日曜日, 6月 8, 2025
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生成AIは相棒かライバルか?ITエンジニアが生成AIと共存する未来ようへい

🧠 概要:

概要

この記事は、システムエンジニアのようへいが、生成AIがIT業界に与える影響や、エンジニアと生成AIの共存について論じています。生成AIの進化により、従来の開発プロセスが変化し、エンジニアが求められるスキルセットも大きく変わることを紹介しています。また、将来的にはAIと共創し、人的価値を高める方向にシフトしていくべきだと説いています。

要約

  • 生成AIの進化:

    • 初期の生成AIは精度が低かったが、現在は高性能に進化。
    • IT業界での導入が進み、生成AIは重要なツールとなっている。
  • 業務の効率化:

    • 設計や仕様検討、プログラム生成に活用。
    • 生成AIを信頼しすぎず、情報の裏取りが必要。
  • 新たな職務の重要性:

    • 単純な作業から高度な問題解決に役割が移行。
    • 生成AIを適切に活用するスキルが求められる。
  • 人間に残される仕事:

    • ヒアリング、システム設計、品質評価など、より人間的な判断が必要とされる領域が増える。
  • 生成AIとの共存戦略:

    1. 特性を理解し使いこなす
    2. プロンプト力を磨く: 質の高い指示を出す能力が重要。
    3. 誤りを見抜く力: 生成AIの情報を鵜呑みにせず評価する必要。
    4. 想像力と課題解決能力を高める
  • 業界全体への影響:

    • 他業界でもAI導入が進み仕事の質が変化する。
    • 新たな職種やビジネスモデルが創出される期待。
  • 教育とリスキリング:

    • AI時代に必要なスキルを学ぶ機会を増やし、新技術への適応を促進すべき。
  • 結論:
    • 生成AIは脅威ではなく、共存すべきパートナーとして活用することで、エンジニアや企業の価値を高める重要性。

生成AIは相棒かライバルか?ITエンジニアが生成AIと共存する未来ようへい

ようへい

こんにちは、ようへいです。

自分はシステムエンジニアとして仕事をしていて、生成AIをよく使っています。
ChatGPTが出始めた頃は回答精度が高くなく、レスポンスも悪いということもあり、意思決定には使えなかったので、意見の分類やデータの整理とかで主に活用してました。

ところが、最近の生成AIはすごいですね。
みるみるうちに進歩していき、回答精度も高く、レスポンスも向上しました。

そんな生成AIについて、記事を書いていこうと思います。

生成AIが変えるシステム開発の現場

システム開発に関わる多くの方にとって、生成AIはもはや身近な存在だと思います。
企業によっては費用をかけて生成AIを導入し、秘密情報までどんどん入れて活用しているのをよく見かけます。

業務における自分の生成AIの使い方は、設計や仕様検討のアシスト、プログラムの生成、プレゼン資料の叩き台生成で、日々の設計・開発業務の生産性に大きく寄与しています。
(ただし、生成AIの出す情報はあくまで「正解っぽい情報」なので、それを鵜呑みにせず、裏取りしながら活用するのが大事です)

一昔前みたいに、自分の知識・スキルだけで勝負するのがかっこいい時代は終わりつつあり、いかに生成AIを活用して生産性、品質の高い成果物が作れるか、という時代なのかな、と感じています。

IT業界の未来:AIとの共存が必須になるのでは

IT業界において、生成AIの進化は不可逆な変化をもたらすのではないか、と考えています。
単純なコーディング作業や定型的なテストなどは、AIが効率的にこなせるようになり、人間の役割はより高度な部分へとシフトしていくと考えています。

例えば、これまで時間を要していた設計の初期段階でのグランドデザインや、複数のデータパターンを比較検討する作業(とっても面倒)は、要件さえ与えてしまえば生成AIがあっという間に作ってくれるようになると思います。これにより、開発者はより高度で複雑な問題解決に時間を費やせるようになります。

(逆に、難しいことばかり考えることになり、考える楽しみ、作る楽しみがなくなりそうな予感が・・・)

生成AIがもたらす「仕事の質」の変化

生成AIがもっと普及することで、私たちが求められるスキルも変化します。生成AIが作業の前提になった頃には、従来の半分の開発計画になると思っています。

そうなると、単に設計やコーディングの能力だけでなく、生成AIを適切に「使いこなす」能力が重要になります。

具体的には、生成AIに何を、どのように指示すれば、期待する結果が得られるのかを理解し、生成AIの生成物を評価・修正する能力が求められると考えています。

(つまり、人間が生成AIに仕事を指示し、結果を管理・評価する)

また、生成AIが自動化できる領域が増えることで、人間はより戦略的で、顧客の真のニーズを深く理解し、それを具体的なシステムに落とし込む「上流工程」の能力が今まで以上に重要になります。
ビジネス要件のヒアリング、システム全体のアーキテクチャ設計、リスク分析といった、より人間にしかできない、高度な判断が求められる仕事に注力できる時間が増えるはずです。

生き残るための戦略:生成AIを最大限に活用する

先日お客様のところに訪問した時に、お客様が言った言葉。
「3年以内にはAIが人間の作業の多くをこなすようになる」この言葉を聞いて、危機感を感じました。では、こんな未来になったら、IT業界で生き残っていくためにはどうすれば良いのでしょうか。

きっと、生成AIを単なるツールとしてではなく、「共創・共闘するパートナー」として捉え、最大限に活用する戦略を持つことが大事なのかな、と思います。

1. 生成AIの「特性」を理解し、使いこなす

生成AIは万能ではありません。得意なこと、苦手なことがあります。例えば、大量のデータからパターンを見つけ出すのは得意ですが、複雑な倫理的判断や、人間ならではの微妙なニュアンスを理解するのは苦手です。

この特性を理解し、「AIに任せるべきこと」と「人間がやるべきこと」を明確に区別することが重要です。

  • AIに任せるべきことの例:

    • 定型的なコード生成

    • テストケースの自動生成

    • 設計ドキュメントのたたき台作成

    • 過去のプロジェクトデータからのパターン分析

    • 複数の技術スタックの比較検討

  • 人間がやるべきことの例:

    • 顧客とのコミュニケーションによる真のニーズの引き出し

    • システム全体のグランドデザインとアーキテクチャの最終決定

    • AIが生成したコードや設計の品質評価と修正

    • 予測不可能な問題への対応と解決

    • 新しい技術やビジネスモデルの創出

2. 「AIをプロンプトする力」を磨く

生成AIから質の高い結果を引き出すには、適切な指示(プロンプト)を与えるスキルが不可欠です。(単純に指示しても良くなく、立派なスキルなんです)漠然とした指示では、漠然とした結果しか得られません。

「AIに何をなぜどのようにさせたいのか」「どのような形式で出力してほしいのか」を明確に、具体的に伝える能力を磨きましょう。

これは、「出来の悪い同僚に明確に指示を出す」考え方です。
曖昧な指示では同僚も迷ってしまいますが、明確なゴールと制約、そして参考情報があれば、質の高い成果を出せます。

3. AIの「誤り」を見抜き、修正する力

生成AIの回答は、時に「もっともらしい嘘」を含んでいます。よくあります。

(というか、生成AIは「答えっぽい情報」を返すもの、と思っておいた方が良いです)

これを鵜呑みにせず、常に批判的な視点を持ち、裏取りを行うことが非常に重要です。AIが生成したコードや設計が本当に要件を満たしているのか、セキュリティ上の問題はないか、オープンソースコードの流用は無いかなど、人間の目による最終チェックは不可欠です。

この「検証力」こそが、AI時代に求められるスキルと考えています。

4. 想像力、課題解決能力を磨く

AIが定型的な作業を担うことで、人間はより高度で複雑な問題解決の機会が増えます。
顧客がまだ気づいていない潜在的な課題を発見し、それを解決する新しいアプローチを提案したり、これまでになかったシステムを考えたりといった、「ゼロからイチを生み出す」能力が差別化の要因となります。

IT業界以外の業界への影響と社会全体への影響

生成AIの影響は、IT業界に留まるものではありません。事務、医療、教育、製造業など、あらゆる業界でAIの導入が進み、業務の自動化が進むと思います。

これにより、多くの仕事がAIに代替される可能性はあると思います。

しかし、これは「仕事がなくなる」と悲観するだけでなく、「仕事の質が変わる」と捉えるべきで、AIによって効率化された時間で、人間はより創造的で付加価値の高い仕事に集中できるようになります。また、人間らしい時間の使い方も可能になると思います。(自分の場合、長時間労働が常態化してるので・・・。

効率化した分早く帰りたい)

新たな仕事の創出

生成AIの普及によって、同時に新たな職種も増えると思います。例えば、AIの学習データを作成・管理する仕事、AIが生成したコンテンツを監修する仕事、AIと人間を繋ぐインターフェースを設計する仕事です。

また、AIを活用した新しいビジネスモデルやサービスの企画・開発もこれまでよりも加速するのではないでしょうか。

社会全体の変革と準備

社会全体として、この変革期を乗り越えるためには、教育システムの見直しや、リスキリングの機会が必要不可欠です。
AI時代に求められるスキルを身につけるための学習機会を増やし、誰もが新しい技術に適応できるよう支援することが重要ですし、企業も従業員がAIを活用した新しいスキルを習得できるように、その企画をし、積極的に投資していくべきと思います。

結論:AIと共に進化

生成AIの進化は、人間にとって大きな挑戦であると同時に、大きな可能性を与えてくれると思っています。
IT業界のエンジニアとして、この変化を恐れるのではなく、積極的に受け入れ、生成AIを「武器」として使いこなすことで、自分や企業の価値を高めることができると考えています。

この変化を恐れて立ち止まった瞬間、将来は明るくないんじゃないかと。

生成AIは、人間の仕事を奪うものではなく、人間にしかできないより創造的で、より価値のある仕事に集中するための「パートナー」と考えるべきで、このパートナーと共に、社会に貢献していく。
そんな将来がきっと近いんだろうな、と思っています。

ようへい

北海道札幌市在住、SEであり3児の父親のようへいです。2018年には一戸建てを建ててから趣味が年々増加中。アウトドア、スケボー、競馬、家庭菜園、、、。思ったことを発信します。「Amazonアソシエイト・プログラム」の参加者です。各種ポリシーはプロフィールから遷移できます



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