いています。著者は新規事業探索研修を受ける中で、自身のアイデアの限界を知り、試行錯誤を重ねる中で「事業構築の本質」を学びました。特に、実際の顧客の声を直接聞くことの重要性に気づき、それが成功に繋がったことが強調されています。
要約の箇条書き
- 社内ベンチャーに応募し、新規事業探索研修が開始。
- 管理職を捨て、一平社員としてゼロからのスタートを決意。
- 初期のアイデアコンテストでアイデアが選ばれず、悔しさを感じる。
- 競争の厳しさから、「本気でやらなければならない」と気づく。
- 経済産業省に足を運び、直接話を聞く経験をする。
- リアルな情報と顧客の声の重要性を再認識。
- 行動を通じて「事業構築の本質」に気づく。
- 次回予告では、新たな希望について振り返る予定。
社内公募に応募してからしばらくして、いよいよ本格的な新規事業探索研修が始まりました。この研修には外部のコンサルタントが導入され、参加者全員が一から事業を立ち上げるための過酷なプログラムに放り込まれました。
この時点で、私は管理職としてのキャリアを捨て、再び一平社員としてゼロからスタートする覚悟を決めていました。20代の若手もいる中で、これまで指示を出す側だった私が、一緒に手を動かし、現場で直接学ぶという全く新しい環境に飛び込むことになったのです。
初めてのアイデアコンテスト – 土日も返上
研修の初期には、まず自分のアイデアを形にしてチームで競うコンテストが行われました。私も「本気でやるしかない」と決意し、土日も返上してアイデア出しに取り組みました。顧客に直接ヒアリングを行い、現場の生の声を聞くために足を使って情報を集めました。
しかし、そのアイデアは最終的に選ばれず、他のチームに敗れる結果に終わりました。
「負けず嫌いな性格なので、選ばれなかったときは悔しくて眠れませんでした」
「平社員として評価されない現実に直面し、頭がモヤモヤしていた」
このとき、「自分が管理職だった頃のやり方では通用しない」という現実を突きつけられたようでした。
覚醒の瞬間 – 一次情報の力
この挫折から立ち直るために、さらに行動を加速させました。ある日、他のチームがコンサルタントから厳しく叱責されている場面に遭遇しました。
「●●すぞ!」
「こんなやる気のない報告じゃ話にならない!」
その瞬間、自分もこの厳しい環境の中で本気でやらなければならないと腹をくくりました。そこで、私も薄いアイデアしか持っていない状態で、未知の相手に直接話を聞くという大胆な行動に踏み切りました。
経済産業省への飛び込み – 行動で道が開ける
特に印象的だったのは、経済産業省にも直接話を聞きに行ったときです。役職に頼らず、現場で一次情報を取りに行くという経験は、これまでの自分には考えられない行動でした。しかし、いざ飛び込んでみると、意外にも話が通じ、貴重なフィードバックを得ることができました。
「知らない人に薄いアイデアで聞きに行くなんてあり得ない」
「でも、いざ行動してみると、道が開けるものだ」
「インターネットの情報に頼るだけでは見えないリアルなニーズがそこにある」
本質に気付いた瞬間
この経験を通じて、「事業構築の本質」は単にアイデアを考えるだけではなく、実際に行動してフィードバックを得ることにあると気付きました。自分の枠を超えて、リアルな情報と顧客の声に触れることで、本当の価値が見えてくるのだと実感しました。
「頭で考えているだけでは限界がある」
「自分で足を運び、実際に話を聞くことで新たな視点が生まれる」
この気づきが後の事業立ち上げにおいて大きな武器となり、結果として社内ベンチャーとしての成功に繋がったのです。
次回予告 – 「絶望と覚醒の先に見えた新たな希望」
次回は、この研修を通じて見えてきた新たな道、「絶望と覚醒の先に見えた希望」について振り返ります。お楽しみに!
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