
徳島出身・在住のクリエイター、比良坂新監督が1万枚以上を作画して作り上げた自主制作アニメ『忘星のヴァリシア』の上映イベントがマチ★アソビ vol.28で行われました。上映後は比良坂監督と配給を担当する零合舎のプロデューサー・れむれむ氏が登壇してトークショーを行いました。
劇場アニメ「忘星のヴァリシア」
https://voliciamovie.com/
『忘星のヴァリシア』は比良坂さんが監督・脚本・作画・美術・撮影・編集などを担当して作り上げた自主制作アニメです。当初から三部作構想で作られていて、第一章「劫火」は30分オーバー、第二章の「群青」は40分オーバー、合計で2万3000枚以上の作画をひとりで手がけています。
今回はイベント実施時間が1時間ということで、第一章「劫火」をダイジェストにした特別編集版と第二章「群青」をあわせたものが上映されました。
【自主制作アニメ】忘星のヴァリシア 第一章:劫火 本PV【百合SFロボットアニメ】 – YouTube

劇場アニメ『忘星のヴァリシア 第二章:群青』本予告|2025年春公開【自主制作百合SFロボットアニメ】 – YouTube

上映後、比良坂監督とれむれむ氏が登壇して、トークショーとなりました。比良坂監督とれむれむ氏はともに徳島出身で、今回は作品を持って故郷に錦を飾った形です。比良坂監督は中学2年生のころにufotable CINEMAで『楽園追放 -Expelled from Paradise-』の上映があり、ママチャリで20kmかけてやってきて鑑賞して衝撃を受け、帰りがけにキャラクターデザインを担当した齋藤将嗣さんのデザインワークスを買って、また20kmをママチャリで帰ったという経験があるそうです。
今回、2人は作品のチラシを持参。みんなに裏のQRコードを読み取ってもらい、最終章制作に向けたクラウドファンディングの後押しをしてもらおうと考えていたそうですが、イベント前に目標金額の100万円に到達。
このため、ネクストゴールについての案内が行われました。まず、150万円到達で「発送を伴うリターン」を選んで支援した人に「描き下ろしアクリルキーホルダー」を送付。200万円到達で第一章のリマスター版と第二章を配信サービスに登録。300万円到達で第一章、第二章、最終章を再編集・再構成する総集編劇場版を制作して上映。500万円到達でTV(地上波)CM制作。1000万円到達ならTV放映を目指すとのことです。
自主制作アニメ『忘星のヴァリシア』の完結編を作りたい!【百合ロボットアニメ】 – CAMPFIRE (キャンプファイヤー)
https://camp-fire.jp/projects/830804/view
なお、本作は「百合×SF×ロボットアニメ」をコンセプトとした作品。比良坂監督が所属し、本作の配給も行う零合舎のれむれむ氏は百合好きであり、出版社として百合の総合文芸誌『零合』を刊行しています。トークショーの中では、今後の『零合』第3号に関する情報も先行公開されました。
「希(こいねが)え、」のキャッチコピーが添えられた「忘星のヴァリシア 終章:最果」ティザービジュアル。公開は2027年の予定だとのことです。
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