木曜日, 6月 5, 2025
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田植えの次はぶどう!冬に食べられる奇跡のぶどうに込められた職人魂 | 僕の起業ものがたりくどー | 自衛官から地元・青森で起業を目指す男

🧠 概要:

概要

この記事では、青森県の鶴田町でのぶどう、特に「スチューベン」の栽培に挑戦する過程が描かれています。田植えから始まった農業経験を通じて、スチューベンの特性や栽培方法、そして地域おこしの重要性が強調されています。職人が手掛けたスチューベンの魅力を伝えるための活動についても述べられています。

要約

  • 農業体験の重要性: 農泊を進めるために、田植えを経験し、次に狙いをぶどうに定める。
  • スチューベンの魅力: 歴史あるスチューベンは糖度20度を超える冬に食べられるぶどうで、地域の特産品として珍重される。
  • 栽培方法のストイックさ: 品質を追求し、一つの枝から数房の収穫に制限する精密な栽培が行われている。
  • 地域ブランドの認知: スチューベンは地理的表示保護制度(GI)に認定されており、国が認める地域ブランド。
  • セールスの体験: 県外での試食によって、その美味しさを直接伝える重要性が明らかになった。
  • 価値創造と価値伝達: 高品質な農産物を適切に伝える必要性があり、ブランド化の工夫が求められている。
  • 新たな観光資源の創出: 農泊とぶどう体験を通じたストーリー体験の企画が可能性を示している。

この記事は、地域の特色を生かした観光資源の発掘と価値伝達が大切であることを提起しています。

田植えの次はぶどう!冬に食べられる奇跡のぶどうに込められた職人魂 | 僕の起業ものがたりくどー | 自衛官から地元・青森で起業を目指す男

みなさん、こんにちは!くどーです。いつも応援ありがとうございます。

「ぶどうのこと、教えますよ!」

農泊を進める上で農業を実際に体験するのはマストだと考え、まずは田植えに挑戦しました。次に学ぶべきはぶどう。そんな私の意気込みに、なんと地域おこし協力隊の方が反応してくれました。

1年間ブドウ農家さんに通い続けているという彼が、わざわざ時間を作ってくれることに。TSURUTA LABOでの座学が始まりました。

そこで知ったのは、糖度20度を超える天然のスイーツ「スチューベン」の驚くべき世界。冬に食べられる奇跡のぶどうと、それを支える職人魂の物語でした。

■農泊への挑戦 田植えからぶどうへ

農泊を成功させるために、農業の経験は絶対に必要だと確信していました。

まずは田植えに挑戦。土に触れ、農家さんの想いを肌で感じる体験は、想像以上に価値のあるものでした。そして次に考えたのが、鶴田ならではの農業体験。

次は、スチューベンだ!

青森といえばりんごが有名ですが、実はぶどうも素晴らしい産地。特に鶴田町のスチューベンは知る人ぞ知る逸品です。農泊の体験メニューとして、ぶどう農業体験を企画したい。そんな想いが強くなっていました。

■座学で知った驚愕の事実

場所はTSURUTA LABO。地域おこし協力隊の方が、1年間現場に通い続けた経験に基づく深い知識で、本格的なレッスンが始まりました。

繊細なタッチでスチューベン畑を描いていく

「スチューベンって、どんなぶどうか知っていますか?」

名前はもちろん聞いたことがありますが、実際に食べたのは富士見湖マラソンで完走した時にいただいたジュースと、小学校の給食で食べたくらうだったと記憶しています。

しかし、彼が語る内容に思わず驚愕することになります。

「糖度が20度を超えることもあるんです」

まさに天然のスイーツ。一般的なぶどうの糖度が15-18度程度であることを考えると、この数値がいかに驚異的かが分かります。小粒で黒紫色の房は見た目こそ地味ですが、その品質は確かなもの。そして何より驚いたのは、これが冬に食べられる希少なぶどうだということ。

さらに驚いたのは栽培方法です。ぶどうの木は枝が美しいY字型に伸ばされ、一つの枝からは数房しか収穫しない。より多く収穫できるにも関わらず、品質を追求するために収量を制限しているのです。

葉っぱの枚数まで数えて剪定管理しているんです。一房一房に最適な栄養が行き渡るように計算しているんです」

この話を聞いた瞬間、単なる農産物ではなく、職人が丹精込めて作り上げた芸術作品のような存在だと理解しました。ストイックな芸術です。

地理的表示保護制度(GI)にも認定されており、鶴田町のスチューベンは国が認めた地域ブランド。

しかし興味深い悩みもありました。

「一生懸命作っているスチューベン、甘すぎてワインにするのは難しいんです」

なんという贅沢な悩みでしょう。しかし、この甘さこそがスチューベンの最大の魅力でもあるのです。

■「食べれば分かる」県外セールスでの手応え

彼から聞いた話で印象的だったのは、県外でのセールス体験でした。

試食をしてもらえば、みんな美味しいと美味しいと言って、連日足を運んでくれる人もいました

つまり、「食べれば美味しい、それが分かればいい」のです。

この言葉の裏には、品質への絶対的な自信があります。実際に口にすれば、誰もがその美味しさを理解してくれる。問題は、いかにしてその機会を作るかということでした。

シャインマスカットなどの大粒・種なしで皮ごと食べられる新品種と比べると、見た目のインパクトなどは劣ってしまうのが現実です。しかし、味では決して負けていない。むしろ、この甘さと希少性は他にはない価値なのです。

■価値創造から価値伝達へ

スチューベンの座学を通して見えてきたのは、価値創造と価値伝達のギャップでした。

一生懸命作られているスチューベンは、確実に価値創造はできています。糖度20度超えの甘さ、冬に食べられる希少性、GI認定の品質保証、そして職人の丹精込めた栽培方法。どれをとっても素晴らしい価値です。

しかし、その価値を消費者に伝える「価値伝達」の部分に課題がある。だからこそ、ブランド化・ストーリーブランディングの工夫が求められています

この気づきは、農泊を企画する私にとって大きな発見でした。優れた農産物があっても、その価値が適切に伝わらなければ、観光客には届かない。逆に言えば、価値伝達がうまくいけば、農泊の魅力的なコンテンツになるはずです。

■農泊×ぶどう体験への新たな可能性

座学を通じて、農泊とぶどう体験の可能性が明確に見えてきました。

単なる農業体験ではなく、職人の想いと技術を体感できるストーリー体験として企画できる。スチューベンの栽培過程を学び、実際に作業を体験し、そして最後にその甘さを味わう。

「価値創造から価値伝達へ」というテーマは、農泊そのものにも当てはまります。素晴らしい農産物と生産者の想いがある。それを適切に伝え、体験として提供することで、新たな価値を生み出せるのです。

地域おこし協力隊の方、別名・白シャツのアニキに教わったこの座学は、私の農泊構想を大きく前進させてくれました。

農泊を成功させるためには、自分自身がその価値を体感し、心から感動することが必要です。そしてその体験を、訪れる方々に伝えていく。

あなたの地域にも、きっと隠れた宝物があるはずです。それを発見し、体験として磨き上げることで、新たな観光資源になるかもしれません。

価値創造から価値伝達へ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。引き続き応援よろしくお願いします!

Instagram: @mygrandmatable



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