🔸内容:
第77回ことば工学研究会の開催
2025年8月25日と26日に、大阪の大和大学で「ことば工学研究会」が開催されました。この研究会は人工知能学会の一部で、今回で77回目を迎えます。さまざまなテーマにわたる活発な議論が行われ、参加者の中にはヨーロッパからリモート参加した発表者もいました。予定を大幅に超えて議論が続く中、私の研究室からは5人の学生が物語生成に関する発表を行い、それぞれが約1時間の質疑応答を含むプレゼンテーションを成功させました。
特に注目されたのは、私の研究発表で新たに創造したキャラクター「山崎光」です。研究会では、言語、物語、ゲーム、SNSなど多岐にわたるテーマが扱われ、参加者の関心を引きました。
次回の第78回研究会は、今年末に東京で予定されています。研究会は1999年に設立され、しっかりとした歴史を持つ伝統ある(AI)研究の場となっており、今後の展望にも期待が寄せられています。さらに詳しいプログラムや情報については、ホームページをご覧ください。
🧠 編集部の見解:
この研究会の開催は、人工知能や生成AIが進化する現代において、言語と物語の重要性を再認識させる機会になりましたね。特に、生成AI技術の急速な発展により、自動生成される物語やキャラクターが増えてきています。
例えば、最近のゲームや小説でも、AIが生成したキャラクターがプレイヤーの感情に影響を与えるケースが増えていて、感情移入がしやすくなっています。このように、AIが物語の創出に関わることで、我々の「物語」をどう捉えるかという視点も変わってきます。
また、偽情報や偽物語についての議論も興味深いです。SNSにおいては、虚偽の情報が氾濫しており、その影響力は計り知れません。それによって我々がどのように受け取る物語が変わるのか、どういった倫理的な問題が発生するのか、など多くの課題が残されています。
背景として、ことば工学研究会は1999年に設立され、長い歴史を有することが驚きです。このような研究が継続して行われていることは、我々の知識を深め、未来の技術に対する理解を深める助けとなるでしょう。次回の研究会も楽しみですね。どのような新しい発見があるか、期待しています!
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キーワード: ことば工学研究会
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