土曜日, 5月 17, 2025
ホームレビュー映画着信アリのハリウッドリメイク!!リスペクトが感じられるけど内容はそのまま…これは好みが分かれるかも!?「ワン・ミス・コール」【ホラー映画を毎日観るナレーター】(887日目)渋谷裕輝(ホラー映画を毎日観るナレーター)

着信アリのハリウッドリメイク!!リスペクトが感じられるけど内容はそのまま…これは好みが分かれるかも!?「ワン・ミス・コール」【ホラー映画を毎日観るナレーター】(887日目)渋谷裕輝(ホラー映画を毎日観るナレーター)

🧠 あらすじと概要:

あらすじ

「ワン・ミス・コール」は、女子大生ベスが友人たちの不可解な死を解明しようとするホラー映画です。彼女の周りで、友人たちが着信を受けた後に死亡する事件が相次ぎます。その着信は、亡くなった人たちからのもので、留守電には彼らの悲鳴が録音されています。妹を失った刑事アンドリュースとともに、ベスはこの怪事件の真相を追いますが、彼女自身も着信を受けてしまいます。

記事の要約

この記事では、「着信アリ」のハリウッドリメイク「ワン・ミス・コール」についての感想が述べられています。映画はオリジナルに強く依存しており、ストーリーや展開はほぼ同じであるため、オリジナルを知る観客には物足りない部分もあるかもしれません。リスペクトが感じられる中で、海外独自の要素が薄いことについても言及されています。

キャストや演出は良いとされ、ストーリー自体は楽しめるものの、オリジナル版を超える難しさを感じたとのこと。恐怖の要素はしっかりとあり、全体としては面白いと評価されています。リメイク作品に対する期待感や評価の分かれ方、そしてオリジナル版の魅力について考察もされています。

着信アリのハリウッドリメイク!!リスペクトが感じられるけど内容はそのまま…これは好みが分かれるかも!?「ワン・ミス・コール」【ホラー映画を毎日観るナレーター】(887日目)渋谷裕輝(ホラー映画を毎日観るナレーター)

渋谷裕輝(ホラー映画を毎日観るナレーター)

2025年5月16日 19:00

「ワン・ミス・コール」(2008)
エリック•ヴァレット監督

◆あらすじーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー女子大生ベスの周囲で友人たちが相次いで変死を遂げる。友人たちはいずれも死の数日前に携帯電話に奇妙な着信を受け、留守電に残された自分の悲鳴を聞いていた。妹を亡くした刑事アンドリュースと共に謎の解明を急ぐベス。しかし彼女までもが着信を受けてしまい……。(映画.comより引用)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『死者から掛かってくる着信を受けた者は必ず死ぬ。そしてその連鎖は続いていく。主人公は刑事と協力し、この怪事件の真相を追う』

という、日本で大ヒットしたホラー映画「着信アリ」(’03)のハリウッドリメイクです。

『不気味な着メロとともに死んだ人から留守電が入る。着信時刻は数日後となっており、その留守電には電話の持ち主の悲鳴など、死ぬ時の断末魔が吹き込まれている。そしてその着信時刻と同じ日時になるとその留守電通りの死に方をする』

というのが繰り返されるだけではちゃめちゃに怖いですが、更にはその死亡者の携帯電話の電話帳から次のターゲットがランダムに選ばれるうえ、一度着信が来るとその後に携帯を捨てようが壊そうがどうにも逃れることができないというのが当時中学一年だった私はべらぼうに怖かった記憶があります。

ガラケー懐かしいですね。(https://m.imdb.com/title/tt0479968/mediaindex/?ref_=mv_closeより引用)

秋元康さんの原作を元に作られた「着信アリ」(’03)はその後2作も続編が作られるほどの人気シリーズとなり、あの不気味な着メロをあえて使用している人が皆様の学校にも一人二人はいたのではないでしょうか。

特に一作目の「着信アリ」(’03)は社会現象レベルの大ヒットを記録しており、秋元氏はこれに対して

三池崇史という天才監督がいて、柴咲コウという女優がいて、堤真一という男優がいて、この座組(出演者の構成)ができたところで、もう負けはないんです

着信アリWikipediaより引用

と証言していたそうです。

数多あるジャパニーズホラーの中でも文句無しの面白さと怖さを誇るオリジナル版「着信アリ」は現在U-NEXT、hulu、DMMTVにて配信中です。

そんな今作は「着信アリ」のハリウッドリメイク版ということでかなりハードルも上がってしまいそうなものですが、しっかりと楽しめる内容になっていました。

一応、『設定を一から作り直した』ということらしいんですけど、正直なところ、ほとんどオリジナル版の「着信アリ」と同じように感じました。なもんで出演者が海外の方になっただけで内容はほぼほぼ同じなのでそりゃつまらなくはならないですよね。

『ストーリーを変えてはいけない』みたいな誓約があったのではないかと疑ってしまうほどに同じ展開なので面白いは面白いんですけど、オリジナル版を超えることはやはり難しいと思いました。

https://m.imdb.com/title/tt0479968/mediaindex/?ref_=mv_closeより引用

主人公ベス役のシャニン・ソサモン氏を筆頭にキャストは相当良かったですし、脚本にはオリジナル版を担当した大良美波子氏も加わっているため、もう少し『海外ならではのこれ!』といった感じの展開を見てみたかったです。

もちろんこの辺りは好き好きですし、これで十分面白いんだから変にいじらない方が良いとも思います。もしかしたら好みが別れるかもしれませんが普通に面白かったです。

この赤ちゃんは謎でしたね。(https://m.imdb.com/title/tt0479968/mediaindex/?ref_=mv_closeより引用)

そんな今作で監督を務めたエリック•ヴァレット氏はフランス出身のクリエイターで、今作以外は典型的なB級アクションやホラー映画を数作手掛けています。

当時、同氏が長編映画の監督を務めるのは今作が2作目で、それが日本で大ヒットしたホラー映画のハリウッドリメイクということで相当なプレッシャーがあったかもですが、十分に良い仕上がりになったのではないでしょうか。

でもネコちゃんには容赦なかったです…(https://m.imdb.com/title/tt0479968/mediaindex/?ref_=mv_closeより引用)

欲を言えばせっかくのリメイクなのでご自身の色だったり、海外だからこその何かをもっと見せて欲しかったなとも思いました。オリジナル版とほぼほぼ同じ展開なのでオリジナル(着信アリ)を見ている人は物足りないかもしれません。

現在U-NEXT、huluにて配信中です。シンプルにストーリーや怖さ的な部分を楽しむのであればオリジナル版(着信アリ)の方が個人的には好きですが、非常にリスペクトが感じられる作りになっており、これはこれで十分に面白かったです。シリーズのファンの皆様もぜひ!

目が口になってるのが良いですね!(Amazon.co.jpより引用)

◇大学院生のベスはルームメイトのテイラーと暮らす家に友人を招き、パーティーを開いていた。そこへ親友のレアンが合流するも、彼女はつい先日友人のシェリーが不審な死を遂げたことで落ち込んでいた。するとレアンの携帯電話に聞いたこともない着メロとともにシェリーから着信が残っていた。しかも日付は3日後である。おそるおそる留守電を聞いてみるとレアンの悲鳴のような声が録音されていた。3日後、彼女はあの着信があった日時に電車に撥ねられ死亡。そして次はレアンの元恋人であるブライアンに彼女から着信が…。そしてまた着信と同じ日時に死亡する。この数珠つなぎの変死事件の裏には何が隠されているというのか!?ベスとアンドリュース刑事は事件を追い、そして恐るべき真実に辿り着くのだった…

というのが今作の細かめのあらすじです。

※今作の舞台はおそらく2000年代始めなのでスマホではなくガラケーしか登場しません。ちなみに2007年にはアメリカでiPhoneがリリースされています。

主人公のベス(映画.comより引用)

アトランタの大学院に通うベスはルームメイトのテイラーと暮らす家に友人たちを招いてパーティーを開いていた。そこへ親友のレアンも合流するが、彼女は友人のシェリーが池に落ちるという不可解な事故で死亡したことで落ち込んでいた。

そこへ聞いたこともない着メロとともにレアンの携帯電話に着信が入る。表示を見るとそれは死んだはずのシェリーからでさらに留守電の日付は3日後の月曜日となっている。

ベスが見守る中、恐る恐る留守電を聞くレアン。そこにはレアン本人の悲鳴のような声が吹き込まれていた。

何かを発見するレアン(https://m.imdb.com/title/tt0479968/mediaindex/?ref_=mv_closeより引用)

一方、行方不明だったアンドリュース刑事の妹が遺体で発見された。死後1週間は経過しており、調べたところ口の中にはあめ玉が入っていた。

週明けの月曜日、講義中に不気味な人やムカデの幻覚を見てしまうレアン。図書館で遅くまでレポートを仕上げて帰路につくが、帰り道ではまたも不気味な人が何人もこちらを見ている。

怖くなった彼女はベスに電話をしながら家路を急ぐも、気づくと時刻はあの留守電があった時間に…

彼女はちょうど差し掛かった陸橋にて不思議な力で突き飛ばされて転落。そのまま電車に撥ねられて死亡する。ベスは急いで駆けつけたが間に合わず、事故現場にて彼女の遺体の口からあめ玉が取り出されるのを目撃する。

通話の最後に聞いた彼女の悲鳴や電車のブレーキ音はあの留守電と同じようだったが果たしてきのせいなのか…

不気味な人(https://m.imdb.com/title/tt0479968/mediaindex/?ref_=mv_closeより引用)

翌日、今度はレアンの元彼であるブライアンに着信があった。レアンの一件ですでに噂が広がっており、明らかに動揺する彼に優しく声を掛けるベス。

しかし、近くの工事現場で突然の爆発。飛んできた鉄骨が刺さり、ブライアンは死亡。またも同じ日時、留守電と同じ最後だった。

警察にてこれまでのことを話すベスでしたが当然信じてもらえません。しかしアンドリュース刑事だけは妹の一件もありますし、『口からあめ玉』が妙に引っかかったのでベスとコンタクトを取ります。

なんとアンドリュース刑事の妹はシェリーの知人で、シェリーが亡くなる2日前に死亡したという。

これは偶然なのか、はたまた…

アンドリュース刑事とベス(https://m.imdb.com/title/tt0479968/mediaindex/?ref_=mv_closeより引用)

ベスが帰宅すると疎遠になっている母から手紙が届いていました。封筒にボールペンで墓の絵を書いていたりと、読むまでもなく異常者であることが見てとれます。ベスも読まずに破って捨ててしまいます。

ルームメイトのテイラーは次は自分なんじゃないかと酷く怯えている。そんな彼女にベスはバッテリーを外しちゃえばそもそも電話も掛かってこないよと優しく励まし、互いの携帯電話からバッテリーを外します。

しかしその晩、テイラーの携帯電話にあの着メロとともに留守電が…

留守電には何か苦しそうにしている彼女の声が入っていた。

ベスとテイラー(https://m.imdb.com/title/tt0479968/mediaindex/?ref_=mv_closeより引用)

翌日、テイラーはベスに勧められるがままに携帯電話を破壊。しかしそんな二人の元へテレビ番組「アメリカの奇跡」のスタッフであるサマーズが声を掛けてくる。

どこからか噂を聞きつけたサマーズは口ではテイラーを救いたいと言うものの、明らかに彼女をテレビで見世物にしようとしているのが見て取れる。

一度は追い返すも翌日彼女はベスには内緒でテレビ局へと向かうのだった…藁にも縋る思いだったのでしょう…

テレビ関係者のサマーズ(https://m.imdb.com/title/tt0479968/mediaindex/?ref_=mv_closeより引用)

その後、ベス宅にアンドリュースが訪ねてきます。留守電の記録自体はなぜか削除されていたため捜査が難航していましたが、通話記録を調べたところブライアンにレアン、レアンにシェリー、シェリーにアンドリュースの妹がやはり電話を掛けていました。

そして彼の妹に電話を掛けた看護師のマリーが何かこの事件の鍵を握っていると確信した二人はさっそく彼女の自宅を訪ねます。

もうしばらく帰ってないとのことなので無断で侵入したところ、ムカデの死骸が大量に瓶に入っていたり、不気味な人形があったりと異様な雰囲気。

マリーはここでエリー(姉)とローレル(妹)という娘二人と暮らしていたようで、なんと子供部屋に隠しカメラを仕掛けていたらしく、その映像データを発見する。 

こういうのが怖いですね…(https://m.imdb.com/title/tt0479968/mediaindex/?ref_=mv_closeより引用)

そして子供部屋に落ちていた空の吸入器の音に何かを感じたベス。レアンたちの留守電に残っていた音と似ています。

もしかしたら子供たちはマリーから虐待を受けていたのかもしれません。調べたところ、ローレルは足に大やけどを負ったり、目に農薬が入ったりと不自然な事故で何度も病院に運ばれていました。これは全て母親であるマリーの仕業である可能性が非常に高いです。

マリーは娘二人を何度も病院に運び、甲斐甲斐しく看病することで良い母親を演じることに快感を得る代理ミュンヒハウゼン症候群という精神疾患に掛かっているのかもしれないとベスは推測します。

TV出演を打診されるテイラー(https://m.imdb.com/title/tt0479968/mediaindex/?ref_=mv_closeより引用)

TVに生出演するテイラーは胡散臭いエクソシストから悪魔祓いを受けるもスタジオの照明は次々に破壊され、またもムカデなどの幻覚を見る。

ベスとアンドリュースが急いで駆けつけるも間に合わず、見えない何かに首を絞められ目を真っ赤に充血させたテイラーは苦悶の表情を浮かべ死んでいた。そしてまた口からあめ玉がこぼれ落ちる…

静寂に包まれたスタジオにあの着メロが鳴り響く。するとベスの携帯電話にテイラーから留守電が入っていた。土曜日の午後7時55分。これがベスの死亡する時刻となるのか…

テイラーの背後にいるのは…(https://m.imdb.com/title/tt0479968/mediaindex/?ref_=mv_closeより引用)

ベスの声で「なぜなの?どうして?」と吹き込まれた留守電。アンドリュースはすぐさま彼女の携帯を破壊しますがおそらく意味はないでしょう。

ベスは父親と死別しており、母親とはそりが合わず別々に暮らしていた。幼い頃には母親から日常的に酷い虐待を受けており、父親もそれを止めることができず、おそらくはそのことを気に病んで首を吊って死んでしまった。

ベスは縊死している父親を発見してしまい、今でもその光景がフラッシュバックしてしまう。

ベスの母親(https://m.imdb.com/title/tt0479968/mediaindex/?ref_=mv_closeより引用)

マリーとエリーの消息は未だ不明ですが、ローレルは入院していた聖ルーク病院の火災の際に救助され、今は孤児院にいることが判明。さっそく2人で会いに行きます。

ローレルはあの火事以来感情を失っており、誰とも話さない。彼女が抱いているクマのぬいぐるみのお腹を押すとあの着メロが流れ、ベスはいよいよ冷静さを失っていく。彼女が死ぬかもしれない時刻まであと4時間もありません。

ローレルからは手がかりが得られそうにないのでとりあえずは二手に分かれて、別々にマリーたちのことを調べていきます。ベスはアンドリュースから仕事用の携帯を渡され、これでいつでも連絡が取れます。

https://m.imdb.com/title/tt0479968/mediaindex/?ref_=mv_closeより引用

火事の時に病院にいた小児科の医師と接触したベス。やはり母親のマリーもいつも病院にいたらしい。ということはもしかしたらマリーも病院で焼け死んだのかもしれません。

ベスは廃墟となった聖ルーク病院へ急行し、アンドリュースをまたずに1人で中に入っていきます。

勝手に扉は開くし電気はつくしでなんだか人の気配もします。携帯電話を持ってる不気味な赤ん坊や大量のムカデ、さらには不気味な女性を目撃して動揺するベスは誰かに引きずられて大パニック。

ここでようやく到着したアンドリュースに助けられたベス。木製の扉にはたくさんの人の顔が出現し、2人は慌てて手術室に逃げ込みます。

https://m.imdb.com/title/tt0479968/mediaindex/?ref_=mv_closeより引用

しかし今度はアンドリュースが何かに引っ張られ、頭を強くうち気絶。あの時間まであと数分です。

すると突然排気口が開き、ベスは何かに導かれるかのように中へと入っていきます。その奥には携帯電話を握り締めた焼死体があり、その携帯電話は今まさに電話を掛けていました。

急いでその携帯を破壊するベス。するとその焼死体が突然彼女に襲いかかる。馬乗りになった焼死体はベスに対して「私のこと許して…」と呟く。

それに対してベスは「なぜなの?どうして?」と答える。あの留守電と同じです。しかしここで目を覚ましたアンドリュースがベスを発見して助け出す。焼死体はもう動きません。

焼死体を発見したベス(https://m.imdb.com/title/tt0479968/mediaindex/?ref_=mv_closeより引用)

これで全て解決。あの焼死体はやはりマリーでした。ベスはアンドリュースに送られて帰宅。彼はローレルに母親の死を報告するためにまた孤児院を訪れます。

孤児院で何か妙にクマのぬいぐるみが気になったアンドリュースが中を開けるとCD-ROMが入っていた。それを確認するとなんと姉のエリーが妹のローレルの腕を包丁で切りつけたりと日常的に暴力を振るっている様子が収められていた。

前々から不振に思っていたマリーは証拠を抑えるために隠しカメラを仕掛けており、ついにその決定的瞬間を目撃し、エリーを叱責。彼女を子供部屋に軟禁する。

病院内でベスたちを引っ張ったのは…(https://m.imdb.com/title/tt0479968/mediaindex/?ref_=mv_closeより引用)

部屋から出してもらえないエリーは突然喘息の発作を起こす。急いで吸入器を手に取るもそれは空で、ついには倒れてしまう。薄れゆく意識の中、彼女はマリーに電話をかけるも間に合わず、そのまま息絶えてしまった。

この一部始終を映像で見てしまったアンドリュース。彼の背後にはローレルが立っている。「お母さんじゃなくてエリーの仕業だったんだね」と彼が尋ねると、ローレルは俯きながら「でもいつもあめ玉くれた…」と言ってあのあめ玉を取り出しました。

ローレルは今何を思うのか…(https://m.imdb.com/title/tt0479968/mediaindex/?ref_=mv_closeより引用)

この一連の事件はマリーではなくエリーの仕業で、マリーはベスを守ろうとしていただけだったのです。エリーの怨霊が母親であるマリーの携帯電話を使ってこの一連の事件を引き起こしていたのです。

事件はまだ終わっていない。急いでベス宅に向かうアンドリュースでしたが、運悪く彼女はイヤホンで音楽を聴いており、彼からの着信に気が付きません。

血相を変えてやって来たアンドリュースに驚くベス。しかし事の顛末を伝える間もなく、ドアが激しくノックされる。アンドリュースがのぞき穴から外の様子を伺おうとするとそこから刃物が飛び出し、彼の眼球から脳までをも貫き殺害。

家中の窓が割れ、ついにエリーの怨霊がベスに襲いかかる。しかしその背後からマリーの霊がエリーを制止し、携帯電話に閉じ込めてしまう。

マリーはベスを一瞥して消え去る。アンドリュースの口からはあめ玉が転がる。そして彼の携帯電話が勝手に番号を打ち始めている。これで全てが終わったのだろうか…

というところで物語は幕を閉じます。

エリーの怨霊(https://m.imdb.com/title/tt0479968/mediaindex/?ref_=mv_closeより引用)

幼いローレルを残して死んでしまったマリーは虐待を受けていたベスをローレルと重ね合わせていたのかもしれませんね。だからこそベスをエリーから必死に守ろうとしたのではないでしょうか。

「私のこと許して…」というのもベスではなくローレルに向けられたものでしょう。母親の深い愛が感じられてとても良かったです。

エリーがローレルに暴力を振るう理由みたいなものは作中では描かれておりませんが、不気味な人形や大量のムカデの死骸を集めていたりするところからもしかしたら破壊衝動というか、サイコパス的な側面があるのかもしれませんし、はたまた母親の気を引きたいという思いからくる行動だったのかもしれません。

あまりオリジナル要素がないシンプルリメイクでしたが面白かったです。これはかなりオススメです。

そして!

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