火曜日, 5月 6, 2025
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盗んだ車を転売できるオープンワールド中古車販売シム『Used Cars Simulator』から「愛車の防衛策」を見出す!【プレイレポ】 | Game*Spark


自動車の盗難。これは非常に厄介で、我々のすぐ身近にある悪質な犯罪です。

車というのは、それ自体が価値ある「財産」。しかし、住宅のように地面に固定されているわけではなく、プロの手にかかればキーがなくとも簡単に動かされてしまいます。そうしたこともあり、自動車泥棒というのはアメリカのルート66にT型フォードが走っていた時代から存在します。盗んだ車を転売して一儲けする、という手口です。

今年4月にSteamでの早期アクセス配信を開始した『Used Cars Simulator』は、中古車を転売する内容のシミュレーションゲーム。ですが、何と「車を盗むことができる」という要素が実装されています。

この記事では、『Used Cars Simulator』をプレイしながら「自動車泥棒にどう備えるか?」ということをゲームから探っていきたいと思います。

盗難車を売り飛ばそう!

中古車業者を題材にしたPCゲームは複数ありますが、『Used Cars Simulator』ほど、ある意味で意欲的な作品は他にないかもしれません。

プレイヤーは中古車販売業者として、安く買った車を修理した上で他の客に転売します。CS放送ディスカバリーチャンネルの人気番組『名車再生! クラシックカー・ディーラーズ』のように、問題のある車をなるべく安い費用でレストアし、総費用を上回る価格で売却するのが目的です。

欠けている部品をネットで購入し、自分の好きな色に塗装し、途中でトイレに行って放尿しながらも(このゲームには尿意の概念が実装されています)車をレストアしていく。しかし、『Used Cars Simulator』が単なる中古車販売シムではない理由は、冒頭に書いた通り「盗んだ車も転売できる」からです。

ロックピックでドアをこじ開け、ホットワイヤーキットでエンジンを点火します。それを拠点であるレストア工場へ持っていき、ナンバーを偽装のものに取り換え塗装を施せばアラ不思議!やましい履歴のないごく普通の中古車が登場しました。

盗難車である以上は、もちろん車両購入費はタダ。多少安い価格で転売したとしても、十分な儲けが見込めるわけです。

駐車管理機能付きのドラレコは「必須装備」

そんな『Used Cars Simulator』ですが、これはよく考えると「いかにして車の盗難を防止するか?」ということが学べる内容ではないでしょうか?

「特殊詐欺の手口」をなぜテレビのニュース番組が堂々と公開するかというと、その手口を市民が知ることで特殊詐欺の電話に適切な対処ができるようになるから。今回は『Used Cars Simulator』で遊びつつ、4月に新車を購入したばかりの筆者の友人、スネーク石田さん(仮名)に話を聞きました。

「これは断言できることですけど、新車にしろ中古車にしろドライブレコーダーの装着は必須です。それも単純に“走行時の車両の前後を記録する”だけのものではなく、駐停車の最中の異常も知らせてくれる製品です。そういう意味では、実は僕みたいに新車を購入した人間よりも、いわゆる“旧車”を中古で購入した人に話を聞いたほうがいいかもしれません。」

駐車時の異常を感知し、その時の様子を映像記録する機能を持ったドライブレコーダー。この装備はたとえ費用がかかったとしても絶対に設置すべき、とスネークさんは力説します。

「今の時点で、僕の車はまだ1,000kmも走ってないんですが……。“まだそんなに走ってないから、泥棒も見逃してくれる”だなんてもちろん考えていません。僕の愛車はホンダのFL4型シビックe:HEV。ただ、さっきも言ったように僕よりも“人気の高い旧車”のオーナーのほうが、そういう話に対してはよりセンシティブになっていると思います。けれど……いや、だからこそ数十年前に製造された旧車には最新型のドラレコをつけるべきです。」

最先端テクノロジーを味方につける

幸い(?)なことに、『Used Cars Simulator』に出てくる車にはいずれもドラレコは搭載されていません。したがって、ロックピックとホットワイヤーキットを使えば警察にバレることなく車を盗むことができます(アングルグラインダーを回してドアを外す方法もありますが、その場合は必ず警察がやって来る設定です)。

言い換えれば、駐車管理機能付きドラレコなるものを『Used Cars Simulator』に登場させると、盗難成功に至るまでの難易度が爆上がりしてゲームとして成立しなくなってしまう、ということではないでしょうか。

科学の進歩により警察の鑑識技術も大幅に向上し、その影響で「現代が舞台の探偵作品」が少なくなってしまいました。かつては飛び抜けたIQを持った名探偵しか解けなかったトリックが、最先端の鑑識技術によりいとも簡単に謎が解明されるようになったからです。また、それ以前に街のあちこちに監視カメラが設けられるようになり、「誰にも知られることなく犯罪を実行する」ということ自体が困難になった背景もあります。

大事な車を防衛するには、最先端テクノロジーに対して過度に懐疑的にならず、むしろできる限りの可処分所得を投じるのが最も確実……と言えるのかもしれません。

そんなことを我々に教えてくれる『Used Cars Simulator』は、Steamにて1,500円で販売されています。



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